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Ep.A マネージャーさんと、先輩と。


余談。

落ち着いて客観的に振り返ってみると、
わたしが彼を振り回した日々、と捉えられなくもない。

わたしもわたしで無茶苦茶な選択をしてしまったのかもしれない。

でも、早い段階で引き返せなかったのも、結婚することに前向きになれなかったのも、わたしの中での一番の要因は【事務所に迷惑かけたくない】ってことがあって。

実際に、本当に連絡がいくことはなかったんだけど万が一があると怖いのでマネージャーさんにはちゃんと話そうと思って。
(実は報酬払ってもらってない分があるんだけどもうそれは諦めた)

じつは・・・
あのときのオーディションの人と・・・
こういう流れで一緒にいて・・・
こういうことがありまして・・・・・・・

そしたら、マネージャーさん。

だからほら、やめとけって言ったじゃん

すいません\(^o^)/

最初の最初、オーディションの話してごはん誘われましたって報告したとき、
「こういうのかっこよくもなんともないからね。ホームページ見る限り一般の人だから。やめときなよ。」
って言われて、

いや行きませんよwwwwww
とか笑っていた自分を殴り飛ばしてやりたい。
まんまとネコさまに釣られた自分を蹴り飛ばしてやりたい。

パンツで逃げ出した話まで笑い話として報告。

このマネージャーさん、誰もが知るレジェンドの担当でもあるから、その人のストーカーとかと対峙したこともあるらしく、ある程度の話は笑って聞いてくれる。

でもここまでの話は久しぶりに聞いたわ

ごめんなちゃい\(^o^)/

「事務所事務所って言ってくる奴はなにもしてこないから大丈夫。万が一事務所に来ても俺が返り討ちにするから。その程度のこと事務所には何も影響ないから、すっぱり切っちゃっていいよ。」

ほんとに…いい人に拾ってもらった…
ありがとうございます…一生ついていきますぅぅ…

あとは、人を見る目を養いなさい

あい…。



事務所の大先輩がごはん誘ってくれて、激やせしたわたしを見て心配してくださったので、一連のお話をする。

「本当にそれでその人が死んじゃっても、りとのせいじゃないから」
「自分のエネルギーは、自分を幸せにしてあげるために使いなさい」
「これからもずっと、誰かの顔色伺いながら生きていかなきゃいけなくなるよ」

ただ、自分にも少なからず責任があると思うから、責任とって結婚しようかとも考えています…と話すと

「本当に結婚したいときって、こんなふうに誰かに相談しないでやっちゃうものだと思うよ」
その人との子供、ほしい?

これがすごい響いた。

家の中でも外でもおかまいなしに怒鳴り散らす父親の元で育ったから、もともと【家族】とか【結婚】とかにまったく魅力を感じない自分。

タイプは全然違うけど、瞬間湯沸かし器の彼はどこか父親の怒声を思い出させるところがあって。それも含めて無理だなって思ってた。

漠然と無理だな、って思ってたところに、この言葉は重かった。

どう考えてもこの人と家庭を作るのは無理。

いや、無理でしょ!

付き合ってみたけど、やっぱ無理だねってなって、
お別れしましょ、ってだけなのに!

なんでこんなにごちゃごちゃした!!?

ただそれだけじゃん!
なにを必要以上に重苦しく考えてたんだわたし~~~!!!
目をさませ~~~~~~!!!!!!
べつに結婚したいわけでもないんだし〜〜〜〜!!!

もう事務所問題解決したから!!
しあわせに生きていこう!!!!!!


やっぱり、相談って大事。
そして相談にのってくれる人がいることに心から感謝。


逃げ出して大阪帰ったとき、大事な友人たちにも少し話して。
わたしは笑い話として話したかったんだけど、みんなひとつも笑わずに真剣にきいてくれて、
「やっぱり、りとちゃんの夢を応援してくれる人がいいよなあ」
って言ってくれて、

泣きそうになったよ。
帰ってから泣いたよ。




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