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XSとXL

 今日は地元のイオンへ買い物に行ってきた。無印とユニクロで夏物を調達してきたのだ。

 ユニクロでジョガーパンツを試着していると、隣から声が聞こえて来た。

 「あのう、これSなんですけどブカブカで。XSありますか?」

 …Sサイズがブカブカだと?ちなみに私はXLがピッタリの巨女である。どんな人だか見たかったが、ついに姿は確認できなかった。

 無印でも迷わずXLサイズのトップスを取る自分。いや私がデカいのは分かってるけどさ。他の女の人がみんな小柄に見えるのは、気のせい?

 欧米人体型というのか、私はガタイが良い(デブとは言わない)。肩幅は広く寸胴短胴で、手足が長い方だ(レディースはつんつるてんになる)。柳腰の日本人体型とは似ても似つかない。

 ちなみに髪も天パだし、典型的なアジア人には見えない。エイプリル・フールのジョークで「実はイタリアのクウォーター」と言ったら、信じた人がいたくらいだ。

 そんな私だから、サイズの豊富なユニクロや無印はありがたい。XSとXLでお値段が同じなのも嬉しいぞ。太ってて得なのはそれだけかも(泣)。

 人は本当にそれぞれ体型・体格が違うものだ。華奢なモデルに憧れても、自分の身体だと「使用前」「飲用前」のモデルにしかなれない()もう開き直るしかないですね。

 母とも全く体型が違うので、誰も親子とは思わない。「…失礼ですが、どういうご関係で?」何度同じことを聞かれただろう。母は黒髪ストレート、細身の日本人体型だというのに。

 もっと「大きい人」に寛容な社会になればなあ。こんなにダイエットで苦しんだことも無かったのに。多様性とか言っておいて、全然多様さを認めない社会じゃないか。

 まあでも、自分の良いところを見つけよう。「強そうに見える」とか、「姉御肌に思われる」とか。…どうも納得できん。

 そんなことを思いながら買い物をした今日一日だった。世の中には「デブ専」だっているんだ(いやそれ一部の人)。あたしは堂々とXLを着てやるぞ!

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