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コロナじゃなかった話

先日、コロナだと疑わしい症状が出て、色々と辛い思いをしました。その際の体験を綴ろうと思います。

冬が近づきつつあり、インフルエンザなどコロナと症状が似ている別の病気にかかる可能性はあります。私はその一例でした。同じような経験をした方にとって少しでもお役に立てればと思い、自分の経験を共有できればと思います。

※本内容はあくまで個人の体験談であるため、本記事の内容により何らかの被害を被ったとしても、一切の責任を負いかねます。

犯人は急性扁桃炎だった

結論から述べますと、コロナウィルスの感染ではなく、急性扁桃炎でした。以下では、発症から急性扁桃炎と判明するまでの過程を日毎にお伝えしていきます。

1日目

ある日の午後、なんとなく体に倦怠感と発熱があったのが全ての始まりでした。

体温を測ってみたところ、37.5°C。この時はまだ風邪を引いた程度にしか思っていませんでした。しかし、そこから倦怠感と発熱がどんどん増していき、夜にはベッドから立ち上がれない程に深刻になっていました。体温は40°Cを超えていました。

この日の症状としては、高熱、頭痛、全身の節々の痛み、喉の痛みがありました。ただし、咳や味覚の異変はありませんでした。

2日目

次の日も同じ症状が続き、2日目には味覚がなくなりました。

この時点で、コロナにかかったのではないかという疑いはピークに達します。しかし、自分は普段家にいることが多いため、納得はいきませんでした。大学の授業は全てオンライン、アルバイトもオンラインがほとんどで、家族の中でも一番外出が少ないのは自分だったためです。

PCR検査を受けるため医療機関に連絡を取るものの、受検は認められませんでした。電話越しに、現在の症状や私生活についていくつか質問がされました。印象的だった質問は「夜の街の居酒屋などでアルバイトをしていないか」です。また、「両親の年齢はが60以上ではないか」といった質問も母がされたそうです。恐らく、マニュアルのようなものが用意されていて、返答に応じて感染の可能性や検査の緊急度などを判断しているのだろうと思いました。

地元の内科医の方を訪ねましたが、診察は出来ないため、解熱の効果がある薬の処方だけされました。

3日目

薬の効果があってか、40°C前後だった体温が38°Cほどに収まりました。

味覚も戻りつつあり、やはりコロナではないんじゃないか?といった疑問も浮かび、しばらく半信半疑の日々を送ります。

しかし、喉の痛みだけは一向に引く気配がありませんでした。この日から、コロナ以外の喉の病気もあるのではないかと考えるようになりました。ネットで「喉の痛み 頭痛 高熱」などと検索したところ、「扁桃炎」といったキーワードがよく該当することが分かりました。のどちんこの両サイド?にある柔らかい側面のような部分が扁桃腺にあたるらしく、そこが強く炎症?腫れ?を起こしている症状が「扁桃炎」だそうです。

「扁桃炎」の弊害として発熱や頭痛といったものが起こるらしく、コロナじゃないならこっちの可能性が高いなと別の可能性を考えるようになりました。実際に鏡を見てみると、扁桃腺が赤く腫れ上がって、湿疹のようなものも確認することが出来ました。

4日目

解熱剤を飲み続け、体温は37°C台に安定。喉の痛みがさらに強くなり、唾液と痰の分泌が異常な速さになりました。20分に1回くらいのペースで吐き出さないと、息が出来ない程でした。

一方、食欲が増してきたことが大きな変化でした。体調が戻りつつあるのかなと嬉しく思いました。ただし喉の痛みが強く、食事の際は「美味しい!」と「痛い!」の感情で反復横跳びが続いていました。

5日目

地元の内科医の方からの推薦?(詳しくはよく知りません...)で、大きめの病院でPCR検査を受けられることとなりました。検査結果については、陽性だった場合のみ翌日の18時までに電話で連絡がされるとのことでした。

また、この日は喉の痛みが一番強く、飲食だけでなく会話もままならない程でした。4日目は日曜だったため、医院が開いておらず、月曜日である5日目に地元の耳鼻咽喉科で診察をして頂きました。診て頂いたお医者さんからは、コロナではなく扁桃炎の可能性がかなり高いと伝えられ、薬をいくつか処方して頂きました。

ただ、コロナと扁桃炎の併発の可能性がないとは言い切れないらしく、結局のところ翌日の検査結果次第では隔離されるという不安が拭えませんでした...。

6日目

検査結果は陰性。処方された薬を飲み続けると、不思議なくらいに、今まで苦闘してきた痛みが治り始めたのを感じました。科学の力に感謝です。

この日、やっとコロナではなく急性扁桃炎であることが判明し、自室に籠る生活も幕を閉じました。

今回の一件を通じて

当たり前かもしれませんが、喉をやられると致命的です。飲食も会話もままならない生活は本当に辛かったです。

第三波などと言われるようにコロナが止まない時世ですから、何か体調を崩した際はメモなどに日毎の症状を記録しておくと、体調の変化を追いやすかったです。

また、扁桃炎に限った話ではありませんが、体調を崩すと予定が次々と崩れていきます。自分の場合、大事な予定が2件もダメになってしまい悔しい思いをしました。他にも、オンライン授業の課題が日々積み上がっていくことやアルバイトも全てキャンセルになってしまったことなどもありました。

体は資本と言いますが、本当にその通りだと痛感しました。

今後も体調や衛生面には気を遣いながら、私生活を充実させたいと改めて思えました。

おわりに

いかがだったでしょうか。

こんな時代ですし、早々にコロナの感染を危惧してしまう気持ちもありますが、自身の症状を考慮して適切な診療科に訪問すれば、思いの外、回復は早いこともあると思います。

「コロナにかかるようなことをした覚えがない」、「熱は落ち着いてきたし味覚もあるけど、喉だけは物凄く痛い」のような症状がある方は自分と同じようなケースかもしれませんから、耳鼻咽喉科での診察も検討してみても良いかもしれません。

コロナには感染していないものの、コロナ関連の記事を書くことに少し抵抗がありましたが(無責任な発言をしてしまっていないか不安であるため)、自身の体験の共有が何か参考になればと思い、今回記事にさせて頂きました。

こういった記事を書くことに不慣れであるため、ご指摘等がございましたら、ぜひお伝え頂ければと思います。

※本内容はあくまで個人の体験談であるため、本記事の内容により何らかの被害を被ったとしても、一切の責任を負いかねます。


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