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高知の八彩帖(ヤイロチョウ)・「UFO」

 かつてとある会社のサイトに連載していたショートエッセイです。高知のあれこれを書いています。

 今回のテーマは「UFO」。なぜか高知はUFOの目撃例が多いらしいという噂が!(←個人の感想です)。そんなUFOにまつわるお話を書いてみました。

「UFOライン」と呼ばれる瓶ヶ森です


  なぜ唐突にUFOー未確認飛行物体のことを思い出したのかと言えば。先日図書館から借りてきた本に、UFOの話題が出ていたからである。おそらく高知県、いや日本中でも昭和50年代以前に生まれた人なら、一度は聞いたことがあるであろうあの事件。

 高知市東部の介良(けら)地区で少年達がUFOを捕まえたという、いわゆる「介良事件」である。話の真偽はさておき、どうやら昔の高知には怪しげな物体が結構(?)飛来していたらしい。

 ワタシの叔父が子どもの頃のこと。高知市西部の朝倉にあった営林署の官舎で、玉虫色に光る飛行物体を目撃したらしい。一緒にいた祖母も同じものを見ており、これは大事件だと某K新聞社へ電話したそうだが。

 「木の芽時によく現れる人」のような扱いを受け、全く取り合ってもらえなかったとか。これがニュースになっていれば、今頃は介良事件と共に有名なUFOのエピソードとして残っていただろうと、悔やまれてならない(大げさ)。

 そんな叔父だが、最近になってまたUFOを見たらしい。今度はスマホに撮っているから確かだと。見せてもらったが、空に浮かぶ小さな光点が次の瞬間、かき消すように見えなくなったという代物。

 やはりUFO話は、介良事件並みのインパクトが無いとどうも胡散臭いということで。

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