夜のダナンのビーチはうつくしい
ダナン滞在4日目。
僕たちが初めて見たダナンのビーチは夜だった。
夕方の5時ぐらいに僕たちはビーチへと向かった。
まず、ミーケー・ビーチへとつづくメインストリートへ向かう。
©OpenStreetMapcontributors
途中には、たくさんの屋台やレストランが、ネオンの明かりとともに軒をつらねている。
ビーチ付近にはシーフードレストランが大きく店を構えていた。
レストランの店先には、大きなイケスがいくつも置かれており、なかにはとれたての新鮮な魚介類が飼われている。
魚、エビ、カニ、貝、どれもサイズがひとまわり大きい。
ダナンはシャコが有名らしく、一番目の前の大きなイケスにたくさん飼育されていた。
僕たちはお互いに「あれが食べたい!これが食べたい!」と話しながら、その日は、残念そうな顔でレストランを後にした。
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日が暮れ、ネオンやランタンの明かりが灯りだす。
すずしくなってくると、あたりから人が集まってきて、メインストリートはにぎわいをみせる。
ダナンは9月下旬でも日本の夏のように暑い。
現地の人たちは昼間は泳がず、夕方すずしくなってきたら海水浴や散歩するためにビーチへと集まる。
僕たちは人の波にのまれながらビーチへ向かい歩いた。
途中に屋台があり、スパイシーないい香りがする。
エビや貝を焼いている。
僕たちは少しお腹がへっていたので、そこで夕飯を早めにとることにした。
彼女に注文をまかせ、座ったら壊れてしまいそうな、小さなイスに腰をかけて、料理がとどくまで、にぎわうダナンの街をながめていた。
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テーブルに料理がとどいた。
小さな鍋から湯気がたっている。
彼女がフタを開けると、スパイシーな香りがただよってきた。
真っ赤なスープに、大つぶの貝がごろごろ入っている。
なかには小さな唐辛子が2、3本はいっていた。
貝を唐辛子のスープで蒸したもののようだ。
貝の種類はわからなかったが、つぶは大きくハマグリぐらいある。
まずはスープをいただく。
とても味が濃い。
強い辛味があとからやってくる。
そのあとに貝の出し汁のうま味がやってくる。
「うまい!!」
辛党の僕にはちょうどよく、またすぐにもう一杯飲みたくなる。
貝の身はやわらかく、あっさりとしている。
何個でも食べられそうだ。
つぎに海鮮焼きそば?のようなものがきたが、こちらはよくある味だった。
ここ、ダナンは魚介がおいしい。
ハノイやホーチミンと比べても料金が安めだ。
初のダナンの屋台料理を堪能し、僕たちはビーチへと向かった。
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ビーチ手前には大きな道路があり、バイクや車の通りがとても多く、とくに夕方から夜にかけ通勤ラッシュがある。
横断歩道には信号機は設置されておらず、バイクのなみをかいくぐって、ビーチへいくのはとてもひと苦労だ。
僕はとても怖かった。
僕は彼女に手をひかれながら、恐る恐る横断歩道を渡った笑。
これだけは最後まで慣れなかった。
いつもいくたびに信号機を設置してほしいとぶつぶつ嘆いていた。
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ビーチ沿いの歩道は整備されており、ヤシの木がグリーンにライトアップされている。
夜になると、そこを散歩やランニングする人でにぎいをみせる。
ビーチもライトアップされ、たくさんの人々が夜のビーチを楽しんでいた。
僕たちは、ビーチ前の広場にあるベンチに腰をおろし休憩した。
その日は、とても天気がよく快晴で、きれいな星をみることができた。
広場からザザ〜ッ、ザザ〜ッ
ダナンの波は高く、音がとてもよく聞こえる。
僕たちはとてもリラックスした。
反対に目をやると、ホテルのネオンの色の移り変わりがとてもきれいだ。
まさにダナンのビーチを象徴する景色だ。
夜のビーチはとくにオススメする。
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二人で1時間ぐらいボーッと海をながめていた。
日本ではなかなかあじわえない時間にとても幸せを感じた。
明日もこようか笑
続く