ねこライフ手帳製作委員会 松尾 猛之

ねこライフ手帳製作委員会委員長/1級愛玩動物飼養管理士/猫のための生涯使用型ハードカバ…

ねこライフ手帳製作委員会 松尾 猛之

ねこライフ手帳製作委員会委員長/1級愛玩動物飼養管理士/猫のための生涯使用型ハードカバー手帳「ねこライフ手帳 ベーシック」を製作・販売/猫が3頭/【ねこライフ手帳HP】 https://nekolifediary.com/

最近の記事

闘猫から家猫へ

胡桃(くるみ) 2018年10月、近所の草むらでスカウト。 外にいる猫は警戒心のかたまりなので、目が合った瞬間に逃げるものだと思っていたのだが、 なぜか、寄ってきた。そして、ひざの上に乗ったまま動こうとしない。 たぶん「この家に住まわせてもらいなさい」という猫世界からの指示による「待ち」だったのだろう。 すぐさまかかりつけの猫病院に連れて行き、検査、駆虫を済ませて我が家へ。 顔には無数のケンカの傷。かなりの戦歴と見受けられた。 目もグズグズで、まっすぐ走れないほ

    • プロローグ

      鳥カゴより少し大きい程度のスペースで、 まるでコインロッカーのようなせせこましさ。 ガラス1枚を隔て、物流のトラックが多数行き交う県道に面した場所。騒音はもちろん、振動もある。 私には、中の衛生環境が良いように見えなかった。その証拠に、干してあるタオルがすでに汚かった。 以前に勤めていた会社の向かい側にあった、チワワ専門店。 店の前には定期的にワゴン車が停まり、新しく販売されるチワワが運ばれてくる。きっと入れ替えもあるのだろう。 立地的に、あまり繁盛している感じは見

      • 棄てられても めげなかった男

        胡ぶへい(こぶへい) 2015年生まれと推定。茶白のハチワレ。 2017年の秋、日比谷公園を放浪中に千代田区の保護団体によって兄弟で捕獲される。 都心にある公園という場所柄や、人間に対しての警戒心がなかったことなどから、人間が外から持ち込んで公園内に棄てていったものと推測された。一時はボランティアさんが構えた網を突き破って逃げたものの、ほどなくして捕獲機に置かれた缶詰の誘惑にあっさり投降したという。 「はーちゃん」と名づけられてボランティアさん宅で過ごした後、2018

        • 麗しのサバトラ

          たま胡(たまこ) 2014年春に生まれたと推定。 生後数ヵ月で、秋葉原の工事現場で兄弟とともに発見され、保護される。 社会化はできたものの、人間には慣れることなくマイペースを貫き、抱っこも断固拒否。トライアルも1度失敗した模様だが、縁あって2015年1月の譲渡会で妻が一目惚れし、その年の春に我が家へ。 最初はケージ飼いでじっくり馴らすものの、最初はフーシャーの連続で触れることもできず。トイレとごはんでケージを開ける時にもフーシャー。名前を「フーシャー」に変えようかと思

        マガジン

        • 猫、優先主義
          1本

        記事

          はじめまして。

          松尾と申します。 手帳を作って売っている人です。 どんな手帳かというと、もちろん人間が書く手帳ではありますが、 人間が「猫のために書く」手帳、なんです。 難しく書くと、猫用生涯使用型ハードカバー手帳 となります。 「ねこライフ手帳製作委員会」を作り、「ねこライフ手帳」というプロジェクトを立ち上げ、『ねこライフ手帳 ベーシック』という初回作を作り、2019年2月から販売しています。 前職(ペット用品メーカー通販、お客様担当)の経験、資格の勉強を通しての思い、家に猫が