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4 軸を強くする1回目 中心軸と足裏のつながり

ようこそ ♪
イメージするだけで上達する 「あられちゃんのバレエ教室」 です。

前回はターンアウトから中心軸を考えてみましたが、これから3回に分けて、軸を強くする方法を説明していきますね。

では早速!

1番からパッセに立った時、中心軸は、軸になる足の方に移動しますよね。

背中の「脊柱起立筋」は軸足につながります。


でも実際やってみると、軸の取りやすい方、取りにくい方ってあるわよね。
特にポワントを履いたら、足首の弱い方とか、脇の弱い方とか色々左右差が出てきませんか?
なんか、その部分がまとまらないというか、力が伝達できないというか、そんな感じよね。
でも弱いと思っている方は、本当にその部分が弱いのかしら?

多分ね、あられが思うには、土踏まずと中心軸のつながりが甘い、つまり土踏まずに上半身が乗り切っていないだけだと思うの。

まず今回は、足元から見ていくわね。
バレエで立つ時は、足裏の3点とよく言われているわね。
赤い丸が3点の位置、そして、その内側が土踏まずね。

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何故そんなことができるかというと、この足裏の筋肉の中には、さらに『腱』があってね、骨を誘導しているの。

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足裏の黄色い丸の部分。 ここに中心軸がつながっていると思う とバッチリ安定すると思うの。
骨の場所でいうと、だいたい「距骨」の真下くらいね。

そして、この交わった腱によって、足の裏って「八の字」に使えるんです。その中に中心軸がつながっているイメージです。

「アテール」から「ルルベ」へは、下の図のイメージです。

八の字って、折り曲げることができるじゃない? だから、足の裏を引き上げていくことが可能なのです。足首をつかむ「シュル・ル・ク・ドゥ・ピエ」は、まさに、この足裏を使っているんですよ。

ルルベになる時は、「足指側の赤い2点」で床をしっかり踏んでからスタートして下さいね。八の字が捻じ曲げられて、足裏が引き合がって行くイメージです。

そうすると、甲を無理に押し出すことをしていなくても、甲が出て見えるのです。

ルルベの時だけではなく、タンジュの時から、この足裏の動きを使います。 そうすると、5本の足指の頭が、床を舐めるように使えるようになるわ。

つまり、デュミがしっかり使えるようになるのよ。 足指を強くしたいなら、ポワントを履いてタンジュすることが一番だと思います。 タンジュポイントした時、ポワントの頭の部分が床に触れていることを目指してね。 そうすると、足指から中心軸にしっかり繋がるようになるわ。

そうそう!  忘れてはいけないのは、足指は小指側から親指側への順番で使う事。 そうすると指の力が強くなるのよ。

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プリエする時も、ルルベ・ルルベから降りて来る時も、デュミは小指側から意識して使って下さいね。力が身体の中心に集まるので足が強くなるわよ。

あと、気を付けて欲しいのは、甲を出そうとして、足首の前の関節を無理に伸ばすことはしないで下さいね。 足首を痛める原因にもなります。逆に、足首も弱くなるし、膝下から足首のラインが太く短くなるので、気を付けて下さいね。

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甲を出そうとするのではなく、土踏まずをしっかり使って、すねから甲への筋肉をつなげるかが大事です。ポワントを履いたら、足裏の八の字でソールを握るような感覚になる位にね。そうすると、自然に距骨も動くので、無理に甲を押し出さなくても、高くてキレイなつま先のラインになるわ。試してみてね。

中心軸は、常に軸足側に移動します。

この時、ただ中心軸を移動するだけではなくて、両脇を集めて軸足の上に重心を集めて下さいね。


左右のターンアウトの輪が中心軸に集まります。

左右のターンアウトの輪が中心軸に集まると、輪が重なるので1番の時よりも背が高くなりますよね。
ターンアウトの輪については、「教室3」を参考にして下さいね。


アダージオでは、ターンアウトからできた中心軸の見せ所よね。

パッセのつま先も中心軸を伝って上げて、そして、ただ上に伸びるだけではなくて、上半身を左右からターンアウトさせて、その中から伸びていく感じよ。そうすると身体全体がしっかりと張り合うことができるわ。

あられちゃんチュチュ

さぁ、これで随分、身体の中のつながりはイメージできてきたかな?

とりあえず、今日はここまで。いつも「中心軸」と「足裏の八の字」をイメージしてみてね。

じゃぁ、また!
良かったらまた、お会いしましょうね、バイバ~イ ♪

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