見出し画像

言葉の花束-アキの詩集No.121



1.「夕映えの飛行機雲」

夕映えの中に

すっと伸びていく

飛行機雲

希望を乗せて

明るい未来に向かって

進んでいくような

イメージが浮かぶね

綺麗な光景

何だか

生きる力が湧いてくる

夕映えの

飛行機雲を励みに

これから先も

起こることに

胸をときめかせながら

生きていきたいと思ったよ


2.「大切な人」

側にいたら
鬱陶しくて

つい
小言を言いたくなる
けれど

離れていると
何となく気になって

ちょっぴり
寂しくなる

そういう人が
実は
あなたにとって
凄く大切な人なんだと

気付いたときの
気恥ずかしさと言ったら
ないよね


3.「日常を楽しむ」

漫画や
映画の中の
非日常よりも

日常の中に
ささやかな幸せを感じ

喜びを
一つ一つ重ね
積み上げていくことで

幸せに満ち足りた
人生を築きたい

地に足をつけて

日常を如何に
存分に味わい尽くし
生きていくか

それを極めれば

劇的な人生を
送れなくても

十分
心を満たすことが出来る


4.「生きる強さとは」

いくら
強くなっても

苦しみも
痛みも
なくならなかった

本当に
大事なのは
強くなることじゃない

強くなることを
目的にしたら
果てがない

弱くても
生きること

弱みを受け入れ
弱りながらも
上手く付き合っていくこと

生きる強さとは
そういうことなんだと思う


5.「弓を引く」

自分の
望む現実に

狙いを
定めて

弓を
引く

気持ちを
望む現実に
焦点を合わせて

気を引き締め
ぐっと力を入れ

かと言って
力み過ぎず

程良い
力加減で

的を目掛けて
弓を
引けば

自然と
望む現実を
引き寄せられる


6.「夏と秋の変わり目」

暑さが
未だに
残る時節

蝉時雨も
相変わらず
衰えることを知らず

だが

ふと
外を見れば

赤とんぼが
ちらほら
飛び交っている

秋は
目に見えなくても

その兆しを
ちゃんと受け取り

秋を知らせる
ものがいる

知らず知らずの内
こうして
季節は移ろい
変わってゆくのだろう

夏を惜しみつつ

秋の訪れを
心待ちにする

今は
そういう時を
楽しもう


7.「いつまでも続けばいいのに」

話してしまった

愛しの
彼と

あぁ
この時間

いつまでも
続けばいいのに

何て
思っても

上手く
話を続けられなくて

その場を
去ってしまった

自分の
不甲斐なさを憎む

会話は
途切れてしまっても

私の
頭の中で

繰り返し
リピートし続け

きゅんきゅん
してやるんだから


8.「共感の注意点」

他人の
痛み苦しみを

共に感じて
汲み取る

それは
優しさに見えるけれど

一緒に
味わって
何も出来なくなるなら

やらない方が
良い

自己満足で
共感するだけは

ある意味
偽善かもしれない

境界線を引き
呑まれない距離で

寄り添って
出来ることをする

他人に
優しくするなら

そういった
冷静さは
あった方が良い


9.「優しい色」

空の青さ
雲の白さ

草木の緑
花の鮮やかな色

土の色に
稲穂の黄金色

お日様の光に
日陰の色

自然の色は
こんなにも
優しくて

いつ見ても
私の心を
癒してくれる


10.「メロディー」

講義を受けて

うとうとするのを
必死にこらえ

ふと
外に意識を
向ければ

吹奏楽や
合唱の
メロディーが
聞こえてきて

講義
そっちのけで

メロディーに
聞き入ってしまったよ

あまり
上手とは言えない
演奏だったけれど

聞き心地の良い

心に響く
メロディーだった

素敵なメロディーを
ありがとう


11.「オフ日」

休日だからと
一日中ゴロゴロしていたら

気が付けば
夕方

常に
何かに忙しく
していなくても良い

常に
何かを楽しまなくても
良い

そういう
オフの時間を
思う存分堪能出来た

今日という日は
本当に
充実していた

何色でもない

オフという色に
染まる日も

たまにはあっても
良いよね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?