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麗しのサバトラ

たま胡(たまこ)

2014年春に生まれたと推定。

生後数ヵ月で、秋葉原の工事現場で兄弟とともに発見され、保護される。

社会化はできたものの、人間には慣れることなくマイペースを貫き、抱っこも断固拒否。トライアルも1度失敗した模様だが、縁あって2015年1月の譲渡会で妻が一目惚れし、その年の春に我が家へ。

最初はケージ飼いでじっくり馴らすものの、最初はフーシャーの連続で触れることもできず。トイレとごはんでケージを開ける時にもフーシャー。名前を「フーシャー」に変えようかと思ったほどのフーシャーっぷり。

3ヵ月後にケージを開放したものの、じっと隅っこに隠れる日々。コンセントの近くとか洗濯機の裏とか、危ない場所に隠れたがるのでさらに難儀。

それでも放置、無関心、好きにせいっ!を装い続けてさらに3ヵ月。たま胡から徐々に距離を詰めるようになり、胴体を足もとにシュリンッとこすりながら通り過ぎていくのが日課となる。

我々が普通に撫でることができたのは、家に来て8ヵ月後ぐらいだったか。

でも未だ、知らない人の前には姿を見せることなく、玄関のチャイムが鳴ると急いで部屋の隅に逃げる。警戒心の強さは相変わらずだが、軽々しく心を許さないのもまた、彼女の個性。

現在、5秒ぐらいなら軽く抱っこできる(私のみ)。あと、少し添い寝してくれるようになった。


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