わたしがよく使うお道具
ご覧いただきありがとうございます。
今回はわたしがfimoで作品を作る時のお道具をお見せしたいと思います。
粘土造形をどなたかに習ったわけではないので、あくまでもわたしの場合という感じでご覧いただけたらと思います。
作るものによってお道具類は変わりますが、机の上に常備しているものは、
“ガラス製の作業台”
A4ほどの大きさのガラス板です。これはスクラップブッキングのお店で見つけたスクラップブッキング用の作業台です。カッターなどの刃物を頻繁に使うので台の表面に傷がつきにくく、ローラーなどで板状に伸ばしたfimoを剥がしやすいのです。また、とてもカラフルなfimoの色が台表面に残っても軽くティッシュ等で拭き取りきれいに作業を継続できます。
“クレイローラーその他”
ごく一般的な柔らかくふわふわした粘土にはもしかしたら必要ではないのかもしれませんが、fimoはわりとしっかりとしたコシがあるため練り込むという作業は少量であっても力が必要な場合があります。
“造形しやすくする”
“デザインに必要な色をつくる”
などのためには、少量ならクレイローラー、量によってはパスタマシーンを使います。
クレイローラーは木製やプラスチックなど色々な材質のものがありますが、おすすめはステンレス製かアクリル製のもの。わたしはアクリル製のローラーを使い続けています。ある程度の重さががあると練り込み時につぶしやすくなるからです。そして、違う色を使い終えるたびのお手入れがしやすく、作品作り時のストレスも感じません。(あくまでもわたしの場合です。)
また、ローラーを使う時に行う作業のひとつとして板やシート状に形を作る作業があります。その場合に、できる限り均一な厚みにするのですが、その時にあると便利なものとして“タタラ板”というお道具があります。↓のように2枚1組で厚みの同じ板がそうです。でも、同じ厚みのものが2枚揃っていれば問題はありません。例えば、同じ厚みのハガキを同じ枚数重ねて作りたい厚みに調整して使うこともできます。
そして、とても便利なお道具としてパスタマシーンがありますが、とても繊細なお道具でもありますので慣れてから使い始めることをおすすめします。
“カッター又はスライサー”
いわゆるカットするための刃物ですが、何はともあれとっても大切です。
わたしがfimoで作る作品には、かならずミルフィオリと呼ばれている金太郎飴のようにどこをカットしても同じ模様が出てくる細工棒をfimoのみでひとがらひとがら作るわけですが、そのミルフィオリをカットしたりスライスしたりする際に特に必要となります。基本の動作すら試行錯誤していた頃は訳もわからずカッターの刃を使っていました。しかし、カッターの刃だと厚いのでせっかく完成したミルフィオリの模様が切ると同時につぶれてしまうのです。そして、うまくカットできても刃をパキパキ折るための溝に外側の色がくっついてしまいカットした模様表面に凸凹まで出来てしまいます。ということから、薄くてフラットなカッター(スライサー)を手にした時は感動的でした(*^^*)
“ノギスと金定規”
これはミルフィオリを作る場合の必需品です。シンプルなデザインなら目分量でもできますが、きっちりデザイン通りに作りたい場合は特にあると安心です(*^^*)
ミルフィオリを作る時によくある手順は、“直径◯◯センチの円柱にする”とか“1辺◯◯センチの四角柱”や“◯◯ミリの厚みのシートを作る”“◯◯センチまで均等に伸ばしたら◯等分する”などですので、図るお道具は必需品なのです。画像にはないですが“軽量計り”もあるととても便利です(*^^*)
ご紹介したお道具を使って練り込み、色同士を混ぜて新たな色を作り、組み立て、図ってはカットし、組み上げていくことを繰り返すと
例えば、こんな模様が出来上がり、更にカットして組み立てると
このような模様となって完成したりするのです。
最後にはfimoはオーブンクレイという種類であるため、空気乾燥することがないので、電気オーブンで加熱仕上げをします。
加熱仕上げ後は、色あせや変形もほとんどなく水分にも強い素材へと変身するのでfimoを使った作品制作はとても幅広くたくさんのジャンルに適応できるものとなります。
未だに試行錯誤を終えられない魅力的なこの素材のほんの1部分をご紹介していこうと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。
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