個人的名盤5選【邦楽編】

皆様、あけましておめでとうございます。今年最初の投稿でございます。今年は投稿頻度を上げようと思ったり思わなかったり。ぼちぼちと投稿していきたい所存です。

さて、本題にあるように、個人的名盤5選【邦楽編】を紹介したいと思う。本来なら「2020年バズるバンド」とか紹介したかったのだが、音楽の隆盛が様々な上、トレンドが日々移り変わる今世に筆者の情報収集は追い付かなくなったのである。したがって、今回「個人的名盤5選【邦楽編】」を紹介する次第になったのである。邦楽と一括りにしても音楽性は多種多様だが、そこは無視して雑多に紹介することをここに断りしておく。

①きのこ帝国 『フェイクワールドワンダーランド』

2007年結成、2015年メジャーデビューを果たし、2019年に惜しまれつつ活動休止を発表したきのこ帝国。Vo.佐藤千亜妃を擁する4人組バンドである。全楽曲の作詞・作曲を手掛けるVo.佐藤千亜妃の哀愁漂う歌声とギターの轟音はシューゲイザー風を感じさせる。かのバンドの名盤『フェイクワールドワンダーランド』。本作は2014年リリースの作品で、活動を続けていく中で進化し続けたきのこ帝国の真骨頂である作品である。東京での生活と東京という群衆が闊歩するこの地における大切な出会いをテーマにした「東京」は必聴である。

②BUMP OF CHICKEN 『ユグドラシル』

前作の『jupiter』を皮切りに、日本のロックシーンの前線に立って活動するBUMP OF CHICKENのメジャー2作目となるアルバム。アニメ映画の主題歌に起用された"sailimg day"の疾走感溢れる楽曲をはじめ、マンドリンを取り入れた"車輪の唄"、Vo.藤原基央のシャウトが耳に響く"乗車権"など既存のバンドサウンドにとらわれない遊び心のある音楽性を広げた1枚となった。

③bohemianvoodoo 『SCENES』

JAZZ界から1枚。bohemianvoodoo。皆様はJAZZは聴くだろうか。どこかの喫茶店やカフェで流れることが多いが、本来の目的である食事、友人との会話を邪魔させない心地よいサウンドはまさにJAZZというジャンルがうってつけである。そんなJAZZ入門編として紹介するならばbohemianvoodooの『SCENES』である。リンクにもある2012年に公開された初期の代表曲Adria Blueに彼らの音楽性がすべて内包されている楽曲といえよう。まさに喫茶店やカフェに流れていそうな楽曲であり、作業用BGMとしてもお役に立てるだろう。

④never young beach 『fam fam』

「なんか聴いたことある」「どこかで聴いたような」と思わせる楽曲は言うまでもなくnever young beachのオリジナルである。1970年代を彷彿とさせるシティポップとVo.安部勇磨の低音で渋い歌声はどこか懐かしいと感じさせる楽曲の数々に注目である。時代を逆行する音楽性。直近2、3年ロックフェスに出演し、今勢いのあるバンドであり、音楽の普遍性を感じるのはnever young beachの凄みである。

⑤MONICA URANGLASS 『The Temptation X』

ダンスロック界から1枚。クラブやDJイベントなどで、曲は知らなくてもついリズムに乗りたくなることはないだろうか。それを具現化したのがMONICA URANGLASSである。「〇〇(楽曲)の歌詞がいい」「〇〇(バンド名)はかっこいい」とか彼らにとって要らない要素であり、音楽とオーディエンスがいればいつしかダンスフロアが形成されるのがこのバンドの強みである。特別推している曲があるわけではない。すべての楽曲が我々の身体や鼓動を震わせるのがMONICA URANGLASSなのである。


駄文・拙文・長文でお届けした「個人的名盤5選【邦楽編】」は、万人に向けての紹介ではなく、この投稿を見た読者の心に訴えかけられればそれでいい。

今回紹介した楽曲はサブスクリプションの音楽配信サイトで聴けるので視聴してみてはいかが。さて【洋学編】の執筆に執りかかるか。