『言葉がわからない人の家に滞在している人』の気持ちを考える

ご挨拶

どうもホローです。
今回はすごく限定的な話になりますが

【言葉がわからない人の家に滞在している人の気持ち】

を考えたいとおもいます。

例えば
・ホームステイしている留学生
・海外でマフィアにさらわれた旅行客
・国外に嫁入り/婿入りすることになった人
などですね。

もしあなたが

【留学生を迎え入れることになった】
【ワケアリで言葉のわからない人を受け入れることになった】
【商品の奴隷を預かることになった】

などの状況に置かれた、置かれている場合、参考になると思います。

大抵の場合、家の中に知らない人がいる、というのは緊張するものです。
それが【言葉が通じない】となればなおさらです。
お互いのことがわからないと自分の内面と対話する他無く、そういうときは得てして悪い風に考えてしまいがちです。
そのような人の助けになれば幸いです。

家の中にいる言葉のわからない相手は何を感じているのか

結論から言ってしまうと、大抵の場合【恐怖】です。次いで【好奇心】【猜疑心】などがあります。
言語というのはコミュニケーションの要です。人同士の関係性というのは大抵が言語によって形成されます。
例えば「このケーキ美味しいね」と言ったら、相手はニコニコしているが何も言わない。
例えば「それはどういう意味ですか?」と聞いたら、笑いながらコーヒーを作り始めた。
このようなことが続いてしまうと、認知に歪みが生じはじめ、次第に相手の笑顔にも不安を感じるようになってきます。

認知的不協和:認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
(wikipedia引用)

コンフォートゾーンの概念

人間は基本的に居心地のよい場所を好みます。家の中やいつもの仕事場、通勤経路、馴染みのお店など、そういった場所は居心地の良い場所とされ心理学的には【コンフォートゾーン】と呼ばれています。

コンフォートゾーン

そしていつもと少し違う場所、例えば通ったことのない道、行ったことのない店、海外旅行、それらの場所は【ラーニングゾーン】【ストレッチゾーン】などと呼ばれ、自分ではどうすることも出来ないような空間、【パニックゾーン】【デンジャーゾーン】へと続きます。

コンフォートゾーン:居心地の良い空間
ラーニングゾーン:変化を学ぶために必要な空間
パニックゾーン:何もわからない未知の空間。
コンフォートゾーンから離れるにつれてストレスが増加する傾向にあります。

【言葉が通じない】というのはそれだけでストレッチゾーンとパニックゾーンの間のようなものです。
環境の変化に対応する能力は個人差があり、生まれ持った資質によるところも大きいです。また、それぞれの得手不得手の問題もあります。ほとんどが運によるものだと考えていただければいいと思います。

パニックゾーンに置かれた人間はどうなるかと言うと、文字通りパニックに陥ります。
そして本能的にコンフォートゾーンへと戻ろうとします。旅行先でのホームシックなどがその例ですね。

どうすれば認知的不協和、パニックゾーンから脱出できるのか

他人の言語がわからない=自分のことしか信じられない状態になると、視野が極端に狭まります。
今回のようなケースの場合【他言語の遮断】【自分一人だけの空間の形成】などの行動を起こします。
具体的には【やたらと寝るようになる】とか【トイレやお風呂に頻繁に入るようになる】などです。
一人きりの行動=安心できる行動と置き換えているわけですね。
また、精神的には不安定になります。
他人の親切が受け入れられなくなったり、周囲に対して当たるようになったりもします。
このような状態に陥った場合、当人にとって他人が信じられない状態になっているのですから、自力での脱出は困難を極めます。

なので、他人の協力が原則的には必要となります。
時間が解決してくれる場合も往々にしてありますが、より積極的なアプローチとして下記の内容を提案します。

話しかけることです。それしかありません。

本人が現在、恐怖と猜疑心の真っ只中にいる、というのであればこちらから歩み寄るしかありません。
具体的な行動としては【目の前で言葉を覚えようとしている素振り】【相手の好きな物に対して理解を示そうとしている様子】【相手が理解できなかったことを一緒に解決しようとする姿勢】を見せます。

パニックに陥ってる当人にとっては、馴染み深いものに触れようとしてくれる姿勢そのものが救いになります。

まずは認知的不協和(相手と自分とのズレ)の解消に努め、パニックゾーンの縮小(およびコンフォートゾーンとの置き換え)などを目指していくと良いでしょう。

ちなみに、奴隷に対しては【労働を強いることが目標】なわけですから、労働=コンフォートゾーンとする必要があります。なので他者世界との隔絶、労働中だけ認知的不協和が無い、などの行為を実行すれば比較的容易に従順な奴隷が出来上がるはずですが、オススメはしません。
現代において、奴隷制度は忌むべき過去の慣習として扱われています。
ぼく自身も倫理的にどうなのかなぁという思いがあります。

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まとめ

認知的不協和とコンフォートゾーンの概念を知り、不安の解消に努めれば、渦中の人物の心は正常さを取り戻します。

こんなことを考えたり、なんやかんやとしているぼくのツイッターはこちらになります。

https://twitter.com/hollownojob

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