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ワイン畑で働いてみた in オーストラリア

あの広大な地のオーストラリアでも、色々な畑仕事があって、イチゴ、リンゴ、バナナ、などなど、、、

季節や、州や地域によっていろいろあります。

その中でも、2年目滞在のために仕事を探していた時に、人つてに教えてもらったワイナリーでの畑仕事。

朝早くまだ日が明けぬ暗いうちに起床して、朝5時には、ワイナリーが働き手を募集しているエージェントオフィスに集合。

そこには、沢山のワーホリでやってきた人たちが集まってくる。

それぞれの割り当てられたワイナリーへ出発するまでの間に、作ってきたサンドイッチを食べる。

この子は、スーパーバイザーのわんこ。一緒にワイナリーに行く。
私のサンドイッチをいつも見つめてきていた(笑)


私は、車を持っていなかったので、持っている人が、持っていない人たちを乗せてワイナリーへと向かう。

車の中で、少しずつ日が昇り朝が明けていくのを感じながら、

朝早くてまだ眠くても、到着したら、さっそくお仕事だ。

それでも、一歩車の外へ出て、この朝焼けを目の前にして、気合いが入る
(7月4日 南半球オーストラリア:冬)
朝焼け2
雨が降った日の朝は、ワイヤーに留まっている雫がキラキラと輝いて、
まるで、雨上がりのクモの巣の様。(7月19日)
これは、私の道具。
まだワインの枝が細いうちに、剪定しながら、ワイヤーに枝を白いバンドでくって、形を作る
(7月4日)


割り当てられるワイナリーや区画によって1列の長さが違うけれど、長いと言って帰ってくるのに、2時間かかるときもあった。。。

(私は遅い方でした(笑))

遠くに見えるゴールに向かってただひたすら、やり続ける


それでも、仕事中に癒されることもよくあった。
こんな虹は、本当にたまにどころじゃなく、比較的よく見られる。
(7月25日)
大きな池の光がまぶしく、ふぅといったん一呼吸した時に見えた風景で、気合を入れなおす



南半球の秋にあたる3月ごろは、収穫の時期になる。

2人一組で、垣根の裏と表から、ブドウを取り残さないよう収穫していく。

刈り取る前のブドウにネットをかけてあるため、収穫前に外す
(3月21日 南半球オーストラリア:夏)


どの列になるかな。

エージェントにもよるかもしれないけれど、点呼の後、自分の番号が振りあてられて、その番号が書かれたカードを数十枚渡される。

ぶどうのバケツがいっぱいなると、そのカードをさして、そこにおいて置き、新しいからのバケツを取って、また、そこがいっぱいになるまで、ひたすらブドウを取り続けます。


収穫後、横に置いたバケツにはたくさんのブドウ


まさに、とったドーーーの気分!!(笑)一房もらったから、食べてみると、食用ブドウよりも甘くなく、これがワイン用のブドウなのか。食用とは違うと知る。


収穫後は、まずは、枯れた葉っぱたちをブチぶちと取っていって、最後は綺麗な枝だけにします。

収穫後のブドウの木々たち
(5月23日)


枝だけにしたら、今度は、来シーズンのために、出てくるぶどうの芽をつむものと、残す場所を教えてもらい、切って行きます。

電動ばさみ!!ありがたい!!
背中にバッテリーの入ったベスト型のリュックを背負っている


他のワイナリーでは、手動・・・はい、普通のおおきな剪定ばさみで、切れなかったので、本当にありがたかったです。

普通の剪定ばさみじゃ、本当に先に進めなかったと思います。

ただ電動でも、腱しょう炎になるという。。。(笑)

ひたすら毎日切り続けると、普通に生えている冬で葉の落ちた大きな木を見ても、剪定のことを思い出し、

あぁ。。。これは、もう職業病だと思いました。(笑)


とはいえやっぱり、畑は好きでした。

剪定(プルーニング)中のお花のカーペット
(8月24日 南半球オーストラリア:冬)

自分が世話をしているこの木から、ワインができるんだと思うと、とても楽しみで仕方なかったです。

冬は天気が荒れる日がちょこちょこあり、なんだか急に風が冷たくなったと思ったら、いきなりの雨は日常茶飯事。

雹が降ることも結構ありました。

雨の中では、作業を進めることもありましたが、さすがに雹が降ってきた時は、車に戻って、止むまで待ちました。

また、場所によってでしたが、ほとんどの場所では、トイレに行けないのと、南半球の冬にあたる時期の剪定の仕事でなる腱しょう炎は、一番つらかったです。(笑)

仕事は、結構過酷でしたが、ワインを飲むより先に、毎日表情を変えて飽きさせない畑の美しさを知りました。

たぶん、同じ仕事、もう一回やれるよ!といわれても、やらないと思うのですが(笑)


このような経験ができたこと自体、本当に貴重でした。


また違った形で、ワイナリー畑やワインと関わる機会があったら、いいなと思います。


農作業というのは、ワインだけでなく、本当にハードな仕事だと思いますが、

それでも、あの大きな苦労があって、人の手にまで届くんだと考えると、

本当に感謝ですし、大切に楽しんでいきたいですね!

毎日作って食べていたお弁当。
車で食べていても、なぜかいつも気付かれ、フリーダムに放されているワイナリードックがやってくる。(飼い犬ですw)



ワーホリに興味がある人は、こちらへどーぞ(=^^=)ฅ



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