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死の商人と自由な石工達の繋がり 前編

ロスチャイルド家の事を戦争屋と言いましたが、では、この戦争屋とアメリカ国章やフランス革命に記されている三角形🔺と目👁が一体どういう関係なのか。

フリーメイソンと言うのは「自由な石工達」と言う意味で、初期は石で巨大な建造物を作ったりしていた。

現在のように強固な建材や道具がなかった中世ヨーロッパ時代、教会の大聖堂や修道院、宮殿の建築や増改築は、数十年、時には数百年の年月を要する大事業であり、当時の石工というのは、建築学や天文学、芸術に秀でたエリートだった。市民と同じ扱いは受けず、税もなかった。その石工達が権力や地位を守る為に合言葉等を使っていた事から"秘密"色が強くなっていった。

メンバー同士は互いに助け合わなくてはならない、掟を破ると死の制裁すらあり得るという、厳しい秘密の集団へと成長していったのである。

建築事業が行われるに従い次々とロッヂ(集会所)を構え、秘密組織はヨーロッパ中へと広がっていく。

しかし、時代の変化とともに石工職人達の技術は特別なものではなくなっていき、17世紀頃になるとロッジは存続の危機を迎えた。

そこで彼らは当時の貴族達の間でカバラ(中世ユダヤ教の神秘思想)やヘルメス主義(エジプトの秘教)、錬金術が流行していた事に目をつけ、秘密主義集団として貴族や一般有識者の勧誘を積極的に行い、秘密と神秘が混在したカオスなキメラとして生き残ったのである。

この道中で出てくるのがアダム・ヴァイスハウプト。
噂に名高い「イルミナティ」の創始者である。

フリーメイソンが「我々は友愛団体」などと言っているのは、イルミナティとフリーメイソンは関係がなく、悪魔崇拝を行っているのはイルミナティである。と言いたいのだ。

そんな事はない、イルミナティの創始者アダム・ヴァイスハウプトはフリーメイソンのメンバーだった作家のアドルフ・フォン・クニッゲ男爵と親交があり、男爵をイルミナティに迎え入れ、最高位の戦士名を授けていた。
男爵も彼の期待に応え、結社の階位を13に改めるなど、儀礼システムを改革している。さらに自身の人脈を利用し、貴族や政治家、高級官僚、学者、軍人と多くの有力者をイルミナティに招き入れている。

その後ヴァイスハウプトはフリーメイソンに入団。メイソンの内部に潜伏する事によって、イルミナティの拡大を謀ったのだ。

そして、このイルミナティに資金提供をしたのがロスチャイルド家である。



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