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「#noteフェス」セッションのゲストってどんな人?(5)龍崎翔子さん✖️鳥羽周作さん

noteを開くたび、トップに大きく出ていますよね。

noteクリエイターズフェスティバル!

9/2〜9/5の4日間、オンラインで行われるトークセッションイベントです。
登壇されるゲストを少しでも知っておけば、トークを楽しめるというもの。

私はむかしから世情に疎く、芸能人同士の離婚騒動を聞いて、「あの二人結婚してたの!?」と驚くこともしばしば。
フードや出版、教育、経済など各界の最新情報も、もちろんことごとく頭から抜け落ちています。なのでイベントを視聴する前に、せめて登壇者のプロフィールを少しでも予習しておきたい。

似顔絵も描いて楽しく勉強しよう!という私の試みで続けているシリーズです。
おつきあいいただけるみなさまに感謝。


フクイチさんの、このタイムテーブルがとても見やすいので、前回に続いて引用させていただきます。

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coming soon になっていた枠が埋まり、すべての登壇者が決定しました!バチバチバチ。
9/5の最終枠は、note経営陣の加藤さんと深津さん。noteフェスのしめくくりにふさわしいお二人ですね。


これまでの猫耳予習記事では、9/2〜9/3の前半4枠を紹介させていただきました。
9/3の21時からはこんな企画があります。
「noteフェス前半戦を岸田奈美さんと振り返る中間セッション」!

岸田さんはnoteフェスの応援団長です。
前半戦のおもしろかったポイントを、noteプロデューサーの徳力基彦さんと一緒に振り返ってくださいます。
岸田さんの視点で眺めるnoteフェス。ぜったいおもしろいはず。期待しましょう。



さて、今回紹介させていただく登壇者は、このお二人です。
ホテルプロデューサー・龍崎翔子さんと、レストラン「sio」オーナーシェフの鳥羽周作さん。


龍崎翔子さん

北海道、大阪、京都など、全国5ヶ所のホテルをプロデュースする龍崎さん。

話題になったのがこちらの記事です。

「未来に泊まれる宿泊券」を購入できるプラットフォーム「CHILLNN(チルン)」を公開。利用客がコロナ渦の施設を直接支援できる仕組みです。
調べてみると、私の住む岡山県でも倉敷市の3つの宿泊施設が参加していました。

CHILLNNには「ホテルシェルター」というプランもあります。医療に従事している、家庭内トラブルを抱えているなどの理由で、自宅で家族と生活することに不安をかかえる人のためのもの。
1泊3000円からと低価格で、全国150以上の施設から選ぶことができます。


龍崎さんは1996年生まれの24歳。
ホテル経営には学生時代から着手していたそうで、その背景がとても気になる。

去年のインタビュー記事を見つけました。

("She is" webサイトより)

小学生のころ、家族でアメリカ横断旅行をした龍崎さん。各地で泊まった変わりばえのないホテルにがっかりし、自分でホテルを作りたいという思いが芽生えたそうです。当時の夢は「ホテル王」!

「人間が想像できることは、実現できる可能性があるということだ」とご両親から言われて育った龍崎さんには、早くも明確なキャリアプランがありました。
<東大→ハーバード→ホテル経営>

中学受験に失敗し自信喪失するも、軌道修正して見事東大に合格。起業のために1回生からOBの手伝いで商品輸出の仕事をします。それがうまくいかず、「こんなことではホテルなんて無理」と、一時は広告業界へのシフトチェンジも考えたとか。

ホテル経営の道に戻ったきっかけは、Airbnb(宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイト)との出会いでした。実家のひと部屋を貸し出したら軌道に乗り、もっと効率よく運用できないかを考えるようになったそうです。

Airbnbって、貸し出す家が点在していると、ゲストに鍵をわたしたり清掃したりする作業が大変になる。しかも、旅館業の認可がないとグレーな部分があって。じゃあ、旅館業の認可があって、まとまって部屋がいくつかある場所ってないかなって考えたら、「それって普通にホテルじゃん!」って気づいたんですよ。それから不動産を探し始め、ホテルをやるというところに至りました。雪だるまみたいに、ゴロゴロ転がしているうちに大きな雪玉をつくれたんです。

転がり出した雪玉はとどまることを知らず、北海道・富良野の「petit-hotel #MELON 」を皮切りに、大阪と京都の「HOTEL SHE,」など、5つのホテルを経営プロデュースするに至りました。


「夢はホテル経営ではなく、世の中の選択肢をもっと増やすこと」とインタビューでおっしゃっていた龍崎さん。
「ジャケ買い」されるほどの世界観を持つホテルを今も作りつつ、彼女の目は新たな選択肢の創造へと注がれているようです。


龍崎翔子さん文字



鳥羽周作さん

レストラン「sio」のオーナーシェフを務める鳥羽さん。

2周年おめでとうございます!


noteフェスの紹介プロフィール欄を読んでびっくりしました。

Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、32歳で料理人へと転身した異色のシェフ。

なんですって!?異色すぎる。


インタビュー記事を探しました。2018年8月のものを発見。

("ヒトサラ" webサイトより)

鳥羽さんが料理人になろうと思ったきっかけが、ここに書いてありました。

Jリーグの練習生を辞めて小学校の教師をやっていた頃、テレビで同い年の選手が出ているのを見て、「自分の方がうまいのに……」なんて思っていた時期がありました。ある時、それがすごくダサいことだと気づき、何か違うジャンルで輝こうと思ったんです。

ご両親が料理をなさっていたのと、ご自身が北欧の家具が好きだったことから、まずは代官山のカフェに勤務。場所柄プロのシェフの来店が多く、もっと本格的な料理を自分で作りたいと思い、一流レストランに転職したそうです。

「sio」は元従業員だった人気店を、鳥羽さんが店ごと買い上げてリニューアルしたもの。料理人の労働条件の改革や、器、デザイン、BGMへのこだわりなど、追求したいことがたくさんありました。


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すみません。写真があまりにかわいいので、サイトからお借りしました。

「sio」って、「しゅうさく いつも おいしい」の略なんですって!ロゴはくまモンのデザイナー、水野学さんによるもの。(文字も。かわいい)

右の、シグニチャーのマカロンが載った、重なる葉っぱのような黒い器は、プロダクトデザイナー鈴木啓太さんの作品を3Dプリンターで作成したものだそうです。


「独立したら、自分の好きなように何でもできる」と思っていた鳥羽さんですが、実際に始めてみると、「お客様や従業員のために何ができるか」をいちばんに考えるようになりました。

以前はスタッフに色々と求めてしまうことが多かったのですが、今は強要はせずに、尊重し合うようになりました。お店をマンパワーで引っ張るより、皆で一段ずつ階段を登っていく方がチームとしての結束力が高いと気づいたんです。

自分の店を持ちたい人、シェフとしての腕を磨きたい人。それぞれの夢の実現を尊重し合える環境づくり。

お客様に対しても考えは同じで、舌の肥えた人も、ただ美味しいものを食べに来た人も、みんなに食事を楽しんでもらいたい。

それぞれのお客様が何を求めているか、どうしたら喜んでもらえるか。相手を尊重して考えることが大切だと思います。【sio】では、お客様が気楽に料理を食べられる格好で来てくだされば、スーツでも、Tシャツ短パンで来ていただいても構いません。

ただうまい料理を出すだけではなく、食べたあと家に帰って幸せな気持ちのまま眠ってもらえたら嬉しいと鳥羽さんはおっしゃいます。

人を楽しませることって、技術のもう一歩先にあるんです。レストランにおける、肉の火入れがうまい、魚をおろすのがうまい、といった自分の技術自慢では、お客様は喜ばない。そのもう一歩先にある、お客様に対する「愛情」があって初めて技術が活きてくる。技術は技術でしかなく、どう使うかによって初めて価値が生まれます。


外食が思うように楽しめない今、鳥羽さんはレストランのレシピを無料公開されるという取り組みを続けていらっしゃいます。

来月、この「#おうちでsio」シリーズのレシピ本が発売されるとのこと。

鳥羽さんの吹き出し。「易しく作れて、優しい味っす!!!」
最高の笑顔ですね。


鳥羽周作さん文字



モデレーターは最所あさみさん。小売業界の革新について積極的に発信、note for shoppingのディレクターも務めておられます。

最所あさみさん文字



観光と飲食それぞれの領域で新しい体験価値を生み出しているおふたりに、消費行動が大きく変化するこの時代をどう捉え乗りこなしていくか、お話いただきます。

龍崎さん、鳥羽さんのお二人に最所さんも加わることで、きっとおもしろいアイデアが生まれるに違いない。視聴者の私たちも、エキサイティングな現場に立ち会えそうですね。


視聴は無料です。事前にメールアドレスなどの登録が必要なので、上の記事からお申し込みくださいね。

みんなで夏のnoteフェスを楽しみましょう〜!

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。