よみうりランドでネコリンピックやってきた話
変わったコントローラーのゲームイベント
ご縁がありまして、昨年から「変わったコントローラーのゲームイベント make.ctrl.Japan(メイク・コントロール・ジャパン)」に参加しています。
これは、ゲームパッドやキーボードなど普通のUIを使わずに、独自のUIとゲームを自作している人たちの集まりです。
ネコリンピックはmicro:bitをセンサーにして、スポーツ器具や家庭用品などをUIにして身体を動かすゲームをつくるプロジェクトなので、腕試しのつもりで入れて頂きました。
他のメンバーは現役のエンジニアや研究者なので、ソフトもハードもハイレベルで、Scratchとmicro:bitではつらい部分もありますが、アイデアで勝負ということで。
コントローラーに使うマイコンはarduinoやM5が多いですが、micro:bitを使われる人もいます。
ほとんどのゲームはUnityで書かれていて、Scratchのネコリンピックは並べて展示すると異質な感じがするため、私も宗旨替えして一部をUnityで作り直しました。
中学生ぐらいならUnityを使いこなす子もいるので、Scratchの次の選択肢の一つとして提示するのも良いかな、というのもあります。
よみうりランドの「HANA・BIYORI館」
さて2024年5月18・19日に行われた「make.ctrl.Japan9」は、ご縁がありまして東京多摩地区の遊園地「よみうりランド」で行いました。
よみうりランドはワタシが子どもの頃から、大観覧車や流れるプールで有名で、東京の小学生なら大体連れて行ってもらったことがある遊園地です。関西のメンバーは「これは東京のヒラパーやな」と納得していましたが、私は逆に分かりませんでしたw
イベント会場は遊園地の外のエリアにある、「HANA・BIYORI」という植物園と温泉をセットにした施設です。花に囲まれた大きなガラス張りの建物で、広いスタバもあるオサレなスペースです。
皆さんの作品
ごく一部ですがご紹介します。詳しくはmake.ctrl.Japan9のサイトをご覧ください。
ネコリンピックは、というと
他の皆さんは凝ったゲームシステムで、アイデアも素晴らしく大人にはとても面白いです。メイカーフェア常連さんの方もいて、恐れ入ります。
ただ、小さい子(小学校中学年から3~4才)にはネコリンピックの反復運動の単純さがウケるようで、ネコリンピックは常に子どもが張り付いている状態でした。
今回は
・スケートボードUnity版
UIはまな板にペットボトルを貼り付けたバランスボード
・ボートレース
UIは自転車空気入れ
・スキー
UIはツイスト運動ボード
の3種類を持っていきました。スキーゲームは実戦初投入です。
一番人気のスケートボードは、2日間の総プレイ回数が926回ありましたが、同じ子たちがずっと滞在して何度もやってくるので、延べ人数は10分の1くらいかと思います。他の人のゲームのプレイ数から見ても1日50人くらいが妥当という感じです。
大体面白がってくれますが、中には「これだけ?」とか「次のステージないの?」という厳しいご意見もあるので、ゲーム性を高める方向で精進したいと思いました。w
ネコリンピックは子どもが作れるプロジェクトの見本、という立ち位置なので、あまり高度化はしたくないのですが、他のメンバーに機械学習を取り入れたゲームがあり、AI利用も子どもが作れる範疇に入ってきていますので、そちらの方向も検討したいと思います。
以上