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丈夫なわけ/人生初の決意

健康管理に対する意識はかなり低いほうだ。

なんて自慢にも何もなりはしないが、自分の体調に常日頃から気を配るという習慣が私にはない。1日の歩数も知らず、体重も計らず、健康診断を最後に受けたのが5年前という体たらく。

それでもこの5年間、切羽詰まった不調を感じずにここまで来た。生まれつき丈夫にできているのだろうが、もしかすると私の食の好みが体に良い影響を及ぼしているのかもしれないとも思う。

と言っても、朝は五分粥、昼に蕎麦、夜は玄米と茄子の焼き浸しなんて、そんな精進料理みたいなお品書きとは全然違う。昨日の朝はコーヒーとクッキー、昼はチキンラーメン、夜は親子丼のご飯抜きを食べたあと、柿ピーをつまみながらチューハイを2本飲んだ。

どこが体にいいのかとお叱りを受けても仕方がない。私が言うのは食事の内容ではなく、そのタイミングと量である。

私は間食をしない。好きではないという理由から、おやつになり得るスイーツが家にないのだ。また胃を長く空にしておくと調子がいいため、夜のだらだら食いもない。翌朝のクッキー1枚を食事とカウントするならば、飲食しない状態で12時間を過ごしている。カウントしなければ昼まで16時間は胃が軽い。

これは何も健康を意識してのことではなく、このような食のスタイルが私の気持ちに合っているからだ。16時間ぶりの食事に激辛担々麺を食べるのだから、お世辞にも胃腸にやさしいとは言えない。

1日2食の生活はかれこれ20年続いている。20年前に買った服をいまだに着ているのは、体の幅がさほど変わっていないからだが、新しい服ぐらい買いなさいよと思わぬこともない。ズボラな健康体。それが私。

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