〈それ〉がない日記㊻
20240311
3.11。それはそれは強く心に残っている日。
あの日の6時間目、外で体育をしていた。突然の揺れ。かつて経験したことのない揺れ。外で舟に乗っているかと感じるほどの揺れ。今までの「避難訓練」は遊びだったのかもしれない。それほどの揺れだった。
テレビから流れる画、音、外をいけば真っ暗。電気はついていない。不安しかない世界だった。それから10年たって、油断しているところに、コロナ・能登の地震。外国の争いはまだ終わらない。いつまでたっても世の中が不安だらけ。この時代をなんとか生き抜かなくちゃ。ただただ懸命になるのではなく、腕力や知力に頼るのではなはく、抜群のユーモアで。変化で。ガラパゴスの生き物が生き延びたのは、独自の進化があったから。変化。変わっていくことをおそれない。それが大切なのだな。
毎日毎日、新しい自分になっていく。毎日が、今が、最新型の自分。わたしたちは、そうやって毎日を生きていかねば。明るく、仲良く、元気よく。アソビゴコロを忘れずに。そんなことを考えた1日。
ゼロくんの前歯が2本抜けている。歯抜けは間抜け。かわいいらしいこと!話をしていてもなんだか聞き取れないし。昨日、屋根に「えいっ」と投げ込んだ歯。歯・・・歯・・・?手元には歯がある。投げ込んだのは何だ?〈う〉だ。今日、コロコロと屋根の上から落ちてきた。こつんと玄関先に落ちてきた。これで全部そろったかな?これで一通り失くして、一通り戻ってきたかな?〈あ〉から〈ん〉まで全部そろったかな?数えてみましょう!
と思ったら声が出ない。週末はしゃぎすぎたんだな、きっと。つくしちゃんとゼロ君に伝えたいこともあったのに。とりあえず明日まで待ってみよう。
〈それ〉がない日記、次回、いよいよ最終回!
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