2023年夏の青空文庫感想日記と今(前半)
去年の夏、「なんか名作を読もう」という気概が生まれ、かといって長編を読む余裕はなかったので青空文庫にある短編小説を21本読んだ。せっかくなのでその当時ツイッターに投稿した感想(と蛇足だが今のコメント)をまとめてみた。
まず前半の11本。
2023.7.31
『桜の樹の下には』梶井基次郎
「俺には惨劇が必要なんだ」の部分にゾワっとした。美しいものは惨劇でできているって想像することで心の平衡が保たれるの分かる。何万匹もの薄羽カゲロウの屍体の情景とかすっと浮かぶのがすごいと思った