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最後のサンタさん
クリスマスです。今日は、クリスマス。
わが家では、「母の誕生日」なので、24日がクリスマス会で25日は誕生日会。そんな1日です。晩ごはんは私が作ったチャーハンとみそ汁でした。クリスマスですが、チャーハンとみそ汁です。
さて、サンタさん。毎年毎年ごくろうさまです。今年は「人生ゲーム」「ヘッドホン」「サッカー少年用リュック」「手袋」が届きました。子どもたちの感動がいまいちだったのは、プレゼントのせいではなく、サンタさんへの懐疑的な目のせいでしょう。
下の子くんはお手紙を書いていました。
「サンタさんへ。うちにはえんとつがないのに、どうやってはいるの?」
だそうです。サンタさんから返事が来ていました。
「I can change to be like water, and into your house anywhere!」
怪しい文法ですが、なんとなく意味が伝わりました?サンタさんは水のように変身できるので、どこからでも入れるのさ!いいですね。ナイスサンタ。
このへんの論争については絵本「サンタさんはどうやってえんとつをおりるの?」か「ひゃくおくまんのサンタクロース」あたりが正解を出しているので、未読の方はぜひ。たぶん今回は水のように変身して入ってきたのだと思います。物音ひとつしませんでしたから。
私のところにサンタさんが来なくなったのは小学校5年生だったかしら。それまでは枕元に「〇〇がほしい」って書いて置いていたら次の日には不思議とプレゼントがあったものです。いや、ほんと不思議。その日にしか公開していないのに、届くんだから。だから、サンタさんはいます。
その年、(ほんの少し懐疑的な目をしながらも)毎年のように枕元にお手紙を置きました。欲しかったのは、当時大流行していたものです。サンタさん界隈では大量に流通していたことでしょう。
「ミニ四駆の〇〇と、シャフトは〇〇、タイヤは〇〇で、〇〇のグリース、穴あけ用に〇〇のドライバーと・・・」
うん、無理でした。具体的すぎたのか、最新鋭すぎたのか、アバンギャルドだったのか。そう!たしか「アバンギャルド」とかいうマシンだった気がします。ミニ四駆の改造は当時の少年少女を熱狂させるとともに、少年のおうちからサンタさんを追い出したのでした。次の年からはサンタさんに代わって両親がプレゼントをくれるようになりました。よかったよかった。
サンタさん、来年もよろしくお願いします。
音瑚ひらり
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