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【失われた20年】中2でも分かる中二病ワード|経済編

どーも、ねこみかんです。
経営者としてお仕事してて10年くらい経ちますが、未だに中二病です。不治の病です。

経済とか経営とかにはそこそこ詳しいので、今回は中学2年生でも分かるように【失われた20年】を解説してみます。

2021年の我が日本では、失われた30年とも言われていたりして今なうでも、続いている経済的な問題ですね。

ニュースとかでもたぶん耳にする機会があると多いと思いますし、こうした事柄についてさらっと話したりできると中二病ライフも捗ると思いますので、良かったらこのnoteで学んでみてね。

5行で分かる失われた20年とは

経済的に元気がない状態が20年間続くようなことを通称「失われた20年」といいます。日本だけでなく、どの国でもこの経済低迷が長く続けば「失われた〇〇年」と言われるんですね。

で、日本での「失われた20年」については、いわゆるバブル崩壊後の1990年 - 2010年ごろまで20年間のことを指してそう言われている感じです。

(PCだと5行で表示されてますがスマホだともっと行が多かったかも!)

経済の低迷ってなんだろう

「経済的に元気がない」って説明しましたが、そもそも経済ってなんでしょう?ググってみると...

《名》人間の生活に必要な物を生産・分配・消費する行為についての、一切の社会的関係。転じて、金銭のやりくり。

文だと分かりにくいっすけど、簡単に言えば普通に生活する中でやってることの大体は経済(活動)って感じです。

牛丼食べたり、髪切ったり、ゲームしたり、Amazonでポチったり...
お金払って何か買ったり何かしてもらったりするやり取りをひっくるめて経済と呼んでいます。

なので、経済が元気良い状態というのは、この生活する上で行われる様々なやり取りが活発になっている状態、というわけですね。

多くの人たちがいっぱい食べたり・飲んだり・ゲームしたりすると、それを提供している会社にお金がいっぱい入ってきます。

すると、会社が儲かり・そこで働いている人の給料が上がったりして、その人たちがさらにいっぱいモノやサービスにお金を使う...

やり取りが活発になると、こんな感じの好循環が生まれ、いわゆる【景気が良い(好景気)】状態になるんですよね。

モノやサービスにお金を使う人が増えると、それを提供している会社が儲かり、そこで働いている人のお給料が上がったり・お仕事がないって人(失業者)が減ったり、基本的にみんなハッピーになれるのが好景気です。

自殺率も減るというデータも出てます。

逆に、経済に元気がなく低迷してるって状態は、このやり取りが少なくなり、会社があまり儲けられなくなって、お給料が下がったり、仕事がなくなる人が増えたり、するとモノやサービスにお金を使わなくなり、ますます会社が儲からなくなり...

こうなると基本的にみんなアンハッピーになってしまいますよね。これがいわゆる【景気が悪い(不景気)】と言われている状態です。

失われた20年。いったい「何が」失われたのか

話戻しまして、失われた20年とは経済が低迷している期間が20年あるということでしたが...

いったい「何が」失われたのかというと、そのまま「経済」だとか「国際的な競争力」だとか諸説ありますが、僕は「人々の自信」が失われたというのがしっくりきてます。

失われた20年と言われている「1990年 - 2010年」の前までは、日本はバブルでイケイケだったんですよね。

ジャパン・アズ・ナンバーワンとか言う本も出てて「アメリカは日本に学べ」とか言われていたらしいです。
今ではアップルさん・Googleさん・Amazonさんナドナドのアメリカさんには全然勝てなくなってます。

この頃の平均的な新卒の給料は30万を軽く超えて(今だと22万くらい?)、今では悪名名高い【就活】も、面接行ったら「新車買ってあげるからウチ来てよ」みたいなことを人事から言われてたらしい。

若者の多くはお金を持ってたし、将来の経済的な不安とかもさほどなくバブルのイメージでよく使われるジュリアナみたいなところで遊んでるのが普通。

過剰すぎるのはいかがなものかと思うところもありますが、基本的に楽観的でイケイケで自信満々な雰囲気だったのは良いことです。

そこからバブルが弾けて一気に経済が元気をなくし...

会社はコストカット・値下げで儲からなくなり、するとお給料も減って、お金を使う人が少なくなり、会社はますます儲からなくなりーの連鎖が続き、一気に将来に希望が持てない暗い雰囲気になってしまったわけです。

とはいえ、これも「自信」がどこでついたのかというと、バブル期あたりまでの経済成長が著しい、ウハウハな感じのときの自信だったとも考えられるので、そこを基準に考えるべきではないとも言われていますね。

個人的にはそれくらい楽観的に生きていたい派なので、失われた30年とか言われいる現状よりも、もっと自信を持てるような世の中にしたいなとは思います。

失われた20年は何が原因だったのか

では、こんな暗い雰囲気になって人々の自信を奪ってしまった原因はどこにあるのでしょうか。諸説あるし様々な事柄が絡みあっているので明確な答えはないと思います、が。

まず、失われた「20年」と括られていますが、この間に起こったことは色々あって、ざっくりと前半10年と後半の10年で大きく違いがありそうです。

前半の10年はバブル崩壊と、それに伴う経済政策的なところが上手くいかずに経済が長期的に停滞。要はお偉いさんがやらかしたのがデカイ原因です。

もうこの時点で失われた10年とか言われちゃってますね。

サクッと経緯を話しておくと、1990年はバブル経済からみんなが土地を買い漁り、土地の価格がアホみたいに上がっていました。

コーラが1万円で売られているかのごとく、実際の価値と値段の差が激しくなっちゃって、まずいと思った国のお偉いさんたちが、土地をバカみたいに買わないように制限を設けたんですが、これが必要以上に効いちゃって「予想と全然違うやん」的になって事実上失敗。

バブルが弾ける原因となり、そこから銀行が潰れたり、企業がお金使わなくなったりで長期的に経済が停滞しちゃった感じです。失業率や自殺率も高くなっちゃってますね。

この間ITバブル的な経済回復イベントがいくつか発生するも、単発的に終わり長期的なHP回復とはいかず、元気のない期間が続いてしまいます。

後半の10年

2000年あたりからの後半の10年では、経済は一応緩やか〜な回復状態にあると言われていました。ライオンヘアでおしゃれな小泉純一郎氏が総理大臣になったあたりですね。(知らない人は画像検索してみよう!)

しかし、株価とか景気の良し悪しを判断する数字は多少伸びたものの、働いている人のお給料とかはあまりあがらず「実感なき景気回復」みたいなことも言われていました。

この期間は【いざなみ景気(第14循環)】とか言われて中二ゴゴロをくすぐるので今後ピックアップして記事にするかもしれません。

そんなこんなをしている間に2008年のアメリカさんのサブプライムローン問題をきっかけとする世界金融危機が発生してしまい、経済成長がマイナスになったりして「全然あかーん」となってしまいます。

そして2011年には東日本大震災でまた大ダメージ。
全然HPが回復できないまま、バブル崩壊あたりから20年が経ってしまい、この期間が失われた20年と呼ばれるようになっちゃったわけです。

2021年も経済的に元気になってるとは確信できないよね

東日本大震災から今年で10年が経ち、復興もある程度進み、全体的には株価の高騰・物価が上がったりはしていますが、いまだに景気が良いって話はあんまり聞かないですね。

近頃はウィルスも流行っちゃって、お店も時短とかになってますし、この30年を振り返ると残念ながら「日本くんの運が悪い」感じはありますよね。

ちょっと経済回復してきたかな〜ってときに、新たな問題が起こってまた振り出しに戻るみたいなことを30年くらいやってますから。

お祓い行った方が良いんじゃ無いっすかね。

あとはバブル経済とかサブプライムローン問題とか、最近だと2018年くらいの仮想通貨とか、みんな「リスクとって飛び乗りすぎだろ」感はありますよね〜。

なので、金融リテラシー的なところはなるべく多くの人が身につけて、甘い言葉に惑わされないようにできればと考えてます。

ほんとアホみたいな投資詐欺とか未だにあるので、駆逐したいっすね。

そのためにも情報発信していければ!
僕の会社もどんどん成長させていって、雇用とかをどんどん生み出せるようにしたいです。

というわけで、今日も一日がんばるぞい。

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