転職活動奮闘記④番外編〜自分のことをもっと知ろう

 こんにちは。Nekoです。6年勤めた会社をようやく退職し、9月までゆっくり過ごせる時間ができました。まとまった時間が取れずにやりたくてもなかなか手が付けられないRPGなどは今が大チャンスで、大好きなゲームを遊ぶことができて毎日を楽しく過ごしています。

 さて、今回も転職に関わる内容ではありますが、ほぼ番外編といった内容でお届けします。わたしは1ヶ月半の転職活動を通じてたくさんの気づきを得てきました。転職活動には自己分析が必要不可欠ですが、この自己分析によって自分の強みや弱みを知ることで、自分に向いている転職活動の方法や自分にマッチした職種などが自ずとわかるようになっていきました。今回の記事は、転職活動中に特に大切だと感じた自分の強みと弱みの理解についてのお話です。かなり精神論的な部分かつ自己紹介のような内容になってきますが、わたしなりにオススメの考え方などをまとめていますので興味のある人はご覧ください。

考え方ひとつで結果は変わる【長所】

●自分の長所をできるだけ多く自覚する
 「あなたの長所を教えてください。」と面接官に言われたとして、みなさんはすぐに答えを出せますか?わたしは自己肯定感が高く前向きな性格で、自分の強みに関しては理解が深い方だと思っていますが、それでもいざ長所は?と聞かれると何を話していいか迷ってしまうものです。これは面接という性質上、企業の考え方によって自分の答えを変える必要があるからだと思っています。最初は「相手によって自分の言うことをコロコロ変えるなんて」と思っていましたが、相手が求めているものが当然違いますので答えは多い方が安心なのです。自分を知るということは転職活動成功の大きな鍵です

●前向きな考え方をすればだいたいうまく行く説
 世の中にはポジティブな人とネガティブな人が存在します。今まで過ごしてきた環境がそれらを構築する要になっているかとは思いますが、何事もポジティブに考えるだけでうまくいかないと思っていたことがなんとなくトントンと進んでいくような気になるのです。うまくいかない原因が自分の恐怖心や思い込みのせいなのだとしたら、そんなにもったいない話はありません。それでは実際に、わたしの強みと、その強みが実際にどのようにして転職活動に活きたのか、仕事にどのように活かすことができるかなどをひとつずつピックアップしていきたいと思います。

・自己肯定感が高い
 今回のnoteで何度もお話している内容ですが、わたしは自分の存在には何にも代えがたい価値があると思っています。これは決して他人と比べて優れているとか、自分が優秀であるとかいう意味合いではありません。基本的に自分という人間を大切に扱っており、必要以上に卑下することがないという意味です。これには、人から存在を否定されることなく育ち、何不自由ない生活を送らせてもらえた家庭環境や、そこから生まれたお気楽で人生どうにでもなるという考え方が影響しているのだと思われますが、とにかく自分を認めてあげるということは何においても得な考え方であり、自分の中で最も好きな部分です。

⇒事実をありのままに受け入れることができる。
 
自己肯定感の高さがしっかり根付いていれば、それに伴い自分で自分を褒めてあげるための土台を作ろうと努力するので、わたしは面接の事前準備や対策をこれでもかというくらい念入りに行いました。具体的には複数の転職サイトを使った求人の見比べ、口コミサイトの登録と閲覧、SNSでの転職活動中の人たちの情報収集、面接で予測される質問と回答の整理などです。各選考ごとに自分で「やり切った」と思えるくらいしっかり対策をしていたので、たとえ選考で不採用になろうと精神的ダメージはほとんどありませんでした。何故なら自分が頑張ったという事実を何よりも尊重することができるから。「あんなに頑張ったのに何故採用してもらえないんだろう」というある種の現実逃避ではなく、「あんなに頑張ったのだからとりあえず自分お疲れ」と、事実をありのままに受け入れ面接を乗り切った自分を褒め称えます。この自分の頑張りと現実の結果を認めるという考え方こそが、次に前を向くための何よりのモチベーションとなっていることにわたしは気づいていました。もちろん転職活動中は自信のない部分や不安がたくさんありましたが、それでも自分にできることは全て行動に移していたので、心の奥底では「自分なら絶対に転職活動を成功させることができる」と考えていたのでしょう。
・ポジティブ、楽観的思考
 基本的には物事を前向きに考えるので、やらないで終わるよりはまずやってみようと考えます。そしてうまくいかないことや失敗してしまったことを引きずって落ち込んだりすることがあまりありません。「へーきへーき何とかなる」と思っていると、意外と何でも何とかなるものなのです。ちなみになかなか気分が晴れない時は、ひたすら好きな趣味に打ち込んだり一人でランチに出かけてちょっと贅沢なメニューを注文したりすることが多いです。前向きな考え方に加えて、自分の心を癒す方法を知っているのは大きな強みと言えると思います。

⇒失敗を恐れずチャレンジする力に優れている。
 
自主的に行動してみようという意欲は転職活動においても仕事においてもかなり有利になります。意欲のない人は採用されませんし、わからないことを聞かずにそのままにしておく人や失敗を引きずる人も仕事の効率を下げますので、何事も前向きに捉えられる人物は面接官に魅力を伝えられる可能性が十分にあります。わたしは、人間の明るくポジティブな性格は全ての物事を良い方向に向かわせてくれるような素敵な長所だと思っています。
・思ったことを口に出せる
 自分の気持ちにかなり正直で、自分はこう思う、自分はこうしたいという思いが明確にあります。上司だろうが部下だろうが人間である以上全員自分と対等だと思っているので(この考え方がビジネス的に好かれるものではない場合が多いという世間一般論は置いておいて)、良い意味で遠慮がなく、自分が感じたことを発信することを躊躇わない為、いつもハッキリしており基本的には裏表がありません。さらに大切な家族や友人を除き、人から嫌われることを恐れず、またそれは必然であると思っているのが、自分の意見を主張できる要因であると思います。物事をより良くしようとする姿勢を汲み取ってもらえる可能性があるほか、「この人は心の中で何を考えているかわからない」という不気味な現象が発生しづらいので、良くも悪くも見たままの姿が本心であることのほうが多く、考えていることがわかりやすいです。

⇒疑問点や改善点を発言、提案できる。
 
上下関係や他人からの評価を過度に気にしてしまう人が多い中で、自分の意見を臆せずしっかりと発信できる点はかなり他人と差別化できる強みです。人とのコミュニケーションやアイデア提案などが重要になる立ち位置で仕事をしたいと考える場合、ここをアピールできると手応えが大きく変わってくるはずです。わたしの場合も、面接官に対して自分の考えを自信を持って伝えることができたことが内定へと繋がったのだと思います。
・すぐに行動に移す
 わたしは、考えが浮かんだことは後回しにせずすぐ行動に移すことができます。日常生活の些細なことでも、ご飯を作ろうと思えばすぐに買い物に行くし、掃除をしようと思い立ったらゲームをやめて掃除を始めるのです。一見普通のように見えますがこれが苦手な人は意外と多いかと思います。家事に限らず、一度決めたことを実行する前にダラダラと意味のない隙間時間を作ってしまうのはあまり効率が良くないですよね。仕事の場では特にこの考え方が必要になると思います。わたしがこれをできるようになったのは、小さい頃飼っていたハムスターと遊んでいる際に父親に呼ばれ、返事だけしてそのままハムスターと遊んでいたら父親に怒られて怖かったからです。

⇒行動力、積極性に優れている。
 面接という場の話だけをすると、この行動力や積極性が見出せない人というのはほぼ採用されないに等しいのですが…この長所を、どのようにして表現するかが重要になってきます。上記では日常生活をベースに具体例を挙げましたが、面接では仕事上での功績や努力を伝えた方が面接官がイメージしやすく好感を持たれる傾向にあるので、例えばわたしの場合、「わたしの長所は行動力に優れていることです。前職ではご来店いただいたお客様のお困りごとに対していつでもサポートできるように、ご来店に気がついたらすぐにご挨拶に伺うようにしていました。その結果お客様に存在に気付いていただき、必要な時にはすぐにお声がけいただける体制が整い、お買い物をしやすい環境作りに貢献できました」というような感じで伝えます。しかし実際はというと、わたしは一部の入店即接客を嫌がるお客様からの圧と声をかけなければいけない店内の空気の圧との板挟みが嫌で辞めたんですけどね!物は言いようです。嘘は言っていませんのでこれでいいのです。
・継続力、粘り強さがある
 
一度始めたら長く続くことの方が多いです。仕事は2社経験してどちらも6年続き、辞めたくなるほど嫌なことも数えきれないほどありましたが、実際は辞めざるを得ない状況に追い込まれるまで辞めることはありませんでした。趣味のカメラは専門学校に入学した年に購入し、外出や旅行の度に写真を撮り続けて今年で8年になります。

⇒ひとつのことに集中してコツコツ取り組める。
 
仕事における集中力をアピールしたい場合にはこの長所を取り入れられると思います。悪い例として、わたしは転職活動初期、勤続年数は仕事を飽きずにきちんとこなせるという強みに繋がると思い長所として面接官に伝えていました。しかし実際のところは、勤続年数の長さは履歴書を見ればわかる範囲の長所であり、特別気になるようであれば面接官から追って詳しく質問があるはずなので、どうしてもその企業に必要な情報でない限りは自分から言う必要はないのです。履歴書と内容が重なる長所は、言い方を工夫しないとあまり響かない可能性があるので、他に伝えるべき長所がないかどうか自己チェックをしてみましょう。
・誇れる趣味、特技がある
 あくまで趣味の範囲にはなりますが自分が自信を持って言える趣味や特技があるというのは、ふとした会話や自分の価値をより高めるきっかけになるのでとても良いことだと思います。接客業ではひょんなことからお客様と自分の趣味について話すことがあるかもしれません。先程触れたカメラは特に美的センスを磨く意味でも、気分転換に心を癒す意味でもわたしの中では欠かせないコンテンツとなっています。

⇒経験値や話の引き出しが多い。
 
自分の得意分野や知っていることがあると、人に話せることが増えます。お客様との会話、従業員との会話、どんな仕事においてもコミュニケーションは対人の関係性を円滑にするために重要なツールですので、これは多ければ多いほど得です。わたしは自分の興味のある分野しか知識を持たないタイプなので、決して博識ではないですが、ふと話を振られた時や、何か他愛のない会話がしたい時などには旅行の話を振り、そこから趣味のカメラの話に発展させるような体制が整っているので、この趣味には日頃からとても助けられています。相手は聞いていないだろうけど、オススメの観光地やお店を教えてあげるだけで時間が稼げるし、運が良ければ相手が食いついてきて仲良くなる可能性もあります。いや〜、得だ。笑

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⇧旅行先で撮った自慢の写真のほんの一部です。

 さて、長くなりましたが、実際に思いつく限りの自分の長所を上げてみました。わたしはなかなかハッピーな性格をしていると思うので、自分の長所が生きていく上での得なことばかりのようにお話しましたが、その発想はなかった!という人の参考になれば幸いです。面接の事前準備の際には、これらの強みをどの場面でどのようにフル活用していくかを自分の中で整理することが大切です。そして、どのように応募企業での仕事に活かすのかを自分の経験に基づいて考えておくのです。自分に長所なんてない!という謙虚な人もいるかと思いますが、そもそもその謙虚な姿勢がわたしにはない素敵な長所であり、長所がない人なんていません。自分で思いつかない場合は親しい人もしくは転職エージェントに聞いてみましょう。

物は言いよう【短所】


●アピールに使えそうな自分の短所を見つける

 続いて短所です。面接では、自分の弱みにのまれたネガティブな回答になってしまわないように、強みと表裏一体の回答を用意する必要があります。何度も言うようですが、自己アピールとは何事も言い方次第なのです。短所には、長所とも言い換えられる部分と、本当に短所としか言いようがない部分との2通りがあり、実際に面接で使うのは前者になりますが、わたしを例にいくつか紹介したいと思います。

・自己主張が激しい
 
自分の意見をはっきりと持っており、なおかつ思ったことは何でも口に出さないとモヤモヤしてしまうタイプなので、矛盾や間違いは上司であろうとはっきり指摘しますし、理屈と感情をそのままに長々と話してしまうこともあり、見る人が見れば協調性に欠けると思われる部分かなと自覚しています。他人の意見に対して全く聞く耳を持たないわけではありませんが、自分なりの正しさを論理立ててしまっているので、あまりにも常識から外れた言動をする人には心を広く持てないことが多いです。主張が激しいという言い方はダイレクトに短所と捉えられやすいので、実際に面接で使う際には正義感が強いなどという言い回しをするといいと思います。

⇔積極的に発言できる
 
この項目を長所に言い換えると、このようになります。意思を持って発言ができるということ自体が大きな武器になり得ますので、押しが強すぎるという部分も自覚しつつ、面接ではあまり悪いように主張しすぎないようにバランスをとりましょう。
・楽観的すぎる
 自分の軸をしっかり持っている一方で、どこか適当にゆるく生きている節があるので、例えば後輩に「Nekoさん、これちょっと困った案件で、どうしたらいいですか?」と聞かれれば、恐らくわたしなら「そんくらいへーきっしょ」ないし「やばくね?まあ死にゃしないよ」くらいに返してしまうのです。わたしにとって仕事は人生の一部にすぎず、仕事で失敗したからと言ってわたしの楽しい人生に躓いてしまうわけではないのですが、責任を問われると耳が痛いので、この考え方に関しては今後は慎重に時と場合をわきまえる必要がありそうです。

⇔あまり深刻に考えずメンタルに影響が少ない
 
基本は悩みを引きずらないタイプなので、自分はどうしてこんなに仕事ができないんだろうなどと落ち込んで業務に支障が出ることはほとんどありません。しかし、前職に入社したての頃は、研修で習った内容を実践できる現場がなく半人前以下から成長できる環境が全くなかったこと、そして一緒に働く人で親しみを持って接することができるタイプの人がいなかったこともあり、さすがのわたしでもかなり足手まといや孤独感を感じました。働く環境(人間関係)はここに大きく影響するので、はじめのうちからどれだけ周りの仕事を吸収しつつ人と信頼関係を築けるかが勝負です。
・得意なことしか伸ばそうとしない
 わたしの人生の目標としてはいかにストレスを感じないかという事を掲げています。そして自分に足りない何かを補うために実際に行動するかどうかは、自分がそれがなくて困るかどうか、そして他人に迷惑をかけないかどうかで判断しています。選考の適性検査に受からないことがわかった時に数学を勉強しようとし直さなかったのも、適性検査を受けないという前提があれば今回を乗り切ることができ、その後の人生にも別段なくても影響しないと判断した為です。今までの社会人生活10年強を含めた人生28年間で数学が苦手で躓くことのない日々を送ることができたという事は、これからもそういう道を選ぶことができると考えていて、避けて通ることができる道が必ずあるから、それを探すことに全力になります。わたし個人的にはこのスタンスはできる限りのストレスをなくしたい自分には合っていると思いますが、甘ったれた考えだと思う人もいるかもしれないので、短所として挙げておきます。

⇔好きなこと、必要なことはとことん追求できる
 
とんでもなく怠惰に見えることを書きましたが、それには理由があり、自分が身を置くと決めた道では必要な知識の習得や前向きに向き合う姿勢を欠かさないからです。自慢のようになってしまいますが、自動車免許取得の際には別段車が好きでもなければ興味もありませんでしたが、その勉強を毎日必死になって自主的に行い、筆記テストと実技テスト共に満点で合格することができました。自動車免許は自分にとって必要だと思ったからです。その後も免許があって助かった!と思う場面は数え切れないほどあり、大袈裟ですがその度に努力が報われたのだと感じて嬉しくなります。得意不得意は誰にでも存在し、自分が何かをできないことや知らないことは恥ずかしいことと考えたり、苦手を克服したいと考えるタイプの人もいるでしょうが、わたしはそうではなく、自分の決めた道の上で必要なものとそうでないものを振り分け、必要な方向に進もうとします。苦手を避けた分自分の選んだ道ではしっかり力を発揮できるように努力をしていると言い切れますので、この生き方は今後も貫かせてほしいと思います。
・遅刻癖がある
⇒完全に短所!面接で話してはダメ
 
わたしは遅刻癖がある自覚があります。ちょうどいい時間に現地に着くということが苦手です。仕事、友人との待ち合わせ、いずれにしてもこの時間の電車に乗れば現地に約束した時間に着くというギリギリの電車をチョイスし、準備に思いのほか時間がかかった結果その電車に乗り遅れるのです。この時間に家を出れば平気だろうと自分で逆算して設定する時間があるのですが、そもそもその設定時間も遅く、さらに家を出る時間は必ずその時間を超えてしまいます(最近は早めに現地に着きカフェに入るなどして対策、改善傾向)。酷い時には家から徒歩1分の職場への出勤に遅刻したこともありました。常に時間に追われていて余裕がないのは完全に自分の落ち度であり、弁解のしようがありませんので、真実だからと言ってこういった短所を面接で話さないようにしましょう

 長所がない人はいないとお話しましたが、反対に短所がない人もいません。自分の短所に対する理解を深め、全てが悪い部分になってしまわないようにうまく付き合っていく必要があります。面接も同じで、短所を聞かれた際には自分を良く見せようとするのではなく、相手に伝えても差し支えのない長所とも取れる短所を伝え、プラスで心がけている改善方法などを話せば良いのです。


おわりに


 今回の記事で、note『転職編』の更新は終了です。みなさんはこの転職noteを見て、わたしにどのような印象を抱きましたか?旦那さんと友人からは、「いつもは脳死なのに、実はちゃんといろいろ考えてるんだって驚いた。本を読もうとしないのに何故か読める文章が書けていてすごい。」と言われました。褒め言葉で良いんですね?

 わたしはよくSNS上の友人からは「明るい人」だと言われ、実際に旦那さんや友人と話したり遊ぶ際の自分はおちゃらけてふざけたことばかり言っています。しかし実際は職場では大人しく淡々と仕事をするタイプですし、親の前ではなんとなく感情を出すことが恥ずかしくわざとクールに振る舞ったりしていて、一貫性がありません。つまり自分でも自分がわからなくなること自体はよくあるのです。ただし、根っこの部分である芯が強く、曲がったことが嫌いで、好きなものに一直線であるという性格は全ての自分に共通していますので、ここがブレない自分でいたいなと思っています。みなさんも、転職をしようとしている人はもちろん、その他の人も、是非この機会に自分とはどういう人間なのか?自分の良いところをどのように人生に活かせるだろう?ということを見つめ直してみてください。きっと新たな良い発見があるはずです。

 それでは、長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。頑張る人に幸あれ!

Neko








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