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靴をお迎えして気づいたこと

JIL SANDER Ballerinaを買いました…!!
いままでの人生のなかで一番高い靴!!
いままでの人生の中で初めて可愛すぎて心揺さぶられた靴!!

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出会って一ヶ月、毎日在庫を確認して、
「早く、早くお迎えしたい…!」と悶々としていました。

そんな悶々期間に感じたことを書こうと思います。


お金をためて買うを経験したい

そもそも「お金をためて買う」ということをいままでしたことがありませんでした。
クレカ支払いで毎月いくら使ってるかをザルに計算していたのもあって「欲しい!」と思ったらほぼ買う、が習慣化してたからです。

そんな中、
「今回はお金をためて、大きな買い物をする経験がしたいな」
と思いました。

単純にいままでやったことがなかったので「買い物を我慢したとき、自分はどんな気持ちになるんだろ??」と興味本位な意味合いが強かったです。


最初の一週間はめっちゃ辛かった

いままでは自問自答してはいるものの、気の赴くまま買い物できていたのができなくなり、何度も挫けそうになりました。

RIM.ARKの新作がぞくぞく出る中、可愛いと思うもの、気になるものもありましたが
「ここで買ったらまた一ヶ月先延ばしだよ。それでもいい?」
と自分に問いながら気になったものと靴とを頭の中で天秤にかけると、靴のほうに気持ちが傾き、服が欲しい気持ちがゆっくりと落ち着きました。

Twitterもインスタも、見ると欲しくなるので見なくなり、しばらくすると物欲が薄れだしてRIM.ARKの新作(上で見た物と同じもの)をみても心を打たれなくなりました。(きっと所有欲だったのだと思います)

アクセやコスメなども
「今このタイミングで買う必要ある?」
「手元にあるもので代用できない??」と考えて
【買わない】方向を選ぶことが多くなりました。


いま持っているものにじっくり向き合うようになる

【買わない】方向を選ぶと手持ちの洋服たちをよく見るようになり、「初夏までいけるかも?」「これは暖かくなったら着れなくなるな~」といつまで着るかを考えるようになりました。

また、「そろそろ暑くなるから夏服買わないと」という考え方が消え、「暑かろうが私はこれを着たいんだよ」と思うようになりました(いいか悪いかはさておき。)

じっくり向き合っていくうちに、
『いかに欲しいものを手に入れるか』から
『いかにお金を貯めるか』に自然とシフトしていきました。


妄想クローゼットが頭の中にできた

「今着てるコーデとバレリーナは合うかなぁ〜」と毎日考えるようになりました。
だいたいエスカレーターに乗っているときにコーディネートを思い浮かべていたのですが、その度「今日の服にもピッタリ…!」「むしろこれしかない」とお迎え欲が増し、早く履きたいな〜きっと可愛いんだろうな〜と恋い焦がれながら、売り切れないかな…大丈夫かな…と悶々としていました。


自分は服にバリエーションがあるほうがいいタイプだと気づいた

妄想クローゼットが頭の中にできたことで、バリエーションがあったほうがファッションを楽しめるタイプだ、と気づきました。

あきやさんみたいに一つの服を愛するのに憧れていましたが、実際やってみると「またこれかぁ」と気分が乗らない日もあり、わたしはたくさんのお気に入りのなかから、その日の気分に合わせて選ぶ楽しさがあるほうがあってるんだ、と発見しました。


「オシャレは我慢」の意味がわかった

実用性を伴うデザインが好きで、実用性ばかりorデザイン性ばかりなものは足りないところに目がいってしまい選ばないことが多かったのですが、バレリーナは『デザイン性重視の靴だけど靴擦れしてでも履きたい靴』だと思えました。

実際一度履いて、かかとががっつり靴擦れしましたがそれでもずっとずっと履いてみたかった靴が足元にある幸せで心がいっぱい。
玄関で、駅のホームで、お店の中で…たくさん足元を見ました。
そのたびに「かわいいなぁ」「買えてよかったなぁ」と心のなかでにこにこ。
商品単体でみたときは、足首のアンクレットが可愛い!と思っていたのですが、いざ履くとボトムスの裾から出てる四角いつま先も可愛いじゃない…!!!と興奮したり。

痛みの先には私の足に馴染んだバレリーナがある…!と考えると、世のオシャレな人たちが「オシャレは我慢!」と言う理由がわかったような気がします。


靴に課金する、という経験

高価なものというのもありますが、なによりずっと大切にしたい靴なので裏張りをしてもらうことにしました。

職人さんに依頼するので自分でなにかするわけでないのですが、人生初の靴への課金。

どんな履き心地になるのかとても楽しみです。


たかが靴、されど靴。

靴をひとつ買うだけでこんなにもファッションの気付きが生まれるのかとびっくりしています。
「これも理想の私だ!」「あれも買いたい!」と謎に焦って止まらなかった服へ対する物欲も、いまのところ収まりました。
足元が揃ったことで【なりたい】へ一歩近づいた証かもしれません。

これから、大切に履いていきたいです。

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