ライブ雑談『カノエラナくん』
猫の日には、カノエラナくんの『猫の逆襲』を歌うのです! 人間どもは、にゃんこにひれ伏すのです!
マグロいっぱい食べたいぞー! にゃーごーにゃーごにゃーごー!
『虚構推理Season2』のオープニング曲『ヨトギバナシ』も好評な、カノエくん。大好きです。
バンドのライブもいいのだけれど、やっぱりカノエくんには半分路上ライブみたいな、飾り気のないギター一本の弾き語りがサマになっています。颯爽としたぼっち姿が似合う、唐津のオンナ。もう水野忠邦を抜いて、唐津の代表格です。今日もどこかで勇者(カノエくんのファンは、そう呼ばれます)を引き連れ、ミルクティーを片手にがんばっているのでしょう。
明るく楽しいカノエくん。しかしどっぷり鬱な曲や妄想全開の曲もあって、カノエくんのライブは情緒が暴走しています。楽しくてしょうがありません。
私が特に好きな楽曲は初期の『ヒトミシリ』です。人見知りであるカノエくん自身を歌っています。人見知りな自分自身をテーマにして曲を作ったなら、大抵は内省的になって「これじゃいけない、もっと人と関わらなきゃ!」「前を向かなきゃ!」「成長しなきゃ!」と歌いそうなものですが、カノエくんは「うるせえよ、バカ!」という身も蓋もない歌詞で強烈なフックをかましてきます。ごちゃごちゃ言うな、あんまり近寄ってくんな、自分はこういう人間なんだよと人見知りな自分自身を全肯定します。男前です。そしてなぜか「三回まわってワンと鳴け!」と大サビをシメると、参戦した勇者たちは一斉に「ワン!」とレスポンスします。なんと気持ちのいいことか! これぞカノエくんのライブの醍醐味でしょう。ああ、私も勇者でよかった!
そんな若気の至りを永遠に繰り返してそうなキャラであるカノエくんも、実はどんどんレベルアップしているようです。
デビュー間もないころのサイン会では、話しかけてもほとんどまともに目を見てくれませんでしたが、最近では「また来てね! 顔、覚えたからね!」と、あのクシャッとしたキラースマイルで言ってくれるようになりました。大人の可愛さが加わってきたという感じでしょうか。ますます魅力的に思えます。
ああ、私はどうやら、カノエ厨学から卒業できそうにありません。勇者のみなさん、またライブハウスでお会いしましょう。宴は始まったんだから。そいぎ~!
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