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出来てあたりまえって言われたら誰だって嫌だよね。
初めてのお産とお世話
子育てをしていると、時々生まれたての我が子を初めてお世話した時のことを思い出します。
お腹の中で長い間待ちに待った我が子を産む日。
だんだんと痛みが増してきて汗と涙が溢れてくるし呼吸も荒くなってマラソンしているみたいに心臓がバクバクしている。
そんな状態で陣痛を何時間も耐えては苦しんだりしながらもようやく生まれてきた赤ちゃん。
母乳がすぐ出るわけでもなく、赤ちゃんも上手に飲めるわけでもなく、看護師さんに教えてもらいながら親と子であたふたしていた。
初めてのおむつ変えなんて足もお尻も小さいわけだから持ち上げたら折れるんじゃないだろうかとか考えておそるおそるだったし、初めて沐浴させるときも小さい体を洗うだけで緊張する。
3時間ごとの授乳と退院するまでの間は授乳記録と書かれた紙に母乳回数やミルク量もしっかり書かされる。
睡眠不足でフラつきながら毎晩抱っこしてもベビーベッドに寝かせると泣く我が子。
背中にセンサーついてる??ってくらい離れると泣くので気持ちの余裕がなく心配と不安でいつもくたくただった。
赤ちゃんのお世話も慣れてきて、ようやく一歳頃になるとつたい歩きを始めて活発になってきた。歩けるようになってからは目が離せない状態で壁にぶつかったりこけたりして傷だらけになることもあったなぁ。
それから2歳頃になると歩き方もしっかりしてきて、でも目が離せないは継続中です。お話をする時に単語や物の形と色を覚えるようになり、3歳では物を作ることが好きになりました。
4歳、5歳、6歳…。幼稚園で季節ごとの行事、発表会、運動会を見て成長を感じながら私は喜びを噛みしめていました。
小学生になった我が子
ところが、小学生となった我が子は平仮名やカタカナなどの読む力があまり無いことに気づきました。
幼稚園ではなぞって書いていたため、自ら書くということが出来ていなかったんだとある日気づいたんですよね。
大丈夫だろうか?そんな不安を抱えたまま参観日を迎えると、クラスにいる他の子はすらすらと文字を読めるのに対して我が子は自信なさそうにうつむきながらゆっくり読む姿を見て、なんだかハラハラしました。
当時仕事で忙しく、宿題を見てあげることがなかなか出来なかったこともあり、その事を今でも後悔しています。なんでもっとあの頃寄り添ってあげられなかったんだろうと。
子ども自身でも気づいていたんだと思います。周りの子たちがどんどん出来るようになっていくわけですから、その事をなかなか恥ずかしくて親に打ち明けることも出来なかったんだろうと。
終始じっと見守ることしかできず、私はぎゅっと胸が張り裂けそうな気持ちになりました。
参観後、我が子と一緒に帰るときこんな会話をしたことを覚えています。
「ねぇ、お母さん。参観日どうだった?」
少し照れたような、そんな表情の我が子に私は今まで勘違いをしていたことに気づきます。
うつむきながらも発表していたのは沢山の親が来ていて恥ずかしかったという事。
緊張していつも以上に上手くいかなかったという事。
あの時我が子は一生懸命発表したのです。
まわりの子と比べていた私が情けなくなりました。
「とってもいい発表会だったよ!一生懸命頑張ったね!」
それを聞いた我が子の手を握り、家に帰り着くまで歌をうたったりしながら帰りました。
誰かと比べたりすることはやめよう。
得意なことは人それぞれある。
私に出来ることを精一杯この子にしてあげたい。
この手が離れるその時まで。
最後に
子育てとはそれぞれに苦労があり、我が子に合うやり方を探さなければならないのだ。と、親として感じました。
これからも子どもと向き合っていきたいと思います。
※以下プロモーションです。
この本はとても優しい本です。
育児も仕事にも疲れた時に読むと癒されます。
良かったらもくもくちゃんの本、読んでみてください😌
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