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油で滑ったり、建物が崩れ落ちたり。三月花形歌舞伎。

南座の三月花形歌舞伎に行ってきました!

しばらく風邪をこじらせてしんどかったのですが、気合で当日に治しました。間に合ってよかったー。

実はあんまり歌舞伎を見に行くことってなかったんですが、知人に誘ってもらい、見に行くことに。

高校生くらいの時に、歌舞伎大好きな子に連れてってもらったことがあって、そのときは衣装がきれいだなーくらいの感想で、役者さんたちが何言ってるのか全然わかんなくて、物語もちんぷんかんぷんで。

というわけできっと多くの人が抱いているであろう、歌舞伎=難しいのイメージを持っていたわけですが。


いやぁ、楽しかった!


今回はね、ちゃんとあらすじを予習してから行きましたので。今こんなこと言ってるんだろうなーというのがなんとなくわかりました。これは大きい。


この三月花形歌舞伎は、中村壱太郎さん、中村隼人さん、尾上右近さんの若手3人組がメインとなっていて、同年代というのもあってかすごく眩かったな…

はじめの口上では、中村壱太郎さんが演目をわかりやすく解説。「女殺油地獄」という演目について、「女が油地獄の中で殺される話でございます」と、実にわかりやすい。「歌舞伎はネタバレOK,過程を楽しむものなんですよ」という話もされていて。そうなんです、あらすじ分かったうえで見た方が断然楽しめるのですよ。

ちゃっかり販促もして、写真撮影タイムなんかも設けられていて、歌舞伎を皆に気軽に楽しんでもらいたいっていう想いが伝わる工夫の詰まった口上でした。

今回は「女殺油地獄」と「忍夜恋曲者」の2演目。

「女殺~」の油でつるんつるん滑りながら殺し合う姿は、滑稽さもありながら与太郎の狂気にヒヤッとする空気感が漂うし、「忍夜~」はアクロバティックな演出がわくわくするし、蝦蟇が予想以上に可愛かったし、最後建物が崩れ落ちる仕掛けは圧巻(柱折れるとかのディティールもばっちり)、感想細かく書きたいところですが、ちょっと力尽きたのでいずれまた…

ではでは~。

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