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乗り遅れた電車を追いかけて

今年はぼくのヒーローがたくさん去っていく。
例を上げると込み上げるものがあるからしない。

仕事でヘトヘトになっても
なんとか毎日noteを続けていた。

「そんなもんでしょ?」が言い分。
間違ってはいない。

凡人で普通にゲームが好きで
人並みにウデマエで特段キャリアもなくて。

noteという街にふらふらと遊びにきては
ゴキゲンに去って。

行きつけのカフェ。
ぼくにとってそれくらいの立ち位置だった。

ほんとはもっと根源的な
ものに動かされていることも知らずに。

言葉を探す旅が
ホントに楽しいとも感じていなかった。
ぼくも実際のところ求めているものがあったのに。そこを除いてはならない。

鶴の恩返しなんだ。
カフェに通えていれば、それでいい。

ぼくは子供の頃はおばあちゃんっ子だった。
母親は働く方が好きで家にはほとんどいなかった。なんとなく朝いなくなってそれとなく帰ってくる。その間はおばあちゃんが見守ってくれていて好なことだけに向き合っていた、と思う。

分厚い図鑑がマストアイテムで
なんでも載ってた。

昆虫から宇宙から
社会問題まで。

とくにお気に入りだったのが太陽系の図。

ここにはないアナザーワールドへ旅立つ気分で
そのページを開けば一瞬で宇宙旅行へとワープしていた。

同じ頃くらいにファミコンが置いてあった。
なんの機械かもわからず親もわかっていなかったけれど、すごく面白そうで、どうやって遊ぶのかなんのための機械なのかを探っていた。

ファミコンという惑星探査機を起動出来た衝撃は今でも覚えている。

それからは図鑑を描き写し
太陽系の並びを覚える修業をして

ドラゴンボールもいつか見つけに行く使命を
受け取っていたコケ少年。家トレも日課になった。

図鑑写し、ファミコン、家トレ。
ぼくはとにかくお家にいた。
たまに出かけたがお外に行くことは少なかった。

タカラモノだらけだったから。

それを親は気持ち悪がり、無理やり外に出された。外といっても長閑な田舎。危険なこともなくはないけれど、コレも修業かと思いコケ少年はご近所冒険に勤しむことになる。

虫取りが好きでスタンダードなカゴに
赤いスティックが印象的だった虫取りあみ。
めちゃくちゃ気にいってたのを覚えている。

なん10匹と捕まえてはおばちゃんに報告。
1日に何度も繰り返しその度に褒められては
いい気分になってまた繰り返す。

でもぼくはおばぁちゃんに褒められるのも
嬉しいけれどほんとは「お外で鳴いているセミ」を虫かごの中で再現したかったのだ。

外で鳴くセミはなぜお家では鳴かないのだろう?

アレやこれやを試しては上手くいかない。
毎日毎日捕まえては実験を繰り返し、虫かごの中で外を再現してもセミは鳴かない。

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1,617字
ゲーマー歴もほどほどでウデマエもほどほど。ためになるお話しも、元気のでることばもかけられない。けどゲームだけはやっている。ゲームをすることで元気もでるのさ。忙しいあなたのエリクサーになりたい。いつでもゲームがある人生を送ってほしい。HPがなくなる前にエリクサーを使うんだ。え?もったいない?んで?そのエリクサー、いつ使うのさ?

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