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「年なんて関係ない」は、経歴があるからでしょ?って思ってた

年なんか関係ない

こんな文面を見るたび、「そりゃあなたには経歴もあるし、成功してるからでしょ?結果論じゃん」と、読みかけの本を閉じてテンションの上がる音楽を聴き始め頭の中からその言葉を消していました。

それでもなんだか煮えきらなかったのはわたし自身年なんて関係ないと言いたかったからだと思う。


わたしがフリーランスになったきっかけの1つは年だったんです。わたしは理学療法士というリハビリの仕事をしていたのですが、結構体を使う仕事でして。一年目の冬には腰も痛めていまだにストレッチや筋トレをサボると痛くなる…。そうしてだんだん経験年数を重ねた時に

・この仕事を何歳までできるんだろう
・体力的にだんだんしんどくなるんじゃないだろうか
・本当にこのままでいいんだろうか

と、考え始めるようになりました。


そして、30歳を過ぎた辺り、後輩が海外に語学留学をするため職場を退職したんです。職場で結果も出していた後輩がパッとそれを手放して海外へ行く。わたしは机の角に足の小指をぶつけるくらいの衝撃を受けました。地味だけどあれかなり痛いですよね?爪はがれたんじゃないかと思うくらい、しばらく動けない…そんな衝撃でした。

その時、「もうわたしは今やらなきゃこの後の人生で踏み出すことはできないな」って思いました。入職当時は「もうこの場所で定年まで居続けるんだろうな」と思ってたくらい保守的だったので、そんなわたしがフリーランスになるという選択はパラシュートなしで空から海に飛び込むくらいの決断だったんです。


でも、自分は保守的だと思ったからこそ、ここで動かないと34、5と歳を経たらもう諦めてしまうだろうな。と、直感して。


なぜこんなに歳を気にしてしまったのかと言ったら、わたしが学生時代に自分の生き方を自分の気持ちというフィルターをかけずに選んでいたからだと思うんです。医療系なら安定しているし、親も安心するだろう…と。だからずっと、


「もっと学生の時に自分の生き方を考えていればなぁ」


なんて、昔の自分を責めてしまっていたんです。あなたも思い当たったりしますか?


思い当たっても自分を責めないでください。だって、わたし達は社会からこう刷り込まれて生きてきたんです。

「○○系の仕事では食っていけない」

「35歳を過ぎたら転職できる確率が一気に下がる」

「40代からの転職はなにかしらの強いスキルがないと厳しい」


そんなことを言われたら、安定を求めてしまうし、歳を気にしちゃうじゃないですか?ネットでも親にも同僚にもこう言われ続けてたらそうなんだ…って思っちゃうんですよ、人間って。

だから、歳関係あるでしょ!と、思っていた頃のわたしは「社会は年齢を気にするから年齢が高くなったら求められない」という感覚だったんです。


でもフリーランスになってみて思うのは年齢で求められることってないんだな。という感覚でした。


自分の提供するものとお客さんが欲しいものがマッチするか。


これなんです。だからそこに年齢は全く関係ないんです。若くても年齢を重ねていてもあなたがいいです!と言ってもらえたら。もちろん、自分ができることを最大限提供するのは前提ですが。


例えば、あなたが絵が欲しい!と思ったとします。片方は中学生が描いたけどめちゃくちゃ自分の好きな感じの絵です。もう片方は有名な大学で絵を勉強して絵を描き続けている50代の画家さん、でも自分の好みでは全くありません。あなたはどちらの絵を買いたいですか?

こういうことなんです。

会社の場合、若い人を育てたい、会社の人件費の考え方や若い人の多い職場なら人間関係が上手くいかないかも…という理由で断られることもあるかもしれません。でも、もしそういう会社に入れたとしてあなたは幸せでしょうか?歳は関係ありません、あなたを必要としています。そう言ってくれる会社に勤めたいな~とわたしなら思います。探してもないなら自分で仕事を作ったっていいんです。

そして!年齢が関係ないんだと思ったら、これから先もっと自分には可能性があるんだ!と思えました。わたしが興味を持ってできるようになったことがあればそれをどんどん必要なクライアントさんにも提供できるからです。自分が楽しいと思えることを提供できて相手にも貢献できたら絶対仕事が楽しくなる。

なにもかも手放さなくてもいいんです。フリーランスになって上手くいかなくて再就職できなかったら…と思うなら副業から始めればいいし、そのまま副業として続けてもいいし、副業を経てフリーランスになってもいい。


上手くいかなかったら続けてもいいし、辞めてもいい、違うことを始めたっていいんです。それはあなたの意思なので誰になにを言われてもあなたがしたいようにしていいんです。

わたしも医療系から全然畑違いのwebのフリーランスになって今はコーチと変わっています。

だから、年齢という枠に囚われず挑戦したい気持ちがあれば小さくても一歩を踏み出してみませんか?


最後に、なぜ今日この話をしたかと言ったら、ふらっと立ち寄った本屋でパラパラとめくった本に体験談が載っていたんです。

今までは歳なんて関係ない!と言ってる人たちはきっちりスーツを着て、経歴があってという人たちが多かったように思います。(インタビューや本だとスーツで、と決まっていたのかもしれないけれど)でも、わたしの読んだ本の人たちは20代〜50代など年齢も様々ですごい経歴がある訳でもなく、大きな志があったりしたわけでもなく、どこか社会に疲れてしまって仕方なくフリーランスになったような人たちが多かったんです。


でも、そんな等身大の人たちを見て勇気をもらえました。

経済的に成功してキラキラしている人たちを見てやるぞー!とモチベーションが上がる人もいると思います。でもメンタル豆腐なわたしはうわぁ、わたしには無理な世界だぁ…と思ってしまった。あなたはどうですか?


もしわたしと同じなら、そんなわたし達はキラキラしたストーリーよりすごい経歴もない、平凡だけど現在進行形で挑戦している生の声の方が勇気をもらえると思うんです。

だからわたしもこれを読んでくれているあなたに勇気と挑戦できるんだという希望を持ってもらいたくてこの記事を書いています。


年齢を気にしてしまって一歩が踏み出せないなら、わたしの体験談でよければお話ししますし、相談にものりますので公式LINEより気軽にお声がけくださいね。感想などもお待ちしてます!



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