みこにこ

大人猫を保護した記録や日記を綴っていこうと思っています

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最近の記事

同居猫の“シャー”は、黒缶の香り

同居猫は、大変臆病だ。 縁に手をかけたままよそ見をしたせいでひっくり返ってきたベッドから逃げ、そのまま一週間くらい部屋の角に引きこもった。 出てきているのに気付かない人間が、うっかり声をかけずに部屋に入ってしまった時もシャーと言って、一週間くらい引きこもった。 理由がわからないけど引きこもってた時もある。夜中に急にキョロキョロしだして慌てて隠れた姿がカメラに残っていたので、物音か何か、寝ている人間が気付かない事があったのだろうとは思うが…。 朝ごはんを持って行く時だけ

    • 猫の毛づくろいは人間の入浴時間より長い

      仕事に追われて記録できていなかったが、猫との距離は少しずつ詰まってきていた。昨日までは。 まず猫は、ごはんを残さなくなった。 最初は全然食べなかったごはんをだんだん食べるようになった。好きなごはんもわかってきた。ちょっと残しちゃんと呼ぶほど毎回ほんの少しだけ残していたごはんを、全部きれいに食べるようにもなった。 おかげで毎日ごはん量の計算が楽になったし、排泄の回数も安定した。日々トイレの回数を記録をしているメモを眺めては、不安定だったはじめの頃を思い出し、ここまで来たかと感

      • 同居猫の写真はあまり無い

        同居猫は、いつも私に怯えていた。 いや、“私に”だと自分で書いて自分で傷付いたので、“人間に”としておこうかな。 同居猫は、いつも人間に怯えていた。 通いだった頃、朝晩必ずやって来ては窓を開ける前からニャゥーニャゥーーーーーンとごはんの催促をしていた猫とは思えないほど、ベッドの角に顔を隠して、私はここにいませんよとでも言うかのように静かにやり過ごしている。 たまに目が合えば、耳をぺたんと倒し黒目をまんまるにした、絵に描いたような怯えた顔で私を見ていた。 家に入れて最初は

        • 大人の野良猫を飼う

          今まで猫に嫌われる事なく生きてきた。 小学生の頃一緒に暮らす事になった初めての猫は、出会い頭に家に入れろ入れろ入れろ入れろと鳴きながら足元をぐるぐる回っていた。当然、家に入れた瞬間から仲良くしてもらった。 高校卒業後隣県でひとり暮らしを始めたのだが、家を出た後に実家にやって来た猫たちにも、友達の家の猫にも猫カフェの猫にも、嫌われた事は無かった。すぐに仲良くなれた。 なのに、今同居している猫には滅茶苦茶に嫌われている。今世界で一番私を嫌っている存在だと思う。そもそもの前提として

        同居猫の“シャー”は、黒缶の香り