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旅をするわたし 長崎巡礼 2023.10.2〜4

さて次はどこへ行こうかなと、ANAのタイムセールを見ていたら、たまたま長崎の便が残っていた。久しぶりに行ってみようと思ったのが、今回の始まりだった。

旅のテーマを何にしようかと考えて、外海へ行ってみたかったのを思い出す。

調べ始めたら、たまたまこの本がヒットした。遠藤周作と歩く「長崎巡礼」という、2006年の本。

西坂公園にて

遠藤周作は、こんな言葉を色紙に書いていたそうだ。

遠藤周作の色紙

「踏絵を踏む 足も痛い」

踏んだ人はダメで、踏まずに殉教した人は英雄で、それが当たり前だと思っていた。踏んだ人たちのことを、ちゃんと考えたこともなかった。

先月末、遠藤周作の命日に、マーティン・スコセッシ版の映画「沈黙」がBSで放送されてた。なかなかしんどい作品なんだけど、久しぶりに見てみたら、ロドリゴが踏み絵に足をかけるシーンで、これだったか、と気づかされた。
「踏みなさい」と神の声を聞く。

遠藤周作の長崎切支丹三部作、「沈黙」「女の一生・キクの場合」「女の一生・サチ子の場合」この舞台を歩くことにした。

遠藤周作と歩く「長崎巡礼」 目次より

本の目次から。
2泊3日で、この部分、5コースを歩いた。
総歩数は6万5000歩。歩きすぎー。

「沈黙」の舞台を歩く その1

「沈黙」の舞台を歩く その1
 >旧外海町
  *枯松神社
  *黒崎教会
  *遠藤周作文学館
  *沈黙の碑
  *外海歴史民俗資料館
  *ド・ロ神父記念館
  *出津教会堂
  *キリシタン墓地(ド・ロ神父の墓)

「沈黙」の舞台を歩く その2

「沈黙」の舞台を歩く その2
 >西坂から本河内
  *西坂公園
   日本二十六聖人記念館
   聖フィリッポ西坂教会
  *本蓮寺(サンジョアン教会跡)
  *中町教会
  *サンフランシスコ教会跡(桜町牢跡)
  *サンドミンゴ教会跡
  *西勝寺
  *長崎歴史文化博物館
  *諏訪神社
  *ルイスデアルメイダ渡来記念碑
   春徳寺(トードスオスサントス教会跡)
  *本河内教会 ルルド 聖コルベ記念館

「沈黙」の舞台を歩く その3

「沈黙」の舞台を歩く その3
 >風頭山から旧外浦町
  *風頭公園
  *皓台寺
  *眼鏡橋
  *勝山町、五島町
  *大波止
  *出島
  *西浜町
  *岬の教会跡、奉行所西役所跡
  *旧外浦町由来の碑

「女の一生」の舞台を歩く その1

「女の一生」の舞台を歩く その1
 >旧浦上村
  *聖徳寺
  *サンタクララ教会の記念碑
  *ベアトス様の墓
  *帳方屋敷跡(永井隆記念館・如己堂)
  *十字架山
  *浦上天主堂
  *原爆落下中心地碑
  *長崎原爆資料館

「女の一生」の舞台を歩く その2

「女の一生」の舞台を歩く その2
 >丸山から大浦天主堂
  *思案橋
  *思切橋
  *丸山
  *唐人邸跡、土神堂
  *大浦海岸通り
  *大浦天主堂への坂
  *大浦天主堂
  *旧羅典新学校(キリシタン資料室)
  *祈念坂
  *十六番館
  *聖コルベ記念室

物語の舞台は、禁教令時や戦前戦後の長崎だから、現在と、街並みは大きく変わっているけれど、あちこちに石碑が残されていて、思いを馳せる材料になった。

自分で歩かなければ、見えてこないものがたくさんあった。


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