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女子大生による徳島県美波町と千葉県市原市加茂のIT環境比較


初めに

本記事は筆者のゼミで勉強したことを踏まえ述べたものである。
「美波町は現在サテライトオフィスに力を入れている。」この言葉を聞いても筆者は本当にそうなのかいまいちわかっていなかった。今回は比較対象である、都会に近い過疎地の市原市加茂地区と比較もしながら実際そうなのか、引用など交えながら美波町のサテライトオフィスについて、そして、どうすればより多くの都会の人々が東京から遠い美波町に移住したくなるのか考察していきたい。
(2021年7月6日の情報です)


1.サテライトオフィス企業の有無

美波町:
19社


市原市加茂:
市が把握している中では特になし。
(立地の補助金を出しているが、現在その補助金が活用された事例もないとのこと。市原市役所の方にお伺いしました。)



2.コワーキングスペースの有無

美波町:
2件

市原市加茂:
検索したが情報無し。


3.光ファイバーケーブルによる高速情報網

美波町:

美波町では、海部郡三町で連携し、平成19年度から地域情報化の整備を進め、町内全域に光ファイバーケーブルによる高速情報網の整備を完了しています。
この高速情報網を活用することで、
1.告知放送(行政情報・防災情報・緊急情報)サービスの提供(提供者:美波町)
2.ケーブルテレビ放送(地上デジタルテレビ放送・BSデジタルテレビ放送 他)の提供(提供者:ケーブルテレビ株式会社)
3.高速インターネットサービス(インターネット通信・光でんわ)の提供(提供者:株式会社STNetエスティーネットの3つ)のサービスを提供しています。


市原市加茂:
個人で手配する模様


4.5G環境(NTTドコモさんで検索)

美波町:

画像2

市原市加茂:

画像2



まとめ

これらのことから、徳島県の過疎地美波町と、都心部に近い過疎地市原市加茂のIT環境における現状の比較ことからわかることは以下の通りだ。美波町は5Gのエリアではないものの、サテライトオフィスを活用する際に必要となる通信など街全体でもサポートしてる点などから、サテライトオフィスに適していることがわかる。また、コワーキングスペースが2件もあることからも、テレワークがしやすいのではないだろうか。しかし一点惜しい点として、これだけサテライトオフィスをウリにし誘致しているのならば5G環境も整っていた方が良いかもしれない。それについては国や携帯電話の会社によるものであると考えるため、仕方のないことではあるかもしれないが、今後そういった環境も改善されていけば、より美波町のアピールポイントにもなりうるかもしれないと考察する。

しかしながら、実際に都会から移り住み、生活をすることを考えた際、IT環境の充実だけで判断できるものでもないだろう。特に美波町は同じ過疎地の千葉県にある市原市加茂と比べ、都心からor都心へのアクセスが容易ではない。それらに加え、他の筆者の記事も参考にしていただきたいが、周辺の施設であったり街全体の発展に関しても改善の余地はあるだろう。ひとまず今回の筆者、ネッコはここで筆を置かせていただくこととする。


参考サイト


https://satelliteoffice.town.minami.lg.jp


写真はkentaro55様のものをお借りしました。
お電話で親切にご教示してくださった市原市役所のご担当者様にも重ねてお礼申し上げます。

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