虹の限り

平凡じゃありきたり
無難じゃつまらないさ
でもまともな人間ってやつ目指してたら
こんなデタラメ人間に仕上がった

黒板消しで引っ掛けて
輝いてたのが当たり前の俺
後悔半分ガラクタみたいな夢半分
なんか擦り切れたチケットだけ握りしめて

分解したヤマタノオロチに尋ねてみたら
「ひとつじゃありません人生なんて
いくらでもあるんです」って
じゃあ売ってよ それいくら？

国語辞典でぶん殴った フェンスは壊れた
常識がどこか行った 波が立ってる
もうここじゃないところがどこにもないよ
飛び散るしぶきで7色の橋が架かる
チャンスだ抜け出すのは 今今今

虹の限り 虹の限り 漕いで行くのさ
虹の限り 一度限り 越えて行け
一度限り 夢の限り 傘さして
限界じゃなく 孤独と 戦って行け

笑われるのが常だった
本当はできないフリをして
いや違う笑わせてやってたんだよ
周りに合わせてないと潰れそうだから

海岸沿いを走る犬を連れたおやじが
カバンひっくり返して笑ってた
大事なもんブチまけても起き上がれる
その額の輝きがなんかちょっと眩しかった

すべてバカにしてたこの世のすべて
いつか終わるんだから見ないふりしてた
引っかき傷もすり傷も絆創膏で隠して
消毒液つけたらシミて泣いた

破壊衝動コンクリートづめ コブシはヒビ割れ
なんもできないまがいもの 正義は飽きた
語呂合わせで日々の疲れ搔き消しても
なんも癒されないどこ行った本当の俺
抜け殻から抜けるぜ 今今今

意地の限り 意地の限り 駆けて行くのさ
意地の限り 一度限り 羽ばたいて行け
一度限り 一度限り 次はもう無いさと
二度とない人生に 飛び込んで行け

壊れたホウキと錆びついた魔法の剣
子供みたいに憧れた 今もまだ延長戦
転がった道の先 地平線のそば
怖かった今はない
失敗は衝動 破壊の導火線
どうせ蜘蛛の巣で捕まって果てるなら
蜂になって恨まれてでも 這って這って
吐くほど甘い蜜を吸ってやろうぜ

弱くても変幻自在だ！

虹の限り 虹の限り 漕いで行くのさ
虹の限り 一度限り 越えて行け
一度限り 夢の限り 傘さして
限界じゃなく 孤独と 戦って行け

過ちも 暗闇も 味方につけ
どこにもない楽園へ 旅立つのさ
そしていつか 見たことない 輝きを
命の限り 何度でも 放ってやれ

二度とない人生に 飛び込んで行け

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夢の中で聴いたフレーズを膨らませてみました。