見出し画像

ダウンジャケットを手放してインナーダウンを活用する

ダウンジャケットが冬の街着として定着したのは、いったいいつのことだったのでしょう。

寒い時期にはダウンジャケットを買わなければ!着なければ!という思い込みがいつの間にか私の心に入り込み、私のクローゼットにはダウンジャケットが常備されるようになりました。

しかしながら、寒冷地に住んでいるわけでもなく、寒風吹きすさぶ中をひたすら歩き回ることもあまりない私のライフスタイルに、ダウンジャケットは本当に必要なのでしょうか?

ミニマリストの少し手前くらいを目指して、持ち物をできるだけ減らして楽に生きたいと願っている私は、ある日突然このことに気がつきました。

私はダウンジャケットを2着持っています。

1枚だけでじゅうぶんにアウターとしての役割を果たすことができるものと、薄くてコンパクトで重ね着することができるインナーダウンです。

そもそも、2着もダウンジャケットが必要なのか?よくよく考えてみた結果、ダウンジャケットを手放してインナーダウンを活用することにしました。

冬はダウンジャケット

冬=ダウンジャケット

いつのまにかこの公式が、絶対的なものとして私の心の中に存在していました。

「暖かくて軽い」という寒い時期にはありがたい機能を見過ごすことはできなかったのです。

寒さが苦手な私にとって、ダウンジャケットは救世主的存在。

くたびれたら買い替えて、もはや何代目なのかも不明なダウンジャケットが、あたりまえのように私のクローゼットの中に鎮座しています。

ダウンジャケットのメリット

私にとってのダウンジャケットのメリットは…

・軽くて暖かい

の一点のみ。

このメリットのためだけにダウンジャケットを所有しているのはいかがなものか?

2019年から2020年にかけての冬はあまり寒くなかったせいか、そんなことを思い始めました。

ダウンジャケットのデメリット

私にとって、ダウンジャケットのメリットは上記の一点のみ。では、デメリットは?

・かさばる

・管理が面倒

・似合っていない

・着用時に暑く感じることがある

少し考えてみただけで、こんなにたくさんのデメリットを思いつきました。もっと時間をかければ、さらに出てきそうです。

これは、これまで持っているのが当たり前だったダウンジャケットを手放すチャンスなのかもしれない。

デメリットを検証してみましょう。

かさばる

できるだけ、持ち物を少なくして暮らすことを心がけている私。

以前よりはずっとコンパクトになったものの、やっぱりかさばるダウンジャケットは、クローゼットの中で文字通り幅を利かせています。

ダウンジャケットを手放せば、「これがなくなったらクローゼットの中がすっきりするだろうなぁ」と、見るたびにいちいち思わなくても済むようになります。

管理の手間

ダウンジャケットは、基本的に家庭で洗濯できません。ドライクリーニングが鉄則。

しかしながら、私はドライクリーニングがあまり好きではありません。お店に預けに行くのも受け取りに行くのも面倒。

そんな理由で、私はダウンジャケットを洗濯機で洗ってしまっています。念のため「おしゃれ着洗い」機能で。

「これでいいのだ!」とは思っているものの、「ダウンジャケットはドライクリーニングで」という記事やポスターを見るたびに、心のどこかでソワソワしていました。

「本当にいいのだろうか?」と。

ダウンジャケットを手放せば、この心のモヤモヤも手放すことができるのです。

似合っていない

私は、あまり背が高い方ではありません。なので、いろいろ気をつけないとシルエットが残念なことになりがち。

お洋服に着られてしまうことがあまりにも多いので、ダウンジャケットはショート丈を選ぶようにしていました。

それでも、外出先で鏡やガラスに映ったダウンジャケットを身にまとった自分を見てしまうと、がっかりすることがしばしば。

要するに、似合っていないのです。雪だるまのような、上半身だけミシュ〇ンのキャラクターのような、どちらにしても情けない見た目。

ダウンジャケットを手放せば、外出先で「何これ!?着替えたい…」と思う気持ちになることが減ります。

着用時に暑く感じることがある

私が暮らす地域は、寒冷地ではありません。

雪はたまに降ることがあるけれどたくさん積もることはないし、冬の電車と建物の中は混雑、暖房(もしくはその両方)で暑いくらいだし、車では運転しづらくなるので上着を脱ぐし。

寒いのは、自宅から駅(または駐車場)まで、駅(もしくは駐車場)から目的地まで。

「今日は寒いから」と、ダウンジャケットにマフラーまで巻いて出かけると、暑くなって汗をかいてしまうことがあります。

つまり、現在の私の生活には、そこまでのあたたかさは不要なのです。

もしもの場合のためにダウンジャケットを手放さない?

ここまで不要な理由を考えてみたものの、なんとなく手放しがたいダウンジャケット。

でも、手放したい。

なぜ手放しがたいのか?それは、「もしもの場合」があるから!

ものすごく寒くなる冬があるかもしれない。

寒冷地の極みであるスキーに行くときは、どうするのだ?

考えてみました。

ものすごく寒いときは、ウールのコートの下にインナーダウンを着て、マフラーをすればいいじゃないか。むしろ、その方がダウンジャケットのみをアウターとして着るよりもあたたかいのでは?

スキーに行くときは、スキー場ではスキーウェアを着るのだし、寒いのは駐車場からスキー場への移動くらいなのだから、インナーダウンでじゅうぶん。それでも寒かったら、スキージャケットを羽織ればよいではないか。

はい、解決!

ダウンジャケットを手放す

最終的に、ダウンジャケットを手放すことに成功しました。

持っているのが当たり前という考えを疑ってみると、意外な発見があります。

ダウンジャケットというものだけではなく、手間や煩わしさなども一緒に手放すことができました。

そして、空間とすがすがしさを手に入れました。将来ダウンジャケットを買い替える際の費用も!

1着のダウンジャケットから学んだことを、これからも暮らしに活かしてゆきたいです。

目指せ、ミニマリストの少し手前!

最後までお読みくださいまして、どうもありがとうございます。 楽しんでいただける記事を書けるように、精進します。