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地方創生について女子大生が学んだこと(徳島県美波町・千葉県市原市加茂地区)

はじめに

今回私はゼミで地方創生について、徳島県美波町・千葉県市原市加茂地区の2つの地域を主に学んだ。そこで見えてきたこととして、地方創生とは本来どうあるべきなのか。それは、都会の真似事ではなく各自の持つコアコンピタンス(強みのようなもの)を生かし、発展させていくということなのではないだろうか。そう筆者は考える。今回取り上げた二つの地域について触れながら、地方創生とは、筆者がどう学んだのか詳しく述べていきたい。

徳島県美波町

筆者の前記事の間接引用となるが、以下の通りである。

東京駅から美波町の役場まで、約6時間。
飛行機も利用するため、非常に都心から遠い

しかし、IT環境が整っており、仕事をしながら都会から離れた港町の田舎暮らしが満喫できる。海があるのでダイビング等のマリンアクティビティも可能だ。

※徳島県は山が少ない土地となっているため、高速通信に適している。そのため美波町はサテライトオフィスの誘致に適しているのだ。


そして美波町は戦争の被害を受けていないため、悪い言い方をすれば「都会のようには発展していない」が、よく言えば「戦前からのノスタルジーが感じられるどこか懐かしい風景」である。



千葉県市原市加茂地区

こちらも筆者の前記事の間接引用となるが、以下の通りである。

東京駅からなら約3時間でアクセス可能だ。
そんな市原市は都会への利便性がある地方なわけだが、あえての逆開発を進めるなどして、より田舎らしさを体感できるようになっている。

逆開発は文字通り、開発を逆におこなう。逆開発は駅前を発展させるのではない。マイカーなんて概念がまだない、鉄道が交通の主役だったときと同じ風景に戻していく。

都会のように発展したところで近隣の千葉駅、また、もっと言えば全国民は本物の都会東京に行くだろう。しかし、あえて田舎を売りにすることで、都心の人々の心を惹きつけるのである。

おわりに

以上のことを通し、両者は、大きくくくれば同じ田舎の過疎地域だが、全く異なっていことがわかる。また、このことから地方創生をする際、田舎=人があたたかい、空気が美味しい、自然が豊かで、となりがちだが、実際は地理的問題やその土地が歴史的にどうであったのか(戦争の被害を受けていないかどうか、など)のコアコンピタンスが眠っているのがわかる。そのため、今回取り上げた2つの地域だけでなく、他の自治体もよりコアコンピタンスを発見し発信していくことで、日本中の地方創生が盛り上がるのではないだろうか

現在、コロナウイルスの流行により、テレワークの発展によるワーケーションや、そもそも現在の仕事を辞め田舎で何か別の仕事に関わる人、それによる移住も目にする機会が多くなった。
都会の利便性を否定するわけではない。筆者(都会生まれ都会育ち)もこの便利な生活が好きだ。しかしながら、時々、勉強やアルバイト(仕事)以外の時間は豊かな自然でゆったりとした時間を過ごしたい、、とも思う。

そんな時代の流れの中で、地方創生として、それぞれの地域が持つ魅力が磨き上げられ、移住者にとっても生活しやすい一定の利便性が保たれれば、より日本人、いや、世界中の人々が好きな土地で好きな生活スタイルを選べる一助ともなるだろう。更なる地方創生の発展を願うとともに、ここで筆を置くこととする。




筆者の前記事


画像はお借りいたしました。

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