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平野啓一郎氏が提唱する「分人主義」を知ると生きることが楽になるかも

『本当の自分』はひとつじゃない。

対人関係や環境ごとに分化した異なる人格「分人」。この分人すべてを本当の自分と捉える。
誰かが好きということは「その人といるときの自分」が好きだということ。つまり他者がいて初めて自分を愛することができるのだという考え方。

平野啓一郎さん『私とは何か 「個人」から「分人」へ』より


そうなのだ。
「すべて本当の自分」
そういうこと。
平野啓一郎さん、ありがとう。
ストンと腹落ちした。
本を読むのは面倒というかたも、まずは以下の公式サイトで7分ほどの動画をご覧になってみてください。


どうでしたか?
少しは悩みが解消されそうですか?

「すべて本当の自分」それならハッピーな自分に登場し続けてもらおう。
それはそんなに難しいことなのか?

私はそもそも「本当」なんて考えたことがない。
すべてはその時々の「現象」として存在しているんだから、イメージとは違う意外な一面を見ても「あぁ、そういう感覚も持っているのか。知らなかったな」ぐらいで受けとめる。合わなければ無理をして一緒にいることはない。

「本当のあなたはどんな人?」と聞かれれば、「あなたが見ている私が、あなた向けの私なんだろうと思う」としか答えてこなかった。
愛するパートナーの前で見せているリラックスした表情を誰にでも見せるわけはないし、横着でだらしない姿を職場では見せないし。違って当然。

その時々の自分が、その時の私。
そんなもんでいいじゃない。
道徳があればいいじゃない。
自分の本音を聞けるのは私だけ。
行動をおこせるのも私だけ。
苦手な環境や人間関係からは潔く撤退する。
よりよく生きたいから常に自己観照して、自分を支え、守り、見捨てない。
だから私はどの「分人」も好ましい。

心地いい関係を築くためには、相互に親しみと思いやりをもつこと。
一人だけが苦しい思いをする関係はいびつだ。

繊細な人は常に自問してほしい。
その我慢は本当に必要か?
いい経験をしたと笑顔で振り返ることのできる日はくるのか?

自分の意見はしっかり伝えていい。
嫌なことはハッキリお断りしていい。
どう思われたっていいんやで!
背伸びし過ぎない。
できないものはできない。
見栄をはっても辛いだけやで!

心地いい環境や人間関係を見つけて、心から笑っている「分人」をメインに生きていこう。


本日はここまで。
おおきに。
さて。
「猫のように生きる」とは?
心と行動を一致させる

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