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23 身体を押し上げる小指の存在

こんにちは。ネコのあられです。
みなさん、ルルベでは5本の指を全て使えていますか?
 
5本の指を全て使おうと思っても、長さが違うからなかなか難しいですよね。
どちらかというと親指側の方がメインになっていませんか?
でも、その使い方をしていると外反母趾になる危険性が大なのです。
 
何故かというと、小指と薬指の骨だけが、かかとの骨につながっているからなのです。
 
ビックリしましたか?
5本の指全部がかかとの骨につながっているわけではないんですよ。
「それが何か?」 と思われるかもしれないのですが (^^;)・・・・・
 
今日はまたまた、超マニアックだけど、知るとルルベが安定するようになると思う!ってことを語ってみますね。フフッ。
では、始めますね。
 
まずは、足の骨格。
指の長さは人それぞれ違いますが、5本の指が並列に並んでいるように見えますよね。

指の長さが違うからポワントの指の間に詰め物した方が良いと、アドバイスをしている人もいますが、そうすると、指の自由が効かなくなるし、長時間履いているとその部分が痛くなってしまいますよね。
 
でも、実は、長さが違うから足の形が立体的になって、本当は立ちやすくなるんですよ。
 
説明して行きますね。

 
足の骨格は2重構造になっていて、<親指側から中指までの3本>のパーツと<小指と薬指>のパーツとに分かれているのです。
そして、<小指と薬指>だけが、かかとの骨につながっているんです。

上の図、分かるでしょうか?
 
親指側から中指までの3本は距骨につながった状態で、かかとの骨の上に乗っかっています。
つまり、小指と薬指の台座の上に親指側3本が乗っているという状態なのです。
2階建てのような感じで、足の形が立体的になり土踏まずが出来るというわけなんです。
 
立体的なイメージができますか?
この2重構造を意識して、まず普通に立ってみると土踏まずがググッと持ち上がって足首も締まる感じがしませんか?
O脚やX脚の方は、この構造を理解して足元の立ち方を変えるだけでも、膝下が矯正されてくると思います。
 
 
このような構造なので、ルルベをするには
小指と薬指側が最初に起動していかないと、かかとが上がらない仕組みになっているんです。
 
親指側が先に頑張ってしまうと、だんだんと外反母趾になっていくのは、そのためなのです。
 
逆に、小指と薬指側が最初に起動すると、床をしっかりと踏んで上がっていく手ごたえを感じるはずなのです。
 
親指側の3本は、かかとの骨の台座の上から補助の役目として床を支えるという感覚です。
 
指の長さが違うから、ルルベすると足の形を立体的に作ることが出来ますよね。
強くてとても美しい形になると思います。
 
 
「骨格」 の力の伝道としては、小指と薬指とかかとの骨のパーツは、お尻から腰へとつながって行きます。

親指側と距骨のパーツは、内ももからお腹へと力が伝道して行きます。

つまり、身体の前面と後面が足元(Foot)から支えられるというわけです。

ルルベするとしたら、パラレルよりも足の形を外に開いた1番の方が、よりつま先の立体感を使えて立ちやすくなりますよね。
だからつま先だちが必要とされるバレエは、足を外に開くという形が生み出されたんだと、あられは思うわ。
 
タンジュする時も小指と薬指を使うと、かかとを前に出しやすくなるのでターンアウトしやすくなりますよね。
つま先の形もキレイになると思います。
どうですか?
これだと床をしっかりと舐めてポイントに運べますよね。
 
 
では、ここから更にルルベ強化ね。
 
骨格のつながりが分かったら、次は足裏のゴムのイメージです。
「教室4」で、足裏を 「八の字」 をイメージして引き上げるという説明をしたのですが、憶えているかしら?
 
足裏に「八の字」 をイメージすると更に土踏まずが引き上がりませんか?
そして、足裏で長いゴムを踏んでいるとイメージしたら・・・・・・・

小指側・親指側、それぞれ反対の 「くるぶし」 に向かってゴムを引き上げるようにするんです。
そのゴムは、「くるぶし」 で終わらずに上へ上へと引っ張って行って下さいね。


「教室14」~「教室16」
では3回に渡って、強くて美しいつま先になる為について書いたのですが、今回の「指のパーツのつながり」について分かると、理解しやすくなると思います。
いつもマニアックになっちゃって、ごめんなさい。
もし良かったら、そちらの方も、参考にしてみて下さいね。
 
じゃぁ、今日はここまで。
またお会いしましょうね。
バイバ~イ♪

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