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本当に音楽の趣向で人の性格が計れるのか調べてみたら、半分正解だったけど、結局は占いの域を脱しなかった

今回は、エッセイに初挑戦してみます。
エッセイを書いてみるに当たり、書き方も色々と調べてみたのですが、型など何がいいのか(エッセイらしいのか)結局よくわからず、、
私の考えていることが少しでも伝わればいいなと思いながら、書いてみることにしました

テーマは『”音楽の趣向=その人の本当の性格”なのか』です。

このテーマにしたキッカケ

このテーマにしたキッカケは、職場の社員の中に
見た目だけで勝手にカテゴライズして、それと違う発言をしたからって、勝手に落ち込んでいた社員(以下、Bさんと呼びます。)がいたからです🙋‍♀️

この4月は、入社式や入学式など新しい出会いの時期でもあるかと思います。
私の職場でも、つい先日新入職員歓迎会がありました。
歓迎会と言えば、もはや鉄板行事だとは思いますが、新入社員たちの自己紹介がありました。
自己紹介の項目と言えば、名前、生年月日から始まり、出身地、、と続き、
そして、これも鉄板でしょう、『趣味』の話!
初対面の人、ましてや仕事繋がりの人に、自分のコアな趣味を披露する人なんて、ごく少数だと思っています。
大体は当たり障りのない趣味として、映画鑑賞だったり、音楽鑑賞、スポーツとかを伝えるのではないでしょうか🤔
まあ、例に違わず、今回の自己紹介もそんな感じでした。

1人目、2人目と自己紹介が進んでいき、3人目。
新入社員のA子ちゃんが趣味の話で、学生時代からの推しだというロックバンドを紹介していた時に、
ふとBさんが「A子ちゃんってそういうバンド聴くんだね、なんかギャップだなー」とつぶやいたのです。

確かに、A子ちゃんは大人しく可愛らしい見た目で、どちらかというとaikoとか、あいみょんとか好きそうなイメージ。
でも、そんな彼女が学生の頃から好きだと話していたのは、それとは対極にありそうな、ちょっと激しめの洋ロックでした。

確かにギャップ!(良い意味で)
私もそのバンドに最近ハマり始めていたので、勝手に親近感を抱きました笑
ただ、これを残念そうに「ギャップだ」とつぶやいた、Bさんは何様なんだとも思ったわけです。

『カテゴリー分け』は人間の本質らしい

でも、考えてみると、人って何だかんだ、物や人を『カテゴリー分け』しますよね🤔

京都大学人文科学研究所 竹沢泰子 教授によると、分類するのは人間の普遍的な本質とのこと。
脳の中には、日々大量に情報が入ってくるため、その情報を効率よく、出し入れするために、情報を分類して整理しておく必要があるそうです。

でも、その『カテゴリー』自体は、自分が勝手に意味づけ(形成)したものも多いようです。
人や性格(男らしさ・女らしさなど)などといった科学的根拠のない(定義しにくい)モノに関しては特に。

と言うことは、人の見た目で『可愛らしいものが好き』とか『かっこいい曲は聴かない』と判断するのは、勝手に作り上げたただの偏見!!

『音楽の趣向=性格』って本当?

ここで本題に入ります。
『音楽の趣向と性格』の関係はどうなのでしょう。
やっぱり、勝手に意味付けされた『カテゴリー分け』なのでしょうか🤔?

ただ、ちょっと調べてみたところ、性格特性によって好みの音楽の傾向は分かれるようです。

以下は、調査対象がヤングアダルト層に限られたもののようで、全世代に共通するとは言いにくいですが、

興味深いことに、ある人物の音楽の好みから推定しやすい特性と、そうでない特性があることがわかりました。
例えば、新しい体験への積極性や外向性、感情の安定度は、好きな音楽からの推測がもっとも容易な特性でした。
一方、誠実さと音楽の趣味との関係ははっきりしませんでした。

LIFE HACKER|好きなジャンルで性格もわかる?「音楽と人間の研究」

意外と、音楽の趣向から性格が推測できるという調査結果に驚くとともに、
やっぱり誠実さはわからないんですね。。
ちょっぴり残念😞笑

ただ、好きな音楽からその人の性格を当てるのは、あながち間違いではないのかもしれません。
それを考えると、自己紹介では好きな音楽の系統までセットで聞くのが、その人の性格を知るにはベターですね💡

以下に、LIFE HACKERの同記事で記載されていた、
イギリスのヘリ夫・ワット大学による研究で示された好きな音楽ジャンル別の性格の特徴を紹介します。
※日本でもよく聴くようなジャンルに絞って抜粋しています。

・ジャズ好き:自己評価が高く、クリエイティブかつ外向的で、親しみやすい。
・クラシック好き:自己評価が高く、クリエイティブ。内向的だが親しみやすい。
・ラップ好き:自己評価が高く、外向的。
・ダンスミュージック好き:クリエイティブで外向的だが、穏やかとは言えないタイプ。
・ロック/ヘビーメタル好き:自己評価が低く、クリエイティブだが、努力家ではなく、外向的でもない。穏やかで親しみやすい。
・ヒット曲好き:自己評価が高く、努力家で外向的で穏やか。ただし、クリエイティブではなく、親しみやすいとは言えない。

LIFE HACKER|好きなジャンルで性格もわかる?「音楽と人間の研究」

これで言うと、私はジャズ・クラシック・ロック・ヒット曲が好き(よく聴く)ですが、決して自己評価は高くない…笑
結局、音楽の趣味だけではその人の性格なんてわからない!!

さいごに

結局、『カテゴリー分け』は、ただの『傾向分類』に過ぎない!!
音楽の趣向で、なんとなく性格の傾向は推測できるけど、占いと一緒で絶対はない!!

性格や人となりは、その人と一緒にいる中で、だんだん知っていくものなんだなと、改めて感じました。
楽して知ろうとしても、薄っぺらい関係しか築けない!
仕事でもどんどん効率化が推進されており、『カテゴリー分け』もある種、効率化の1つだと思います。
ただ、人間関係だけはどんな時代になっても、効率化は難しく、アナログによるものが1番だよなと感じました。

とは言っても、初対面で何となくでも人の性格(傾向)が知れるのは、めちゃくちゃ便利!

だからこそ、私は『カテゴリー分け』に囚われ過ぎない程度に、音楽の趣味が合ったら、「もしかしたら私と性格も似てるのかも!」と、新しい出会い作りのツールの1つくらいで、上手く利用していこうと思います!笑

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました✨

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