高知の八彩帖(ヤイロチョウ)57・「サーカス」
かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。高知のあれこれを書いています。
今回のテーマは「サーカス」。こちらは去年書いたものです。昨年高知にさくらサーカスが来ていました。子どもの時以来見たサーカスの体験記です。それではどうぞ。
エッセイ八彩帖57「サーカス」
東京に住む弟家族が帰省してきたのきっかけに、今(注:2022年10月)高知競馬場で開催されている「さくらサーカス」に行ってきた。
正直サーカスなんて全然興味が無かったワタシ。30年以上も昔に来てたサーカスの記憶がうっすらあるものの、そんなに面白かった印象が無い(おいおい)。
覚えているのは、やたら音がでかかったバイクの曲芸乗りと、「ケチャップリン」という名のピエロが出てきたこと、それとパントマイムのパフォーマンスでピカソのゲルニカを見たことくらいだ。だから今回も、しぶしぶ着いて行ったというワケ。
ピンクの巨大テントに入ると、賑やかな音楽と甘い香りのポップコーンに誘われる。4歳の姪は早速ポップコーンを買って貰ってた。
奇跡的に正面すぐ近くのボックス席が空いており、そこにめいめいが腰かけた。盛り上がる音楽に合わせて手拍子を打っていると、なんだかワクワクしてきたぞ⁉︎さあ、いよいよ開幕だ!
初っ端から巨大な回転ブランコ(というのか?)で、スリリングなアクロバットが繰り出される。おお、これは期待以上だぞ。ヒヤッとする場面では、会場のそこここから悲鳴が。
なんかパフォーマーも観客も一体になって、サーカスを盛り上げている。サーカスって、こんなに楽しいものだったのか!すっかり舞台に引き込まれてしまったぞ。
ショーの合間には人をおちょくってばかりのピエロが登場し、みんな大爆笑。滑稽な仕草で上手に観客を巻き込みますね〜。そうそう、ボックス席はイジられる可能性が高いのでご注意(?)を。目立ちたい方は進んでどうぞ♡
目を疑うような軟体技を繰り出す美女のパフォーマンスから、冷たい汗が止まらなくなるイケメン少年の天才的なバランス芸。
最後はマッチョなお兄さん達の華麗な空中ブランコが、激しいランバダのリズムで鮮やかに決まり、サーカスは幕を降ろした。いやあ、ほんと来て良かったよ。
セクシーなお姉さんにメンバーとの記念写真まで撮ってもらって、大満足!来年1月までやってますよ〜。ぜひぜひ、ご覧あれ!
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