半夢半醒間夢見誰
和訳:うつらうつらと誰の夢を見る
大叔父の四十九日で眠たくなった。
叔父が眠らせたようでちょっと嬉しかった。死を受け入れられないから眠たかったのかもしれないが。
結婚式のご祝儀を間違って199999円振り込んで、縁起でもないからって当日1円玉をくれたこと。
結婚式の名簿、名前の漢字を間違えたから急いで電話で謝ったら、「そんなことはどうでもよくて、あれはどうなったー?」と本当に気にしない人だったこと。
東京でおすすめの観光地は?と聞いたら「うーん浅草寺の大提灯は見て欲しいね〜」というから見に行くと、大叔父が働いていた会社の名前が書いてあったこと。
結婚しても就職先が決まっても、研究しないの?大学院行ったら?学者になると思ってたんだけどなぁと言ってくれていたこと。
家系図を見たい、と言ったらわざわざ調べて書いて送ってくれたこと。
何を考えているか最初は掴めなかったけれど、大体「学者になって欲しい」「台湾好き」「また会いたい」の三つが要点だったこと。
、、四十九日なんてしょうもないとか言いそうだなぁ笑 何故か今更半泣きになりながら書いている。
男性には一人称が「わし」なのに、女性やちょっと遠い人には「ぼく」なこと
冗談なんて息子や甥たちには言ってなかったこと
褒めずに説教から始まること
でも的を得ていること
など法事では色々な話を聞けた。
どうやら自分から電話をかけていたのは私だけだったらしい。
他の人たちには何の脈略もなくかけていたとのこと。(自分からかける私は優等生と言われた笑)
会いたいと思った時にかけてたんだろうなぁ。
自宅の2階で倒れ、3日後に見つかったそう。意識はあったらしい。
免許も自主返納、施設に入らなきゃ、、と言いながら、話すスピードは私と同じくらいだし、iPhoneは使いこなし、paypayも利用。
頭は働くが体が衰えた、というところなのか。
3日間、何を考えていたんだろうな。その中に私のことも浮かび上がっていたかな。
おじさん、学者はどんな形だろうとなりたいし、台湾はよく行くし、ずっと忘れないですよ。
親戚って、母の祖母関係、父方とかあるけれど、そこら辺は皆真面目で、基本本音は話せない。つまり両親にも話せないことは多い。
どんな変なことを言っても嫌な顔せず話を続けてくれるおじさん、いなくなっちゃって寂しいな。
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