スマートフォン用ゲームアプリADV『終わる世界とキミとぼく』攻略(ネタバレ有)と感想
追記:7/26
アチーブメント全部埋めてTAしたら感じることも変わったので諸々追加
ちゃんと240円以上楽しめトーヴォした。楽し、楽、
ケケケケケケケケケケ
追記:8/5
セカボクを勧められた友人が発狂してしまいました。
なんてこった、この人でなし!たぬき!!
このビギナー向け攻略記事ではまったくもって物足りない、そんな熱烈なTA走者はぜひ以下の記事をどうぞ。めっちゃ参考になります。
↓
スマホゲーム『終わる世界とキミとぼく』タイムアタックの勧めない
Ⅰ,はじめに
この記事を読んでいるあなたは、おそらくillucalabさんの制作したこのゲーム、『終わる世界とキミとぼく』をプレイしていて理不尽なマイナスイベントが怒涛のように連続した挙句、ポプテピピックのポプ子のように「はいクソゲー」とスマホを投げ出したことが一度や二度あるのではないだろうか。
ちなみに私は一度や二度などというかわいいものでは済まなかった。240円の価値を回収するために毎日毎日トライし、「はいクソゲー」と言い続けて今日である。そしてこんな記事を書いている。
この記事を読もうという意思があるのは、きっとやっぱり私と同じようにもう一度スマホを握りしめてしまった、そんな人なのではないか。そんな風に思いながら、私はこの文章を書き進める。
もしゲームを買う前にこの記事を見かけてしまった方がいらっしゃるなら、それが自分にとって楽しめるものになりうるかをよく考えて購入してほしい。端的に言って、これは人を選ぶゲームである。
Googleレビューでも散見されるように、このゲームを表す表現としては「運ゲー」というものがやはり最も的確であると思う。開発者は運ゲーを否定しているが、ランダムイベントをタイミングよく引けるか、またはマイナスイベントをリカバリー可能な状態で引けるかどうかという部分については、やはり運の要素が強すぎるように思う。正しい選択肢を選び、どれほど被害を最小限に減らそうとも、どうしようもなく不運が重なって詰む。しかも序盤はそれが結構な頻度で起こる。個人的には海岸の雨イベント、プラントの蒸気イベントなどで痛烈にそれを感じた。
ローグライクって運じゃない?って言われればそうではあるが、それが大衆に受け入れられなくなってきたんだからチョコボの不思議なダンジョンはあんなにカジュアルになったんだし、ミストオーバーはあんなに前評判がよかったのにそこまで売れなかった。多分、今はそういう時代の流れなのだ。
だからこのゲームがそういう扱いをされても、客が求めるものがそうなんだからあんまり文句は言えないと思う。インディーズだから!とまで言われればそれはそうなんだけど、でもUndertaleだってインディーズだよ。
散々ネガティブなことを書いたが、それでもこのゲームには攻略してやろうやんけオラァ!ってさせる魅力がある。そんな深みにはまってしまった人のために、微力ながら私の出来る範囲で、得た知識を記していこうと思う。
あとこの記事を書くためにこちらのページを参考にしました。Progre/ぷろぐれ様、本当にありがとうございます。
※ でも一応一通りプレイしたら多少フォローする気になったよ!
よければ記事の一番下まで読んでみてね!
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Ⅱ,攻略情報
共通
・序盤にマイナスイベントが発生しても泣かない
→母親のことを思い出す、ケガ、マチコの川流れ、天井落下
苦痛に耐えられぬ時飲むがいい(タスクキル)
・被爆は体力10が恒久的に減る
→これを覚えておくだけで瓦礫どけるか被爆するかの判断に困らなくなる
40の体力消費は大分重い、2回くらいは被爆しても何とかなる
・15日朝までに衣服か毛布を確保しておきたい
→15日朝を加工に回せば病気イベントを回避できる
・できるだけ早く長い棒を得ておきたい
→釣り竿、ナギナタ、マチコの救助のため
単品での入手のほか、木の枝の加工でも入手できる
・犬関連と食糧確保に釣り竿が有用
→ナギナタは筋力20以上で二人組や集団撃退、イノシシの止め刺しに使う
・犬関連イベントを発生させるには海岸で釣り竿所持必須
順序)海岸→図書館→病院→山→プラント→学校→公園(一回引き返す)
・生存者の集団に運よく巡り合わせてうまいこと対応する
条件が足りないと暴徒になる
多分マジで最序盤に出会うと暴徒になるのかも
食糧を1個~最大3個渡すと感謝され、ランダムで後々再会する
→その際に銀器を貰うのがTrueエンドの条件
・拠点を適宜強化する
丈夫な木片or鉄片→拠点レベル1
丈夫な木片+鉄片+刃物(ナイフor包丁)→拠点レベル2
知識20+フライパン(or鍋)→拠点レベル3(ネズミがこなくなる)
実験キット→拠点レベル4
→拠点レベル4がTrueの条件
・食料が 7~8 以上で拠点レベル2までだと鼠発生、拠点破壊及び食糧全損
≫≫当然の死≪≪
→食糧イベントの前にアイテム欄を開き、在庫を確認する癖をつけたい
・29 日~ 33 日まで吹雪
→探索ができず食糧確保もできない、ハイパー加工タイム
29日までに拠点3にし、荒れ果てた山を探索できるようにしておきたい
焚き火を作るか長い棒+網でハンモックが作れれば精神に良い
この期間に薬品+紙などで爆竹を2つ以上作っておくべき
・59日目までにREX計画を発動できないと強制ED
→初回スマホ投げた
・True行くならアイテムを集めておく
→銀器、何かの液体×2、フラスコ×2、チューブ×2、救急箱
大体病院で揃う
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1,始まりの海岸
・最初の選択はトートバッグorかばんが有用
→トートバッグはナイフによって食糧確保の手段が一気に増える
かばんは本が神、知識により図書館到達が早まるので安定しやすい
リュックは罠
・知識10以上で薄汚れた地図を発見する
→「崩れた図書館」「焼け落ちた病院」を発見することができる
・3日目の夜に確定で体力と引き換えに丈夫な木片を確保できる
・ボロボロの自動車からドアをはがして丈夫な鉄片確保一択
・タルからは表面はがして丈夫な木片確保、中身探すと食糧+1
・虫のいる家を探索するとマチコが発狂する
・長い棒+ルアー(or糸)で釣り竿が作れる
・長い棒+ナイフ(or 包丁)でナギナタが作れる
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2,崩れた図書館
・初回探索時に確定で食糧4手に入ってしまう
→リソース管理に注意、アイテムボタン押してこまめに確認して
ネズミだ! ≫≫当然の死≪≪
・とにかく本を集める
まあ勝手に集まる
最終的に 現在ステータス+(アイテム欄の本の数×5)が50になるまで
知識20→拠点3にするのと鹿肉とキノコの食糧化
知識30→熊からの逃走最低限
知識50→「汚れたプラント」「忘れられた学校」の発見
・資料室の探索はアチーブメントの条件の1つ
→手に入れた端末に乾電池を入れる
・できれば山で食糧無双するための猟銃が欲しい
・ハンモック用の網が体力と引き換えに手に入る
・ケガをしているときはあえて救急箱を取りに行く
・できればここでフライパンが欲しい
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3,焼け落ちた病院
・やることが多いが食料はないわ精神は不安定になるわなので気を付ける
→早めに山を発見するか食糧を確保しながら粘るべし
・重症時一回だけ治療できる
→使いどころを誤ると後半で詰む
・フラスコ、救急箱、野菜の種の確定入手ができる
→足りないものから確保するのが理想
野菜の種は山を頂上まで探索しないと真価が発揮できない
でも一式を吹雪までに用意できるとリソースつよつよ
・木片or鉄片を体力と引き換えに入手できる
→拠点の強化ができていないときに助かる
・看護師との巡り合わせ(鍵)を祈れ
→地下の扉を開けた先に「荒れ果てた山」を発見するパンフレットがある
・実験キットとの巡りあわせを祈れ
・フライパン、鍋、チューブが手に入る
・基本的に精神ダメージイベントはぼくが引き受けるべき
→マチコのほうがリスクが大きいため
・栄養剤は1つでいい
・花の種は山でアチーブメントの達成条件になる
→プランターの入手は運
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4,荒れ果てた山
・初回探索時、罠を残すと鹿肉、壊すと精神回復(大)
→ケースバイケース、私は肉のほうを選びがちだった
・食料を確保しろ
→加工食品として 木の実、キノコ
鹿肉(猟銃必須)、兎肉、鶏肉、猪肉(ナギナタ必須)
など、吹雪対策のリソース集めに最適
猟銃があると鳥のデメリットもない
・知識50 以上で探索すべき
→「汚されたプラント」と「忘れられた学校」を発見できる
熊からも逃げられる
・山頂で清浄な土を手に入れられる
→野菜の種が猛威を振るう
・花を育てていると山頂でいいものが見られる
→まあ食料は消費されるんですけども
アチーブメント達成条件の一つ
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5,忘れられた学校
・ダンベルを求めよ
→プラントで筋力30を要求されるのでここで帳尻合わせをする
・刃物がない場合家庭科室で刃物の入手イベント
・食料はないし精神に悪いので長居すべきではない
・あと地味に鉄片が手に入るので妙に引きが悪いときに助かる
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6,汚されたプラント
・2 回目の探索 でミュータントと確定遭遇
→ 火炎瓶orナタによる戦闘か、道具で爆竹使用 ナギナタは不可
筋力が足りなければ負けるし、場合によってはケガするし、爆竹安定
猟銃はランダム要素が強い?確定情報がないためお勧めできない
・扉を開けるために筋力30必要
→足りない?今すぐ学校に戻るんだ、いいな?
・後半なのに即死イベントが豊富
→垂れ下がっているものに近づいてはいけない
・とにかく諦めずに一番奥と思っても探索を続ける
→「囚われの公園」発見後も探索を続けると壊れたバイクを見つけられる
さらに探索を続けて水の中を進むと(被爆)、REX計画書を発見できる
Trueには必須なので諦めないでほしい
・壊れたバイク+動かないラジオ→バイク
→計画前なら公園を抜けるのに必須
スパナがあるとバイクを解体できるらしい
・熱い蒸気が噴き出してきた!
→重症確定イベントほんと嫌い 救急箱がないと割と詰みポイント
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7,囚われの公園
・バイクで走り抜けろ
→走り抜けるだけ、むしろ走り抜けるための条件がないと詰む
犬イベントの終着点
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8,バベル
・物語の終着点
→エンディング分岐の場所
REX計画発動+うごめくもの食べる+頂上=END1
REX計画発動+たべない+頂上=END2
発動してない=END3
なおバベルに辿り着かずとも
・助けた集団に連れていってもらう=END4
・手だてなくバベルに辿り着けず60日=END5
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Ⅲ,終わりに
まあでもここまで一人の人間に書かせたのだから、このゲームにはきっとそれだけのポテンシャルがあったんだと思う。最初はGooGleレビューに評価もつけて色々と書いてやろうかと思ったのだが、そんなものでは足りないし表現しきれないということに途中で気付いてしまったからだ。
世界観はいいし、音楽もいいし、Trueの最後の一枚絵を見たときはちょっとすがすがしささえ覚えた。最初はTwitterでフォロワーが楽しそうだったんで興味を覚えたなどという単純な動機だったのだが、まんまとしてやられた形だ。何回アンインストールしてやろうと思ったことか。
こんな作品を星だけで評価できるわけがない。クソッ!情報もなく苦しむ人が増えるくらいなら攻略付きで書かざるを得ないだろうが!!
とりあえず私はこのゲームで昔やっていた艦隊これくしょんを思い出した。艦娘のレベルを上げ、装備を揃え、備蓄をし、ルートを生やし、穴を開けたり女神を積んだり、最善を尽くして準備し、旗艦を狙えと祈り続けたあの頃を。
それは面白いゲームだったんだろうか。なんだかよくわからない。
このゲームもそこまで激しくないながら、何となく似たような構成の緩やかなアドレナリンでできている気がする。
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↓ ここから7/26追記分
崩壊前夜まで見てTAを始めたところ、なるほどようやくこのゲームを楽しむ余裕が出てきたように感じる。だがそれはすべてのイベントの内容を知ってしまっていているうえで、どれだけ最上の結果を目指すかという段に至って発生した思いである。
多分一番最初のまじめにテキストと向き合って真剣に読んでいたころは、まじめに向き合ってしまっていたからこそ、その一回一回のあまりに理不尽な死に憤りを覚えたのだろう。
このゲームは主要な部分がテキストで構成されているにもかかわらず、初回にテキストを読み始めた際の新鮮な感動というものを台無しにしてしまっている。テキストを読むことは過程であって、さらに手段に過ぎない。その証拠に私はTAを行う際、すべてのテキストをほぼ読み飛ばしてしまっている。発狂していても内容が何となく理解できるから問題ない、というのもそれだ。過程だから、理解できれば十分なのだ。
つまり、私はこれをテキストゲームだと思い込んでいたにもかかわらずテキストをないがしろにされたとずっと感じていて、それで釈然としなかったのだろう。きっとそういうことなのだ。
おこらくセカボクはテキストで構成されているけれど、テキストゲームだと思わないほうがいい、そんなゲームだ。選択し、結果を導き出し、ランダムイベントやドロップに一喜一憂し、情報を頭に叩き込んで理解する。その過程にひたすらテキストがある。
人に勧めることがあるとするなら、「これは『シュタインズ・ゲート』のようなノベルゲーム系統のADVと勘違いしやすいが、決してそんな風に思い込まず、『たけしの挑戦状』であるとか、往年のゲームブックのようなものであると覚悟してからプレイしたほうがいい。そうでなければ14へ行け」と私は言うだろう。
まあ楽しいゲームでしたよ!全然240円以上は楽しめたと思いますね!!(クソデカ感情)
そりゃまあ艦これだってラスダン沼れば「ふざけんなこのクソゲー!!」って喚き散らしますし、クリアできれば「いいイベントだったよね」って手のひら大回転ですよ。そういうことでした。
いやほんと、ここまで読んでくださりありがとうございました。
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