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FPSから学ぶチームワークの在り方

FPSとは、「First Person Shooter」の略で、僕がハマっているゲームです。ここ最近の代表的なもので言うと、ApexLegends、Call Of Dutyがそれに当たりますね。要するに、3Dアクションシューティングゲームです。

中でも、”バトルロイヤル”形式が非常に面白く、チーム(2~4人位)を組んで、最後の1チームになるまで、物資を調達したりしながら敵チームを倒していくタイプのゲームです。バトルロイヤル形式のゲームにおいての最終的なゴール(目標)は、《最後の1チームになること、優勝すること》です。そのゴールに向かって、チームで協力をし、あーだこーだ言いながら敵を倒します。

有名なゲーム実況者さんたち(僕はよく兄者弟者さんやSANNINSHOWさん、CRの方々のチャンネル)のYoutube動画を見ている中で、非常に興味深かったのがチームワークの在り方、特に皆さんポジティブ・フィードバックが上手なんです🎮

前置きが長くなりましたが、ここから本題です。というのも、僕は看護師なので、このゲームから学んだことを看護の世界に置き換えて話をしていこうと思います。

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ゲームの中でプレイヤー達の声掛けを聞いていると、「回復薬ある?」「あそこに敵いるわ気を付けて!」「ちょっとここからスナイパーかますわ」等とお互いへの配慮、情報共有、意思表示が出来ています。これって当たり前のように思えて、実は非常に大事なことです。

看護の世界に置き換えると、「飲み物持ってきた?大丈夫?」「あの人せん妄リスク高いから気を付けよ」「ちょっとあの人の点滴だけつないだら休憩入ります」などの声掛けが適宜できることがベストですよね。実際はこれがなかなかできないんです。

「あの人どう考えてもせん妄リスク高いじゃん?どうしてわからないの?そりゃ転倒するし、点滴抜かれるよ。インシデントレポート自分で書いて」実際はこれです(n=?)。”え?知ってたら最初から教えてくれればいいじゃん?????”って思いますよね。

教育という聞こえの良い言葉を使用する人に限って、こんなことを平気でしています。

「自分で気づけるようにしないと」←無理です!!!
「学校で習ったでしょ」←習ったのとできるのは違います!!!!

ポジティブフィードバックに関しては、ゲーム内で優勝した際にメンバー達は「いやあそこの立ち回り強すぎるわ」「いやいやそっちがヘイト(敵視)をかってくれたからさ」「最強すぎ、次いこ」とお互いのプレーを褒めたたえます。動画を作成する点において言えば恣意的な部分も勿論あるかと思いますが、こちらが聞いていて心地よいと感じるほど上手です。

看護の世界では、例えば夜勤がトラブルなく終わった、問題の多かった患者さんを頑張って退院や転院に繋げられた、心を開いてくれなかった利用者さんとうまくコミュニケーションがとれた。こんな時にきちんとフィードバックが出来てますかね?少なくとも僕が経験してきた所では、お互いに何も言う事なく、なあなあで時が過ぎていくことが多かったです。

まとめ

長くなりましたが、もっと仕事において他者の良い所に注目していいと思うんです。看護の世界は”不足の指摘文化”が根強いとされています。そこが悪の根源かと勝手に思ってます。

「君のあの時の患者さんへの対応は完璧だったね」
「リーダーさんの采配まじ神でした」
「師長さん勤務表作るの上手すぎます」
こんなように褒め合ってもいいんじゃないでしょうか。

「いやそんなん忙しいし、無理。お局に褒めるところなんてない。勤務表作るの下手すぎる、連勤多い。」と思ったそこのあなた。すでに”不足の指摘文化”の呪いにかかってます。今すぐ除霊に行ってください。ちょっと普段自分がどういう思考回路なのか振り返ってみてください。

ではでは。


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