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写真集を作ってます

これまで、個展やグループ展に参加をしてきた。
だいたい年に1回から2回くらい参加してきた。
展示に関してはそこそこ経験があったので、最近はこんなものかなと、少し緊張感がなくなっていたかも。

しかし、写真集を作るというのは展示とは全く違った。
なんと言えば良いのか
とにかく、物理的な形で自分の写真を残すこと、この緊張感とワクワク感は今まで経験したことがないものだった。

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展示というのは、その時、その一定期間にのみ存在したもので、後は記憶と記録にのみに残る。
ある意味刹那的な責任感というか、長い時間に耐えうるものを作ろうという意識が薄かったのかな。
その時の評価だけで良いから、細部まで突き詰める意識が薄かった。
これは、どちらかというと個人的な意識の足りなさだとは思うが、写真集を作ることでそれがを思い知らされた。

写真集は時間を超えて、今の自分が残り続けることになる。
ぱっと思った「恥ずかしい」
いい年ではあるが、20年後の自分からみたら若い。
きっと、その時にまだまだ若いなとか、できていないなと自分で思うだろうと、あの頃の自分は若かったなと恥ずかしいと思うだろうと想像した。

でも、同時に今の自分の全力が残ること、今、感じたことを残せる。
そして、時間を超えていつでも多くの人に語りかけることができるのだと思った。
俺はこういう人です。

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時間を超えて、自分の表現したいものを見続けてもらえる。
この一事で、鼓動が早くなる。身体に緊張感が走る。
心地よい、気持ちがいい。
一つ自分が開放されるような感じがする。

作るまでの作業は、緊張したが
その緊張感とは違う、快感に繋がる緊張感。

自分という存在を表現できる、それが形として残っていく、喜びだね。

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