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時代は大きな渦の中に…

毎日勉強、お仕事それぞれに自分のミッションを遂行中のみなさん
日々の暮らしはいかがでしょうか?

かく言う私も、日々認知症高齢者との日々の関りで様々なことを学ばされています。

昨日から ”働く”
についてつぶやきました。

日本の平均寿命は世界一!これはみなさんが知っているところですね。
さて健康寿命は如何かというと?

こちらの記事を見つけまして、これを読むとなるほど変わりやすくなっていましたので、興味のある方はどうぞご覧ください。


こちらについては、WHOのページです。様々健康に関するデーターが載っております。ページの存在は以前より知っていましたが、論文を書く学生さんや研究者の方や余程この分野に興味ある方以外は読むことは無いと思います。
(私もその一人です😅)

そんなわけで今回は”働くについて”もうちょい掘り下げます。

その表情にその人がらは現れる

改めて今回紹介した双子のばっちゃん


大阪南船場の食堂。双子の姉妹が切り盛りする十代橘。88歳になったいまも現役バリバリ。店には今も行列ができていた。40年以上も地元で愛されている十代橘。人気の秘密は手作りのお惣菜。毎朝4時から料理をつくる双子姉妹。お惣菜は20種類以上。人気なのはおまかせ定食。料理はもちろん看板娘に会いに来るという熱烈なファンもいる。
双子姉妹は1933年に大阪がで生まれるがすぐに引き離されてしまった。
当時双子は縁起が悪いとされていた。2人が双子の姉妹だと知ったのは20歳の時。その後、それぞれ幸せに暮らしていたが、40年ほど前に姉の夫の会社が倒産。
さらにその後、妹の夫の会社も倒産。数千万円の借金があり、身を粉にして働く。するとわずか8年で借金を返済。姉はがんの手術で3回も入院したが無事に回復。店主の息子は2人はこの店にとって宝とのこと。

この動画を観て第一印象は
”ええ顔しているなー”
でした。

人によっては捉え方は様々だと思います。
そんな高齢になってもまだ働く
定年退職が無い働き方すばらしい
好きなことが仕事になって幸せ
もう辞めてしまえ など…

私はただ単純にすごーいでした。
上記のプロフから読んでも、きっとこの世代の方なら戦争体験、戦後それまでの価値観が一変する中、日本が高度成長化の中やりがいを持っていた人今より多かったのかと想像します。

きっかけは夫の借金返済。借りたものを返さなければならず、考えたのが飲食店の経営。食事は生きる上で必要なことです。そこにフォーカスして始められたのかと思います。

現状の日本は言うまでも無く、盛り上がっている業種有れば、大変な業種も有ります。こと飲食店は特に大変です。

これまでの常識が通じなくなっている訳で、考え方の転換はどの業種から見ても目まぐるしいさを感じます。

さて、生きることは楽しいことばかりではなく、どちらかと言うと
辛い
厳しい
大変
辞めたい
など…
の方が多いのかと感じます。
それだけ生きずらい社会で過ごしているのかと。

働いている時の表情でその人が取り組んでいる仕事の真剣さや、打ち込んでいる度合いが推し量れるのかと感じます。
彼女らは本当に笑顔でした。それもTVの撮影だとかそんなことはお構いなしで、自分の仕事に対する真摯な取り組みが汲み取れました。

私はどうだろうか?
と、自問します。これは本人は分からないですね。
調子いいこと喋っている時😏とか、入居者が不穏時
(精神状態が定まらず混乱しているような状態 ドラクエ風に言えばバーサック状態🙄)は、きっとやれやれな表情😆などどんなんでしょうか!


働くの意味は…?

インタビューの中で、
ばっちゃん:「借金だー!とにかくお金を返すことだけ考えて働いたよー
それから2人で休むことなく働き続け、借金の完済をしてそれからは
お金ーいらないよ!みんなに世話になったからー今度は恩返しだー
とその後も働き続ける。

朝4時から仕込みに始まり開店。その後の店での調理や接客。オフィス街にある小料理屋は行列の出来るお店へとなっていく。

今は息子さんの他、ばっちゃんらを支えるスタッフがいる中で働いています。

定年退職が60歳から65歳へと移行する中、更に段階的に70歳やそれこそ定年制度を撤廃する企業が今後出てきます。団塊の世代が完全に後期高齢者に移行するのが、2025年にピークになります。(あと4年)
少子高齢社会の中で年金・医療財政を考える中で、国としては、年金、医療費支給の抑制に躍起であり、このことからも年金支給開始年齢を段階的に上げています。

”生涯現役”の社会構築

聴こえは良いが、年を取ればそれぞれに様々な事情が出てきます。
その頃になれば長年酷使した身体には持病の一つや二つは有るでしょう。
まだ住宅ローンの完済が済んでいない。
晩婚化によるライフサイクルの変化より
60代はまだ子供の就学期間につき教育費がかさむことや、更には個人によっては子供のニート問題、親世代の介護問題など。

今の年金支給について
現在の国民年金満額支給額は、約6万5,000円×12ヶ月=約78万円/年です。 20〜60歳までの加入期間480ヶ月のうち、自身が実際に加入した月数に応じて計算します。

これにサラリーマンなら厚生年金の支給が有ります。
支給額の平均月額は145,865円
(平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況より)

合算すると2,530,380円/年 
210,865円/月

となります。これに妻が居れば妻の年金や各種加算などが加味されていきます。これでも足りないと既にこの世代からの話が聞かれています。
(これ以降の世代はどうなる?😨😭)
また、自営業やフリーランス、非正規労働者などや生活保護自給世帯など、日本はバブル経済崩壊後の30年それ以降は、いわゆる、格差社会は肌感覚的にもなっています。

金銭的な不安が有るのであれば、悠々自適なリタイアライフなど夢のまた夢で、年を取っても仕方なく働く訳ですね。


今の60歳代から70歳前半位の世代は、実感としてこれまでの高齢者イメージは微塵も無いです。
何故かと言うと、周りで今なお現役で働いているから。無論フルタイムの人もいれば、パートタイムで有ったりそれぞれの働き方です。

そんなことが現実問題として有るため、年金支給額の不足分をこれまで勤めていた会社などで、定年退職後パートや嘱託契約で働く。そんなマイナス的なイメージがこのご時世を見ると自然と私の頭の中にはびこります。
(これまでは今で言うFIRE=Financial Independence, Retire Earlyを夢見ていましたが、それはある程度資産を作り蓄えがある人だけの特権。とても凡人レベルな私には高嶺の花です😯)


しかしです、この二人を観て思ったのが、しょせんお金に振り回される人生なら、マイナスなことと捉えるのではなく、これまで社会や沢山の人達に支えられた来たのだから、残りの人生”社会などへの還元”に繋がる行動、自分が出来る範囲で働くことが目標になりました。

これは私が今年齢が51歳で有ること。定年が65歳としたらあと14年。
更に仮に健康寿命を74歳前後とした時、残り23年を見据えた時に自然と思えたことです。

14年にしろ、23年にしろ、これまでの人生ではそんなことすら考えていなかったのが、今冷静に考えるこの数字は残酷か、いや、現前とあるもの。
今後どれだけ生きていられるかは分かりませんが、命が尽きるその日までのカウントダウンです。


まとめ

人生100年時代と言われる中、今はコロナ禍。
短期的には失業や転職、再就職などから、これまで培ってきた自分の仕事から、畑違いの新しい仕事になったり、積み上げたキャリア、経験が否定されたり、個人の存在すら危うくなるような評価が平然と行われ、これまでの仕事の在り方や、価値観が大きく変わる時代です。

そんな中、”個人の資質や生きていく力が試されている”のかと思います。

絶対安泰な仕事は無く、それはAI、IOT化などがもたらすテクノロジーの進歩から、これまで人が担ってきた分野の自動化、最適化が労働環境を劇的に変えていくことからも容易に想像出来ます。

これからの時代は機械が出来ないこと、人間は独創性がもたらす分野に働くことがシフトしていくのだと思います。
そんな時代ですが、今回紹介した双子のばっちゃんの様な生き方もまた、細々だけど生き残っていくのかと希望を持って考えていました。😄

今回はここまで。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

それでは次の記事で会いましょう。







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