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怪談師の猫村です。誰でも3分以内に読める「短いけど、頭に残るし怖すぎる」怪談をお届けしています。全て創作怪談です。現役の高校生でもあります。「自分の好きなことを自由にやって自分の能力を最大限に引き出す」をモットーにしています。

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ありがとう、くまさん【スピリチュアル怪談】

私は昔からぬいぐるみが大好きだ。もちろん大学生になった今も大好きだ。一人っ子なもんだから遊び相手はいつもぬいぐるみたち。一人暮らしを始めた今も実家から全部のぬいぐるみを持ってきては一人で遊んだりしている。いや、ぬいぐるみなんかではなく姉妹のような存在であり、命の恩『人』でもあるのだ。 私の相棒でもある「くまさん」が命の恩人になったのは、私が小学六年生の時。私は生まれつき体が弱く、小さい頃はよく入院していた。ベットで暇そうに寝ている私に母が買ってきてくれたのがくまさんだった。

    • 【人怖怪談】訃報

      これは私が芸人として活動していた頃の話です。今から約30年ほど前です。芸人として活動したのはわずか半年でした。事務所に入った時は、「やっと念願の芸人になれた」という嬉しい気持ちと「笑わせることで人を幸せにすることができる」という将来への期待を抱いた気持ちでいっぱいでした。しかしその気持ちはすぐに掻き消されることとなりました。

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      • 【頭に残る怪談】 「友達」

        これは私が大学生の頃に友人と2人で廃園となった遊園地にこっそりと忍び込んで、肝試しをしたときの話です。 その廃園に行った時は廃園となってからはまだ1年しか経っていなかったのでそこまで朽ちている感じはありませんでした。廃園となった理由は、ミラーワールドと言う、全方位鏡張りになった迷路の部屋から抜け出すと言うアトラクションがあり、2人で来ていた親子の母親が子供に火をつけ殺人をし、その犯人は未だ捕まっていないというものでした。それからと言うもの、客足が遠のき廃園となってしまったそ

        • やっとの思いで掴み取った「全国ランキング3位」

          「マジか…。」これが全国3位を取った時の率直な感想でした。それと同時に今までのさまざまな思い出が蘇ってきました。(これはメダルゲームについての話ですが、メダルゲームをよく知らない人でも楽しめます。) 初めてゲームセンターに来たのは恐らく僕が保育園にいる時、もう物心ついた時には気づいたらゲームセンターにいました。一番最初にハマったゲームは「湾岸ミッドナイト」や「頭文字D」などのカーレースゲーム。父が元バイクレーサーで、母が元自動車学校の教員だったということもあり、遺伝子レベル

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