色即是空 空即是色
今の時期、春から夏にかけて先生、祖母、大叔母と三回忌がやってくる。
先生は心臓病、祖母はがん、大叔母は縊死だった。
私を理解してくれていた数少ない人たちが一気に亡くなっていった。
…
ちょうど心身を崩して引きこもっていた頃に先生や祖母が亡くなり、ゼミの転向に奮闘、何とか就活を始めた矢先に大叔母が自らの手でこの世を去った。
本当に本当に、みんないなくなって。
自分も十分に過酷な状況だったけど、それ以上に一緒にいてあげられなくて、辛かった。
…
先生、会いに行けなくて、連絡が途絶え、最期まで心配させてしまった。
祖母、一緒にいれば、どれだけ楽にさせてあげられたか、わかっているのに、どうしてもいられなかった。
大叔母、もっと連絡を取って、一緒にいて、親戚に少しずつ理解を得れば、必ずもっと生きられた。
みんな、間に合わなかった。
…
でも、死を悟った時、寂しかったのは知っている。
なんで、気づいてしまうのか、なんでわかってしまうのか。
そんなことは、一ミリも思っていない。
私を理解してくれたように、私も彼らを理解していたのみ。
彼らの魂を繋ぎたい。
…
天国でみんなで楽しくお話ししていたらいいな。
何年先になるか、わからないけれど、その時は「後日談」を手土産に持っていこう。
ああ、猫さんたちが先にいるね。
もふもふしながら桜の木の下でゆっくりお茶を飲んで、また。
追記
私の自己紹介(固定してある分)を読んでいただいた方はわかるかもしれませんが、先生が亡くなった時の「テーマ曲」があります。(祖母たちはショックからかほとんど記憶がありません、、)
他人の歌を追悼歌と言ってよいのでしょうか。
辛すぎてお通夜以降、聴いていませんでした。
久しぶりに聴いてみようと思います。
追記2
中学生の頃、部活の先輩を亡くしました。
その時のテーマ曲もあったので追記。
若すぎる死、同級生や先輩の声に傷つき考えさせられた中での追悼歌です。
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