闇ツインの揺さぶり
最近、一時的に光ツインのしろくんの名前を唱えるときに他の人の名前まで一緒に浮かんでくることがあった。
スピッツのマサムネさんと、闇ツインのうさぎくんの名前。
マサムネさんは、わたしに歌詞を通してたくさんの気づきを与えてくれたいわばお父さんみたいなものだから、別にいいんだ。
でも闇ツインのうさぎくんがでてきてしまうのはなんだか困る。
心が戻ってしまう気がしてこわくなる。
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登場人物についてはこちらをどうぞ↓
断捨離中、キイロイトリのポシェットを肩掛けしたリラックマのぬいぐるみの処分で悩んだ。
なぜならキイロイトリはうさぎくんの好きなキャラクターだったから。
小売A店で販促から廃棄処分になるところを退職のタイミングで持ち出した。
リラックマとキイロイトリがわたしのような気がして一緒に連れ出したくなった。
そんでいつかうさぎくんに渡すつもりでいた。
正直もう忘れたいから手放したい。
でも売ったり捨てたりするのは気が引けた。
『どうせなら直接渡しに行くか…?』
けどそんなことしたら、しろくんは嫌だろうな…。
そういえばうさぎくんは食品担当だったな。
食について社会に働きかけができる…?
もしや一緒に活動するならうさぎくん…?
そうやってうさぎくんのこと考えてたら夢に出てきてしまった。
ぜんぜん出てこなくなったから安心してたのに。
しろくんを待ってたら駆け寄ってきたうさぎくんに後ろから強くハグされた。
嬉しいけどタバコ臭くて重くて苦しかった。
「ほんとに大丈夫?」と心配された。
実家の茶の間に来ていたうさぎくんが、機嫌よく「ちょっとケンカしてくらあ!」と言って出かける。
帰ってくると頭と胸から血を出してこっちを見つめて苦しそうに寝てた。
わたしは「ちょっとケンカしてくらあってさっき自分で言ってたよねえ」と言って冷ややかに見ていた。
職場の更衣室内のトイレのドアに挟まったまま「めんどくせえな」と言って、ガラス窓からこっち見てた。
そんでトイレからヘラヘラ出てきて「いまあらいぐま(しろくんと苗字の一字目が同じ人)といるんだよ」と言ってきた。
白い肌で、体全体がゴム風船みたいで気持ち悪かった。
腕を掴んだらしろくんの肌みたいで、わたしは右手に針を持ってた。
やっぱりうさぎくんよりしろくんだなあとおもった。
うさぎくんのこともいまも好きだなあとはおもうけど、一緒にいてもしんどい。
野心家なのはいいけど、頭と心を傷つけてまで無理して、それを褒めてほしがられても困ってしまう。
でも最後のはただ気色悪くて意味不明でこわかった。
ずっと見張られてる気がしてこわかった。
わたしを見せられてる気がしてこわかった。
うさぎくんはわたしの闇の部分だから。
いまのしろくんは見せかけだけの姿に感じる。
けれど傷つけたくなくて指摘できず我慢している。
そんな表面だけを撫でる状況を気持ち悪く感じてる。
正直『めんどくさい』とおもっている。
それを見せられた気がする。
『それでもいいのか?』って聞かれてる気がした。
そんでうさぎくんはしろくんでもある気がしてまたこわくなった。
実は『めんどくさい』と思われてるんじゃないかって。
そしたら頭からうさぎくんが余計離れなくなった。
しろくんに会うのが少し億劫になった。
それからはしろくんのとこ行ってもいつも忙しそうで噛み合いにくくなっている。
しろくんがうさぎくんになってしまったんだろうか?
わたしはそんなの嬉しくないのに。
でも毎日必死でいるしろくんを否定はできない。
本来の姿でなくともしろくんであることに変わりはないから。
光と闇を受け入れる、愛とはこういうことなのか?
それに気づいてからうさぎくんは夢に出なくなった。
正直いまだに噛み砕けてはいないのだけど…。
「いつも内側から見てんからな」
ちなみに。
うさぎくんはわたしにとって父の象徴でもある。
父のことは決して相容れない存在として認識していて、最近は食や健康やコロナに対する考え方で揉めた。
ついでに光ツイン・しろくんは母の象徴。
母とも最近は噛み合わないことが増えてた。
わたしの世界ではスピッツのマサムネさんが魂の本当のお父さんだけど、そういえば最近夢に出てこない。
しろくんも出てこない。
しろくんについていくと決めてからいろんな人が夢に出てくるけど、出てきて欲しいはずの2人は出てこない。
もしかしたら、なんというか、2人はこんごもわたしの中に居続けることになるから夢に出てくる必要がない?
ほんとに魂のお父さん・お母さんなのかも??
だから魂のお父さん・お母さんじゃない、父と母とは切り離されようとしてる?
なんておもっている。(お花畑オーライ)
そのために悪役になってくれているのかもしれない。
わたしを旅立たせるために。
うさぎくんが夢で嫌な印象を残していったのは、『おれじゃないよ、しろくんだよ』って教えるためでもあったのかもしれない。
しろくんを選ぶことは、予感通りであればわたしにとって大きな旅立ちを意味してる。
ちっとも話を聞いてくれなかったりすごいイライラしたりしたけど、そうおもったら感謝が湧いてきた。
なんでもかんでも言い合って大声張りあげて殴ったり蹴ったり泣いたり思い切りできた。
仲良しこよしじゃこうはいかなかった。
ありがとう悪役引き受けてくれて。
それでもここまで育ててくれてありがとう。
うさぎくんもそういう意味では徹底的に拒絶してわたしに必要ないものから遠ざけてくれた。
きっと。
進むべき道に向かわせようとしてくれているんだね。
ありがとう。
忘れたくはないな。
会えなくなるとしても。
真赤な月が呼ぶ 誰も知らない遠くで
光っている
黄色い月が呼ぶ 誰も知らない遠くで
ほどけた 裸の糸で
めぐり逢えたみたいだね
今日の日 綺麗に過ぎていく
もうさよならだよ 君のことは忘れない
スピッツ / 月に帰る
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