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トランプ大統領が嫌いな人へ

私は在米19年、トランプ大統領の再選を望む選挙権のない共和党派である。

会社で私の隣の席の、私と同じ年のアメリカ人男性はバリバリの民主党派である。トランプ前大統領のニュースが出るたびに彼の文句が止まらない。私にはトランプ前大統領の何がそんなに彼を怒らせるのか、毎回意味がわからない。彼が怒っている時は見ないふりをしている。

彼に限らなくて、多くの民主党派はアレルギーでもあるかの如く、トランプ前大統領の名前を聞いただけで怒り出す。ムカつくとかいうレベルではなく、怒り心頭に発するという感じで、頭から湯気が出ているようなのだ。ただ彼の話題をニュースで読んだだけで怒り出す。

私はいつも不思議に思っていた。なんでそこまで怒るんだろう。個人的に嫌いなのは仕方がないにせよ、トランプ前大統領が現役の頃は、物価上昇は通常通りにあったものの驚くことななかったし、街の治安も良かった。戦争も起こらなかった。普通に安心して買い物に行ったり人混みの行事に参加したりして、日々を暮らせていた。バイデン大統領になってから、物価の値上がりが激しすぎて、毎週末の買い物の会計の際、毎回値段が高すぎて目を回しそうになる。人混みに出かけるのにはマスシューティングがあるかもしれないと躊躇して、できるだけ人の多いところには出かけないようになった。

2ちゃんねるまとめのある話を読んで、何でそんなにトランプ前大統領の事を怒るんだろうと何となく想像ができるようになった。その話とはうどんの話である。

ある男性が通勤途中にあるうどん屋さんを見るたびに、毎回、腹が煮えくり返るほど、怒りが湧いてどうしようもなかったそうである。うどんに親を殺されたとでもしたかのように腹が立ったそうだ。彼自身この感情はおかしいと思い、ネットで相談していた。たどり着いた結論は、彼は子供の頃からうどんはそんなに好きではなかったが、病気になると母親がクタクタに煮込んだ消化の良いうどんを病人食として出され、それが好きではなかったため、うどんにあまり良い感情を持たないまま大きくなった。そして、毎日の通勤途中にうどん屋を見かけるたび、嫌な感情が少しづつ蘇り、それが積もり積もって、今ではうどん屋を見るだけで、そのうどん屋に対して破壊活動を起こしてしまいそうになる程憎んでしまっているとの事だった。彼の場合、自分でもこの感情は異常だと気付いていて、自分自身の感情を分析することができたため落ち着くことができたそうだ。

私はこの投稿を読んで、これはトランプ前大統領嫌いに通じるものがあるのではないかと思った。トランプ前大統領は決して爽やかで憧れるような外見ではない。大統領に立候補する以前にテレビに出ていた頃は、好かれるようなポジションでもなかっただろうし、多くの人から愛されるキャラクターではなかった。彼の長い人生で色々なこともあっただろうし、元々は政治家を目指していたわけではないのだから、今のコンプライアンスに沿うような清廉潔白に生きてきたわけではない。元々個人的に好きではない感情を持っていたところに、民主党によるネガティブキャンペーンである。人は信じたいものしか信じないから、真実かどうかはどうでも良く、少しづつ嫌いな思いを積もり重ねていき、狂気的とも言えるようなトランプ嫌いにつながるのではないか。冷静に考えてみると、彼に自分の家族親戚を殺されたのかというくらい、憎悪の感情を持っている人たちが多いことに恐怖を感じる。

今のXではいろんな情報が見える。日本ではどうだかわからないが、ここアメリカではX上では情報統制はないと考えている。片側だけのニュースを読むのではなく、色々見てみると、また違った面が見えてくるのではないか。

あなたが素晴らしいと信じてるバイデン大統領は本当に素晴らしい大統領だったのか。私の個人的意見では、歴代ぶっちぎりで最悪の仕事をしたというか、全く大統領として国を良くするという仕事をしていない大統領である。

私はトランプ大統領の再選後の穏やかで治安のいいアメリカ生活を待ち望んでいる。

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