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今日は特別な「猫の日」

今日は「猫の日」2月22日。

西暦の年数を一緒に見てみると「2022年2月22日」

ん??


スーパー猫の日!?

もうほかのメディアやニュースでも見たり聞いたりしている人も多いと思いますが、今年の猫の日は2が6つの「スーパー猫の日」と呼ばれています。

「にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃーん!!」とにゃんを何回言ったかわからなくなってきますね(笑)

ゲシュタルト崩壊しそうな、、
(そこまではいかないか)


前回のスーパー猫の日っていつ?

気になったのが、前回のスーパー猫の日っていつだったのだろう?と。

現在は西暦2022年ですが、2が6個になる日は「1222年2月22日」です。

なんと800年前!?
なにやら現代の時間軸を遥かに超えた年数でポカァーンとしてしまいます。

少し調べて見ました。

西暦1222年2月22日を和暦に直すと、グレゴリオ暦では「承久じょうきゅう4年正月(1月)3日」です。

私は承久じょうきゅうなんて聞いたことない年号ですが、時代は「鎌倉時代」のようです。

鎌倉時代と言えば、中学生の社会科の歴史の授業で習う馴染みのワードで、江戸時代から遡ると、江戸時代 ⇒ 室町時代 ⇒ 鎌倉時代となるので、ここに来てやっとどれだけ昔のことなのか実感しました。


世間は「スーパー猫の日」にあやかりムード

毎年2月22日が近くなると、猫の日にちなんだイベントの開催や限定グッズ、お菓子の販売、動物愛護団体の啓蒙活動などが盛り上がる時期です。

今年のスーパー猫の日は、世の中の気合の入り方が違うようですね。

朝のニュースで見たのですが、今年の猫の日にまつわる経済効果は、なんと2兆円に上るという試算が出ているようです。

考えられる要因として、

  • スーパー猫の日の特別需要

  • 近年の猫ブームで飼育頭数が増加

  • さらに新型コロナの影響で巣ごもりからくる猫と接する時間が増加

など、盛り上がる要素が例年以上にありますね。

ペット関連のビジネスや商売をしている人たちには、今年の「ネコノミクス」を逃すまいと大盛況しているようです。


カルディコーヒーファームの「猫の日バッグ」が大人気!

個人的に毎年気になるのは、カルディコーヒーファームの「猫の日バッグ(数量限定)」です。

猫柄とカルディーのロゴ入りのかわいいトートバッグと、その中には、猫の日にちなんだパッケージのお菓子やTea、それにシュガーポットなどの入れ物も入っていて、このワンセットをゲットできたらそれはもう、猫好きの人にとって幸せな時間を過ごすことができますね。

毎年この猫の日バッグは人気過ぎて即完売になることから、いつしか事前抽選販売となっていました。

近年フリマアプリの盛況ぶりもあって、転売防止の意味もあるのかと思います。


猫の日に伝えたいこと

ネコノミクスで大きな経済効果が見込める中、少しチルアウトして考えたいことがあります。

幸せな猫ばかりではない現実

猫自身にフォーカスして、ニュースでは伝えきれていない、保護猫や猫の殺処分問題、虐待問題などの社会問題に目を向けてほしいと思っています。

みなさんの家庭で一緒に幸せに生活している猫と、そうでない猫が居るということ。

全国の殺処分数

環境省のデータによると全国の猫の年間殺処分数は、平成19年度の統計では約20万1千頭で、令和2年度は約2万頭となっています。

年々減少しており右肩下がりの傾向ではありますが、それでもまだ約2万頭の猫たちが殺処分されている現状があります。

殺処分に行き着く経緯は様々ありますが、寿命を得て生涯を終えることと、人の手によって殺処分されることは全く違います。

闇業者の存在

先程の環境省のデータに上がっている頭数はあくまで動物愛護センターに届けられた数字です。

動物愛護センター以外に殺処分しているところがあるの?と思ってしまうのですが、違法に闇処分をしている悪質極まりない業者の存在もあるのが現実です。

この闇処分の背景には、悪質ペットショップで売れ残った動物や、悪質ブリーダーのふるい掛けによってペットショップへの商品(個人的に商品と言えません)にできなかった動物を、「引取屋」という闇業者にお金と引き替えに処分を依頼しているのです。

当然、ここで処分されてしまった頭数は表に出ることはありません。

引取屋が行う動物の処分方法

引取の依頼を受けた闇業者は、1匹数千円から数万円で引取ります。
表の顔向けは、その費用でしっかり面倒を見ることを建前としていますが、実際はとても酷いことをしてるのです。

山中などの人があまり立ち入らないようなところに集積所のような小屋を作り、その中にはとても狭いケージが山積みされて犬や猫が閉じ込められ、出ることもできず、フードもろくに与えられず、病気をしても病院にも連れて行ってもらえず、そのまま死を迎えるまで出してもらえないことが多いようです。

これこそ飼い殺しの現実です。

また、酷いところでは、生きたまま火の付いたドラム缶に放り投げられ焼却処分をするなど、人間のやることとは思えない残酷な処分を行っているところもあるのです。

「殺処分をゼロに!」を掲げる前に

普段何気なく猫のことを見ている方も、少し深堀りしてみてください。

今はインターネット環境があるので、PCでもスマホでも簡単に調べることはできます。

猫に関することはどんなことでも良いと思います。

大切なのは、隠れている問題に「興味関心を持つこと」です。

社会問題、動物問題の解決には、まず私たちみんなの興味関心を持つことが必要と考えています。

今日という猫の日に、大人も子供も少しだけ視線を足元に向けてみてください。

何か心に刻まれることがあるなら、そのときの気持を大切に、またどこかのタイミングで思い出してみてください。

その気持が次の行動につながることで、小さくでも少しづつ動物に対する考え方が変わってくると考えています。

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