育児しながら自分を育て直してる主婦。生きづらさを生み出す社会構造に対して、名もなきイチ…

育児しながら自分を育て直してる主婦。生きづらさを生み出す社会構造に対して、名もなきイチ市民が出来ることを模索しながらやっています。最重度知的障がいの弟を持つきょうだい児。

マガジン

  • 生きづらいお母さん

  • 生きづらい母の、ゆるく放送大学、な日々

    2022年4月、放送大学に全科履修生として入学した転勤族主婦。一児の母。高卒。心身ともに弱で、挫折歴多数。とりあえず、ゆるく卒業を目指します。あわよくば、認定心理士取得&公認心理師の学部科目コンプリートも目標。学びのアウトプットや学びながら考えた事あれこれなどを発信予定。ホームスクーリング・不登校の親の会をやっています。生きづらさの連鎖を断ち切ることにつながるすべてのテーマに関心があります。

  • 発達凸凹子育て

最近の記事

読書は対話。だとしたら、学びは、孤独を癒やす最高の手段かもしれない

2022年春に放送大学に入学して、最初の1年が終わろうとしている。ひとまず言えることは、とりあえずやってみようと入学を決めた1年前の自分、グッジョブ。 想像もしなかったほど、視野が広がり、自分の伸びしろを感じられ、楽しい1年だった。 そして何よりの収穫は、これまで自分がひとりで悶々と考え疑問に思っていたことの多くは既にほかの誰かによって考えられ研究されているのだ、と知ったことだった。 これがなぜ、わたしにとって”何よりの収穫”なのか? このことについて書く前に、精神科

    • 生きづらい母、放送大学へ入学する

      昨日、放送大学に出願申請をした。 通信制大学に行く事はもう半年以上前から考えていて、パンフレットはいくつも取寄せてはいたのだけれど、その中に放送大学はなかった。 放送大学を本格的に考え出したのは、なんと、一週間程前の事。 そしてその直前まで、結局この春どこかの大学生になるのは見送ろう、と思っていたのに、我ながらびっくりする急展開だ。 放送大学では、とりあえず、全科生として卒業(学士取得)を目指す。 「とりあえず」と書いたのがまさに放送大学に決めた理由で、「とりあえず」

      • 本はおまもり、だとおもう。

        本はおまもり、だと私はおもう。 大切な人からもらった手紙のように。 だから、これぞという本は電子書籍ではなく、手でさわれるモノとして手元に置いておきたくなる。 こころがザワザワする時に、 何となく寝付けなくて不安に駆られる夜に、 それが自分の本棚にある。いつでも触れてページをめくれる。 そう思えるだけで、安心出来るとしたらやっぱりそれは「おまもり」だ。 かなり前のことだけれど、おかたづけの人に家に来てもらったことがあった。 彼女曰く、 「どうして昔の手紙をそんなに

        • 我が子が不登校だけどまわりに相談相手がいなくてつらい。それならまずオンラインコミュニティがおすすめです。

          ・子どもが不登校で色々不安だけれどちょうどいい相談相手がなかなか見つからない・・・ ・住んでいる場所の近くには親の会がない、あってもなんだが自分にはしっくりこない・・・ ・子どもの不登校に対する考え方で、家族とさえも思いがかみ合わなくて気持ちのやり場がない・・・ こんなことで悩んでいるのなら、是非、不登校の親のためのオンラインコミュニティに参加してみて欲しい。 この記事では、いくつかの不登校コミュニティに参加(立ち上げ準備の手伝いや運営スタッフ経験もあり)の私の視点で

        読書は対話。だとしたら、学びは、孤独を癒やす最高の手段かもしれない

        • 生きづらい母、放送大学へ入学する

        • 本はおまもり、だとおもう。

        • 我が子が不登校だけどまわりに相談相手がいなくてつらい。それならまずオンラインコミュニティがおすすめです。

        マガジン

        • 生きづらい母の、ゆるく放送大学、な日々
          2本
        • 生きづらいお母さん
          2本
        • 発達凸凹子育て
          2本

        記事

          生きづらいお母さん専用の子育て支援が必要だ

          最近では色々な子育て支援サービスや、お母さん自身による活動が展開されていて、それはとてもいい事だ。けれど、ずっと『生きづらさ』を感じて生きてきて、今、母親をやっている私からみると、なんだかどれも最低限の人付き合いが出来る人向けの内容のように感じてしまう。 今まで見聞きした中で、一番いいな、と思ったのは、東京のある市で行っていた、「ひきこもりの主婦専用」の交流会だ。 私は完全にひきこもりと言える状況になったことはないけれど、そのくらい参加対象を絞り込んでもらわないと、母の集

          生きづらいお母さん専用の子育て支援が必要だ

          「草むしりは正しいの?」と小1から訊かれたら、あなたは何とこたえますか?

          草むしりは『正しい』のか?「僕のしたことは、ただしかったと思う?」 小1の息子に、そう聞かれた。 『正しかった』という言葉の重みに、ややひるみながらも私は、 「『僕のしたこと』とは、つまり今、草をむしったことの話?」 と聞き返す。 ついさっきまで息子は、たまたま通りかかった遊歩道沿いにあったベンチから飛び出していた雑草を一心にむしっていて、その直後のことだった。 「うん、草をむしったことの話だよ。」私の問いかけに、息子はそう答えた。 何と答えようか? 私は、思案し

          「草むしりは正しいの?」と小1から訊かれたら、あなたは何とこたえますか?

          選挙に行くのも、子どもへの愛の示し方の一つだと思う

          参院選が迫ってきた。 選挙の時期になると必ず思い出すことがある。 それは随分前の話だけれど、「選挙とか関係ない!人に頼らず自分の力で生きていくぜ!」とSNSに書き込んでいる人がいて、それに同意のコメントも寄せられていて唖然としたこと。(ちなみに投稿主は30代後半。) 多分その人は、選挙の意味をまったくわかっていないんだと思う。 行くか行かないかを最終的に決めるのは本人だけれど、意味がわからずに行かないんだとしたら悲しい。 選挙で投票するって、私たちの毎日の暮らしのこ

          選挙に行くのも、子どもへの愛の示し方の一つだと思う

          とある母親の休日【ショートストーリー】

          「じゃあ、行ってきます。お腹すいたら、二人でご飯先に食べててね。」 そう言って、かな恵は玄関のドアを閉めた。 マンションのエレベーターを降りて外に出ると、18時なのにまだ、陽射しが眩しく照りつけている。 「いよいよ梅雨明けかな…」 そう心の中でつぶやきながら、駅の方へ歩き出す。 今日は日曜日。 夕方一通りの家事を終えてから、かな恵は駅ビルに買い物に行くことにした。 園には通っていない息子と一日中過ごすようになって半年余り。二人でのんびりと楽しく過ごしていたはずだ

          とある母親の休日【ショートストーリー】

          ベランダピクニックのススメ

          4月の二週目がスタートし、園や学校も新学期が始まった。 私たちが住む北東北の桜はまだつぼみだけれど、陽の光は柔らかい。 春のにおいがする。 2年前のちょうど今頃、九州から転勤してきた当時は気候のあまりの違いに驚いてばかりだった。夏のような暑さの日に汗をかきながら引っ越しをして向こうの家を引き払い、家財が届く中3日をおいて、関東からこの地に入る新幹線が山あいを通った時にはまだ辺りに雪が溶け残っていた。 なかなか太陽の陽射しを感じられない長い冬を過ごすと、春の訪れがとりわ

          ベランダピクニックのススメ

          本当に子どもを愛せてる?いま必要な『愛する』を教えてくれた言葉

          子どもにどう接したらいいのかを考えたり、話したりする時、色んな言葉が出てくる。 たとえば 『愛する』とか 『尊重する』とか 『受け入れる』とか そうやって聞くと、「うん、それ大事だよね」と思う。 でも、自分の日々の行動が、子どもを『愛して』『尊重して』『受け入れて』それがちゃんと出来てる!と自信を持って言える親っているんだろうか? 正直、わたしにはわからなかった。 わたしは息子を愛せてる? このところずっと、そのことについて考え続けていた。 そして昨夜読ん

          本当に子どもを愛せてる?いま必要な『愛する』を教えてくれた言葉

          『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』本当に人を癒すのは誰なのか?

          本との出逢いは必然『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』東畑開人著を読んだ。 本との出逢いには「これは必然だ」と思うしかないことが多々ある。私はあまりスピリチュアルなことを信じていないけれど、それでもやっぱり必要な時に必要なものと出逢うように、この世は出来ている。と感じる瞬間がある。 この本とわたしの出逢いの経緯はこうだ。 ここしばらくはTwitterをチェックすることが習慣化している。その日もタイムラインを眺めていたわたしは、あるコミュニティについてのつぶやきを目にし

          『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』本当に人を癒すのは誰なのか?

          居場所がなかったら作ればいい

          公の学校に行かない時の選択肢わたしは、昨日の夜こんなツイートをした。 わたしには5歳(年中)の息子がいる。 少し前からなぜか彼は「小学生にはならないことにした」と宣言し始めていた。(現在幼稚園にはたまに行っている。) 何を話して聞かせた訳でもないのだけれど、息子の中で小学校に対するネガティブイメージが湧いてしまった様子。 元々、公的な『教育』への疑問を持っていた私は、息子の宣言に対してやっぱりそうだよね、と同意のような感覚さえ持った。 息子がそんなことを言い始める前

          居場所がなかったら作ればいい