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楽しい朗読はつづく

朗読をする机にいつも猫(黒猫なので分かりにくい💦)

『いつかやってみたい』と思っていた"朗読”、
思い切ってYouTubeにチャンネルを開設して5ヶ月が経ちました。

本日でショート動画をのぞいて通算28本の朗読動画をアップ(投稿)することがでしました。

このnoteに書きたい物語もあるにはあり、
"下書き”もほんのりと溜まってきています。

が、今は、朗読をする事にたいへん夢中になっております。

"読める本”はご存知の通り、著作権フリーとなった古いお話しばかりですが、
わたしは小川未明作品が好きなので、あえて
大正時代やら昭和のはじめに書かれた、今となっては古い日本語の言いまわしを楽しみながら味わいながら読んでいます。

古き美しき日本語の響きがたまらなく好きな理由は、やはりわたしが、当時(大正時代など)を生き、当時の文学を愛した人の生まれ変わりだからではないか?と思ったり。
(ファンタジーが好きなもんでつい💦)

また、今は亡き祖父が東京は麻布の出身で、
祖父の両親はお座敷を三味線を持って歌って廻る芸人だったとか、
(あぁそう言えばおじいちゃん、いつもどどいつ(都々逸)を口ずさんでいたっけ。(遠い記憶))

父は本当は国語の先生になりたかったのが、家が貧しく働きながら夜間の商業高校に通い、真っ暗な夜のあぜ道を自転車で帰ったとか、

わたしが、そのような淋しげな昭和物語を聞かされて育ったから。
とも思うのです。

遺伝子に組み込まれた昔の情景が、
未明先生や乱歩やらの小説の中にありありと浮かび上がってくるのだと思っています。
(そう信じたい)

そんな訳で懲りずにまた『朗読』しました。
今回は、芥川龍之介・『ピアノ』です。

秋の景色に流れる美しい言葉の文脈。

「湿気を孕んだ(はらんだ)一陣の風の
わたしの送るのを感じながら。」

という一説がなぜかなまらなく好きです!!

もしももしも、
聴いていただけましたなら
たいへんに嬉しいです。ではまた!

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